エンジンは350ps程度まで引き上げられる可能性も
7月に公開されたホンダの新型「シビック タイプR」。現行の11代目「シビック」をベースにした新型は、先代までのガンダムチックなデザインから軌道修正を図り、流麗なエクステリアを身につけての登場。もちろん、肝心要の運動性能はさらに上のレベルへ到達しており、既に4月にはプロトタイプが鈴鹿サーキットのFF車最速ラップを更新している。今回は、9月に発売が予定されるこの新型シビック タイプRについて、参考となりそうな情報をまとめてみた。
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ホンダ、新型シビックタイプR発表。“ピュアエンジン・タイプRの集大成”として速さと走りの喜びを追求
まず、新型の特徴をおさらいしておこう。現状でスペックや価格などの詳細は公表されていないものの、パワートレーンは2.0L VTECターボを搭載することが明らかになっている。排気量こそ先代と同じながら、ターボの翼形状を新設計し、ECUも変更するなど各部に改良が施された結果、出力やレスポンスが強化されたという。このことから、先代の320ps/400Nmを上回ってくるのは確実で、出力は350ps程度まで引き上げられる可能性もありそうだ。
車両価格は500万円超か
また、プラットフォームはベース車同様、先代からのキャリーオーバーが基本だが、サブフレームやサスペンションを変更して戦闘力を高めている。インテリアについてもインパネをブラックで統一して運転に集中できるコクピットとする一方、前席シートは鮮やかなレッドとしてドラマチックな室内空間を実現したとのことだ。
気になるのはお値段。参考まで、先代の最終モデルは475万2000円だったため、スペックの向上や最近の資源価格高騰を考えると、500万円の大台を超えてくる可能性は高いのではないだろうか。この値段だけ見ると「高い」とも思えてしまうが、先代の中古車価格は最安で448万円、平均で563万円となっているから、リセールも考えると、実はほとんど持ち出しなしで乗れてしまうかもしれない。むしろ、気になるのは人気爆発の中、「ホントに買えるのか」という点で、ここは少しでも早くディーラーに問い合わせたほうが良さそうだ。
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ニュル仕様とベース車の違いが大きいメガーヌR.S.
次に、ライバルとの比較について。シビック タイプRの競合車といえば、「ニュル最速FF車」の称号をめぐって長年熾烈な争いを繰り広げている「ルノー メガーヌ ルノースポール(R.S.)」が真っ先に浮かぶ。そして、現状タイトルホルダーとなっているのは2019年に7分40秒1を叩き出した「メガーヌR.S.トロフィーR」で、ホンダは新型シビック タイプRで王座奪還を目指すことになるだろう。
ならば、購入検討にあたってもメガーヌR.Sとの存在は気になるところだが、実はこの両者、パワートレーンを始めとして相当方向性が異なっている。具体的には、メガーヌR.S.のエンジンは1.8Lターボでスペックは300ps/420Nmと、トルク以外は先代タイプRよりも下。一方、メガーヌ(ベース車両)はトランスミッションに6速デュアルクラッチATを採用し、コーナリングに威力を発揮する4輪操舵システムも搭載するなど、シビック タイプRに比べハイテクを搭載した設定だった。
しかし、ニュルでタイムアタックした特別仕様のトロフィーRはデュアルクラッチATや4輪操舵を取り払い100kg以上も軽量化するなど、ベース車とはほとんど別物だった。トロフィーRは世界限定500台で販売されたため、一般ユーザーでも購入は可能だったが、ニュル仕様とベース車との違いはタイプRの方が少ない。
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ルノースポールがそこまで本気の変更を施してきたのも、タイプRのポテンシャルの高さゆえだろう。自慢のハイテクを捨ててまで軽量化するしか方法がなかったわけだ。なおタイプRの新型は、性能アップを果たしつつ、“究極の操る喜び”を標榜しており、その思想がどの程度ドライバーに伝わるものになっているのか大いに気になるところである。
中古車で値落ちが少ないのはタイプR
ちなみに、現在購入できるメガーヌR.S.のフラッグシップは、トルセンLSDを装備するなどして走行性能を高めた「トロフィー」になるが、新車価格は559万円とやや高めの設定になっている。一方で、中古車のスタート価格を見ると先代タイプRより低くなっており、値落ちがタイプRに比べて大きい可能性が考えられる。その点を踏まえると、経済的にも新型タイプRを選ぶことのメリットはありそうだ。
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みんなのコメント
330ps/420Nmという情報はディーラーの資料で確認できる。
仮にもメディアなら少しは調べろよ(苦笑
あとは着実に生産出来て、本当に希望する人達のもとに届くよう、ホンダには頑張ってほしい。
年内の生産台数や価格などもある程度ディーラーに聞けば分かる情報も出ているし、思い切って注文してしまうのも一興かと。
直近ではZの騒動もあるし、近頃は希望する車がなかなか手に入らないような印象が強くなってきて、消費者の購買意欲が削がれているような気がしているから、そこら辺はホンダに限らず全メーカーの課題なのかもしれないですね。