これぞ公道を走るF1か。アストンマーティンがハイブリッド(HV)ハイパーカー「ヴァルキリー」のオープン版となる「ヴァルキリー スパイダー」を公開した。このアストンマーティン史上最速のオープンカーは全世界85台限定で生産され、2022年下半期から顧客へのデリバリーが開始されるという。
ヴァルキリー スパイダーが搭載するのは、クーペと同じくコスワース製の6.5L V12にモーターを組み合わせて1155psを発生するHVパワートレーン。特に、単体で1014psを発生するエンジンは11000rpm以上の許容回転数を誇るF1由来の高回転型。これをオープンで楽しめるとなると、快感以外の何物でもないだろう。
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新採用のデタッチャブルトップは、カーボン製パネルにポリカーボネートのルーフウィンドウを備えており、前後のラッチでボディパネルに固定される。エクステリアにおけるクーペとの最大の違いは、ガルウイングドアが前ヒンジのディヘドラルドアへ変更されたことで、見た目のインパクトはそのままにルーフの取り外しを可能としている。
アストンマーティンによればオープントップ化による重量増はごくわずかで、クーペに比べてパフォーマンスの低下はほとんどない模様。事実、ヴァルキリー スパイダーの最高速度はオープン状態で330km/h以上、ルーフを取り付ければ350km/h以上を達成している。さらに、ボディ下部に大量のエアを取り込んでリアディフューザーへ導くヴァルキリーの特徴的なエアロダイナミクスの恩恵で、屋根を取り払ったことによる空力デバイスの追加は皆無。それでいて、240km/h時のダウンフォースは1.4トン以上に達するから、ハイスピード走行でのスタビリティはしっかり確保されている。
価格について正式なアナウンスはないが、ヴァルキリー スパイダーのスタートプライスは日本円で3億円超といわれるクーペ版をさらに上回る可能性が高い。もちろん、それでも85台が瞬時に完売することは必至だ。
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