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フォルクスワーゲン 「CO2フリー」のEV用バッテリー素材調達 製造時の環境負荷低減

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フォルクスワーゲン 「CO2フリー」のEV用バッテリー素材調達 製造時の環境負荷低減

CO2排出量と輸入依存度の低減に貢献か

フォルクスワーゲン・グループは、EV用バッテリー技術の向上を目的としたパートナーシップの一環として、2026年からセルに使用される「CO2フリー」の水酸化リチウムを調達するという契約に合意した。

<span>【画像】フォルクスワーゲンのBEV【IDシリーズを写真で見る】 全83枚</span>

バルカン・グループと5年間の契約を結び、水酸化リチウムをドイツ南西部のUpper Rhine Riftから調達する。同グループは、新技術によりCO2フリーのリチウム生産を実現し、クリーンな地熱エネルギーを利用することで、「CO2収支のマイナス」を謳っている。さらに、サプライチェーンが短いことで、原料となるリチウムの輸入依存度を下げることができるとしている。

フォルクスワーゲン・グループは、自動車生産のゼロ・エミッション化の一環として、標準化を予定しているEV用バッテリーセルに「気候変動に影響を与えないリチウム」を使用する計画だと述べている。今後10年で欧州に6つのバッテリー工場を開設し、合計で240GWhの年間生産能力を目指す。

バルカン・グループとの契約は、バッテリー技術を高めるために締結した数多くの契約の1つだ。フォルクスワーゲン・グループは、バッテリー素材を扱うユミコア社との合弁事業にも合意している。

この合弁事業は2025年に開始され、当初はフォルクスワーゲンのザルツギッター工場で年間20GWhの生産を行い、2030年までに160GWhまで増加させる予定だ。

また、フォルクスワーゲン・グループは、マサチューセッツ工科大学からスピンオフした米国の新興企業24M社にも出資している。24M社は、自動車用バッテリーの半固体ドライコーティングプロセスを研究している。

24M社は、このプロセスによって材料の使用量を削減し、生産工程も省略できると考えている。

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みんなのコメント

4件
  • この会社がエコをアピールしてももう信じることができない。
    ディーゼルゲート以降、EUと中国を中心とした唐突ななEV至上論。
    どうしても不正操作を疑ってしまう。
  • 水酸化リチウムの原料を産出するリチウム鉱山での人権問題や環境汚染問題はスルーなのですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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