楽ドラで夏を満喫！ 快適装備を駆使しながら<br>水辺の絶景スポットへGO! GO!

カーライフ・ドライブを楽しむ [2023.08.10 UP]


楽ドラで夏を満喫！ 快適装備を駆使しながら
水辺の絶景スポットへGO! GO!

今号の巻頭特集では、登場から3年程度のクルマの快適装備がもたらす『楽ドラ』について触れてきた。ここでは少し趣を変えて、そのクルマで“移動をどう楽しむか”を考えてみたい。「猛暑」という言葉が当たり前となった今、涼を求めて水辺へドライブをしてみるというのはどうだろうか？今回、その場所ならではの特長があり、さらに絶景も楽しめる水辺のスポットをピックアップしてみた。
構成・文：イーグル　写真：渡部祥勝
（掲載されている内容はグー本誌 2023年8月発売号掲載の内容です）


水辺の絶景スポットへ快適な楽ドラで向かう
　夏本番となる8月。そんな暑い季節にドライブに出かけるなら、涼しさを感じられる水辺を走ってみたい。さらに絶景を楽しめるなら、より感動的な移動を満喫できる。
　そこで、編集部が向かったのは海はもちろん、滝や渓谷など水辺にまつわる絶景スポットが点在している静岡県の伊豆半島。天気は快晴。まさに水辺が恋しくなるような陽気だ。
　今回のドライブパートナーは、2020年10月に発売されたマツダのクロスオーバーSUV、MX-30。今号の巻頭特集で取り上げられている条件（発売から3年程度）に近いモデルとなる。
　最初の目的地がある伊豆市までの所要時間は、東京都内から約2時間半。高速道路中心の道のりだが、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール（全車速追従機能付）が備わっているため、運転は快適だった。
　疲労感もほぼなく頼もしい！　という印象で取材の幕は開けた。



このクルマで出かけてきました
［マツダ］MX-30
クーペのようなフォルムと観音開きのフリースタイルドアが特徴。扱いやすい大きさでボディサイズがつかみやすい。今回はハイブリッドモデルを試乗。EVモデルも存在する。
中古車価格帯：169.9万～299.9万円
※中古車価格はグーネット 2023年7月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。


夏の暑さを吹き飛ばす快適ドライブ
水辺の爽やかさが暑さを和らげる！
夏の暑さは厳しくなる一方。少しでも涼しさを感じたいなら、水辺がうってつけ。浜辺や湖畔なら爽やかな風を感じられる。特にオススメなのが滝。風と共に水しぶきが飛んでくるため、体感温度はぐっと下がる。

3年落ちでも装備充実、ロングドライブでも楽！
試乗したMX-30もだが、3年落ちのクルマの先進装備は最新モデルと比べてもさほど引けをとらない。全車速追従型のクルーズコントロールやステアリングアシストなどを装備する車両も多く、目的地までの疲労を軽減してくれる。


海を間近に感じられる水辺の絶景なら
弓ヶ浜（静岡県・南伊豆町）
長さ1.2kmほどの弓形に弧を描く美しい海岸。水質がよく、遠浅で波も穏やかなため、カップルや家族連れでも安心して海を楽しめる。クルマで砂浜のすぐ近くまでアクセスできるので爽やかな海風を感じられる。
Data
住：静岡県賀茂郡南伊豆町湊
駐：あり ※駐車場は7月15日～8月27日まで有料（1日/2000円）
絶景＆爽快度　★★★★★






澄んだ海と抜けるような青空が気持ちいい！
雲見海岸（静岡県・松崎町）
晴れた日には駿河湾越しに美しい富士山が見られる西伊豆の海岸。透明度が高い海水のため、夏場は海水浴場として人気が高く、ダイビングスポットとしても有名だ。夕暮れ時には絶景の夕日も見られる。
Data
住：静岡県賀茂郡松崎町雲見
駐：あり ※夏季有料（1日/1000円）
絶景＆爽快度　★★★★☆



西伊豆の海は深い青やエメラルドブルーなど、いろいろな表情をみせる。

戸田（へだ）の出逢い岬から御浜海水浴場方面を望むと輝く海が南国のよう。

今回の取材では富士山はうっすらとしか見られなかったが、至るところにビュースポットが点在する。

マイナスイオンを浴びてリフレッシュする水辺の絶景なら

水量豊富な滝がもたらす涼の空間
萬城の滝（静岡県・伊豆市）
狩野川の支流、地蔵堂川の上流にある高さ20ｍ、幅6ｍの滝。しぶきがかかるほどの距離まで近づけるので、間近で滝の迫力を感じられる。意外と知られていないため、穴場のスポットとなっている。
Data
住：静岡県伊豆市地蔵堂
駐：無料、普通車50台（RECAMP中伊豆を利用）
絶景＆爽快度　★★★★☆


駐車場から歩いてすぐの階段をおりて、滝が姿をあらわすと体感温度が変わる。滝つぼにかかる橋では水しぶきが飛んできて心地いい。




透きとおった清流と木々の緑が美しい渓谷
滑沢渓谷（静岡県・伊豆市）
天城峠の北側、狩野川の上流・滑沢川付近の深い樹林に包まれた渓谷。滑沢川が狩野川の源流本谷川と合流する場所にある竜姿の滝では、清流の美しさがより感じられる。紅葉のシーズンも絶景となる。
Data
住：静岡県伊豆市湯ケ島
駐：なし（道の駅 天城越えの駐車場を利用）
絶景＆爽快度　★★★★☆


ふだん見ることのない透明感のある清流に感動すら覚える。最寄りの駐車場からは少し歩くが、散策してみる価値は大いにあり。


水辺の絶景ならではの爽快さ心身ともにリフレッシュ！
　伊豆半島は少し内側に入れば天城越えで知られる「天城峠」をはじめ、木々に囲まれた場所が多い。そこには、自然豊かな渓谷や滝があり、海とはまた違う水辺の絶景が楽しめる。
　中伊豆にある「萬城の滝」や「滑沢渓谷」では、澄んだ空気のなかで美しい清流を見られる。特に近くに滝がある場合、体感温度が明らかに低くなる。ひんやりとした空気は、天然クーラーのようで夏場はうれしい。
　続いて海辺の絶景を目指し、南伊豆の「弓ヶ浜」へと向かう。その名のとおり、弓状のきれいな浜辺と透明度の高い海の景色は一見の価値あり。　そこから、西伊豆の海岸線に沿って進み、「雲見海岸」へ。ここは駐車場のすぐ前が海で、間近に海を感じられる人気の海岸だ。また西伊豆は、夕日の美しさでも有名なため、その時間帯のドライブもオススメだ。
　その後、土肥や戸田エリアの海沿いの景勝地を巡り、海辺の絶景ドライブを十分に楽しんで帰路についた。



しっかり快適装備付きだから移動が楽でかつ安心！［3年落ちでも実力は十分！］
自然なフィーリングの追従走行がグッド
全車速追従機能付クルーズコントロールにより、通常走行時や、混雑時も自然な加減速で追従走行をしていた。ステアリング操作アシストもスムーズな運転に貢献している。

車線を逸脱する前に注意喚起を行う
ステアリングアシスト機能が車線に沿った走行を維持できない場合､逸脱しそうな方向の車線表示が点灯。ステアリング自体にも軽い振動が発生することで正しい操舵を促す。

後方からの接近車両の有無がすぐわかる
運転時に車線変更をするのはよくあること。ブラインド･スポット･モニタリングにより、見えづらい部分も含めて後方車の存在をすばやく認識できるのはありがたい。

※安全装備はドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがあります。



「○○○」が楽しめる水辺の絶景ドライブならココ
ここでは、全国の『◯◯◯が楽しめる』水辺の絶景ドライブスポットをいくつか紹介！　どこもその場所ならでの魅力を持っているので、機会があれば足を運んでもらいたい。



「美しい湖と森林浴」を楽しむなら
十和田湖（青森県・秋田県）
十和田八幡平国立公園内に位置するカルデラ湖で、奥入瀬渓流（十和田湖・子ノ口から焼山までの約14kmの流れ）の源でもある。透明度が高い湖の最深部の深さは327mで日本3位。四季を通じて大自然が織りなす美しさが訪れる人を癒やしてくれる。
Data
住：青森県十和田市、秋田県鹿角郡小坂町
駐：休屋南駐車場：170台　普通乗用車（1回/500円）
休屋北駐車場：470台　普通乗用車（1回/500円）
子ノ口駐車場：約60台　無料
絶景＆爽快度　★★★★★



「夕方のオシャレドライブ」を楽しむなら
七里ヶ浜（神奈川県）
ドラマや映画の撮影スポットとしてもよく使われる湘南・七里ヶ浜。江の島方面へ向かう国道134号線を夕暮れ時にドライブすれば、晴れた日には江の島越しに夕日が沈む絶景や茜色の富士山を眺められる。
Data
住：神奈川県鎌倉市七里ガ浜
駐：七里ヶ浜海岸駐車場　江の島側：220台／鎌倉側：123台
・2023年7月1日～8月31日（1時間/820円、以降30分毎/410円）
・2023年9月1日～12月31日（1時間/600円、以降30分毎/300円）
絶景＆爽快度　★★★★☆



「波打ち際の砂浜ドライブ」を楽しむなら
千里浜なぎさドライブウェイ（石川県）
“クルマで走行できる砂浜”として、人気の絶景ロード。海風を感じながら、波打ち際を走れば気分は爽快。24時間、無料で利用できるため、時間帯や季節ごとにいろいろな景色を楽しめる。
Data
住：石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町
休：24時間通行自由、無料（天候により通行規制あり）
※規制状況は、石川みち情報ネット（https://douro.pref.ishikawa.lg.jp/）に掲載
絶景＆爽快度　★★★★★



「日本トップクラスの絶景」を楽しむなら
角島大橋（山口県）
晴れた日は海に向かって伸びる橋とコバルトブルーの海、島の緑とのコントラストが美しい。いまや人気のスポットで混雑が予想されるが、時間帯を工夫して一度は訪れてみたい場所だ。
Data
住：山口県下関市豊北町神田～角島
休：無休（強風時に通行止めになる場合あり）
駐：無料（海士ヶ瀬公園：46台、瀬崎陽（あかり）の公園：24台）
絶景＆爽快度　★★★★★
kai / PIXTA（ピクスタ）



「瀬戸内海の絶景と島々の観光」を楽しむなら
しまなみ海道（愛媛県今治市～広島県尾道市）
愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの自動車道。瀬戸内海の島々を橋でつなぎ、四国と本州を結んでいるのが「しまなみ海道」（西瀬戸自動車道）だ。この島々を結ぶルートは、海の上を走る橋からの絶景はもちろん、それぞれの島の自然やグルメなど、観光を楽しめる絶好のドライブコースとなっている。
絶景＆爽快度　★★★★☆



「日本最後の清流の絶景」を楽しむなら
長生沈下橋（高知県）
四万十川にいくつかある沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。長生沈下橋は、全長120ｍで普通車の通行も可能な人気のスポット。夏場はキャンプやカヌーのメッカとして、多くの観光客が訪れる。
Data
住：高知県四万十市西土佐長生
休：24時間通行自由、無料（天候により通行規制あり）
絶景＆爽快度　★★★★☆



番外編
「まさに絶景の露天風呂」を楽しむなら

沢田公園露天風呂（静岡県）
真っ青な駿河湾を見おろす高台にある露天風呂。眼下に広がる景色のすばらしさと開放感は感動ものだ。浴室は男女ともに岩風呂で、それぞれ4～5人が入れる程度の広さ。取材時は、ちょうど誰も入浴していない時間帯だったため、幸運にも露天風呂の撮影ができた。

Data
住：静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817-1
営：9：00～19：00 （3月～5月・9月）、9：00～20：00（6月～8月）、9：00～18：00 （10月～2月）
休：水曜日※天候により臨時休業あり　駐：無料
料金：［町外のお客様］大人（12歳以上）/600円、小人（6歳以上12歳未満）/200円



総括
思い立ったら、水辺の絶景へGO!
この号が発売される頃は、夏真っ盛り。連日の猛暑の影響で心身ともに疲れ気味……そんな読者の方もいるだろう。そんなときは、本特集を参考に水辺の絶景ドライブを楽しんでほしい。もちろん、3年落ち程度のクルマでドライブができれば、より快適に移動できる。