■コンパクトミニバン人気の今、サイズダウンして復活も「アリ」では!?
1999年に登場した3列シートミニバンであるマツダ「プレマシー」は、3世代にわたって販売されましたが、2018年3月をもって生産が終了し、実質的な後継車である3列シートのラージSUV「CX-8」へとバトンタッチしました。
そのプレマシーの4代目となる新型を想像したレンダリングCGが、カーデザイナーであるAndras Veres氏の手によって制作され、話題となっています。
【画像】めちゃカッコいい! マツダ「次期プレマシー!?」を画像で見る(30枚以上)
プレマシーが属していたミドルクラスのロールーフミニバンといえば、ほかにもホンダ「ストリーム」やトヨタ「ウィッシュ」、日産「ラフェスタ」などが2000年から2010年ごろにかけて続々と登場し、一定の支持を集めました。
しかしながら、2010年に登場した3代目プレマシーは前述の通り2018年に生産を終え、ライバル各社も同様にモデル消滅してしまいました。
現在の国産ラインナップにはこの手のロールーフのミドルクラスミニバンは存在せず、絶滅している状態です。
プレマシーのような背の低いミニバンよりも、背が高くて見晴らしがよく、乗り降りもしやすいミニバンやクロスオーバーSUVへと流行が移ったことが理由と考えられます。
とはいえ、流行は繰り返すといいます。
今回、カーデザイナーであるAndras Veres氏が制作した次期プレマシーのレンダリングCGも、まさに背の低いミニバンスタイルの復活でした。
サイドウインドウや前後ドアの形状から、CX-8をベースとしているようにみえますが、サイドミラー付近には最終型プレマシーにあったサブウィンドウが設けられています。
後席ドアは、スライドドアであった最終型プレマシーと違いヒンジタイプとなっていますが、大径のタイヤを装着し、程よくローダウンされた姿勢が絶妙にマッチしています。
5角形のフロントグリルや鋭い眼光のヘッドライトは「MAZDA6」や「MAZDA3」の意匠が取り入れられていますが、フロントからリアまでなだらかに描いたルーフラインは、かつてのプレマシーそのもの。
クロスオーバーSUVのラインアップは充実したマツダですが、この手のミニバンが1台くらいあってもよさそうに感じます。
実はプレマシーは、2代目と3代目が海外で「MAZDA5」という名称で販売されていました。
ただ欧米などの海外ミニバン市場は大型クラスが主流であり、ミドルサイズだったプレマシーは受け入れられませんでした。
この経緯があって、マツダはクロスオーバーSUVのフルラインナップへと動いたわけです。
今回、往年のプレマシーをほうふつとさせるテイストのレンダリングCGが外国人デザイナーの手で制作されたことに、日本人としても嬉しく思います。
※ ※ ※
現在は欠番となっている“MAZDA5”ですが、今後、次期プレマシーのような背の低いミニバンがまた注目される日が来る可能性は、十分にあると考えられます。
実際、もう少し小さな全長4.3m級のコンパクトミニバンクラスでは、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」が根強い人気を集めており、ここへマツダが再参入するという手も考えられます。
1社単独では厳しいというなら、同様にこのクラスのモデルを持たない日産(2011年から2018年まで3代目プレマシーをOEM販売した実績あり)と再び手を組んで、兄弟車を導入するというのはいかがでしょうか。
ともあれ、今後のマツダの動向が非常に楽しみです。
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みんなのコメント
顔だけマツダ顔に変更したような感じですね。
ボディカラーも同じ赤色で似たような構図の写真がありますね。