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世界中のVIPの皆さまお待たせしました!! 上海現地で徹底分析!! 超セレブミニバン新型「レクサスLM」の全貌

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世界中のVIPの皆さまお待たせしました!! 上海現地で徹底分析!! 超セレブミニバン新型「レクサスLM」の全貌

 上海モーターショーでワールドプレミアを果たした新型レクサスLM。なんと新型は日本でも販売されるということで、富裕層を中心により注目度が上がっている1台。ミニバンのフラッグシップとして、VIPなユーザーも満足する仕上がりになっているのか?

文/加藤久美子、写真/加藤ヒロト

世界中のVIPの皆さまお待たせしました!! 上海現地で徹底分析!! 超セレブミニバン新型「レクサスLM」の全貌

■2代目レクサスLMは新たな伝説を作るのか?

上海モーターショー初日にお披露目された新型レクサスLM

 4年ぶりのフルスケール開催となった上海モーターショー。初日となる4月18日、朝9時40分からLEXUSのプレスカンファレンスが行われ、新型レクサスLMがワールドプレミアを果たした。

 カンファレンスでは2023年3月にレクサスインターナショナルのプレジデントに就任したばかりの渡辺剛氏とトヨタ自動車(中国)投資有限会社(TMCI)エグゼクティブバイスプレジデント(EVP)李暉が登壇。新型LMのチーフエンジニアである横尾貴己氏も駆けつけた。

 TMCIの李暉EVPは「激動する時代の流れの中で、世代を越えてLEXUSの匠たちは、『温かみのあるラグジュアリー』の創造にこだわり続けてきました。」

 そして李暉EVPは新プレジデントの渡辺剛氏を以下のように紹介した。

「彼はかつてレクサスLCのチーフエンジニアであったトヨタ自動車の新社長佐藤恒治氏が率いた開発チームの重要なメンバーです。LEXUSのフラグシップモデルである『LC』の全開発に携わりました。続いて、LEXUSのBEV『UX300e』や『RZ』の開発を主導し、さらにはLEXUSの電動化戦略を推進してきました。」

 今回の上海モーターショーはトヨタ新社長佐藤恒治氏、レクサスインターナショナル渡辺氏がそれぞれトップに就任して初の国際モーターショーとなる。

 登壇した渡辺プレジデントは「LEXUSらしいクルマづくり」について語り、最後は「今や中国は世界最大の自動車市場に成長しました。中国のお客様に笑顔をお届けするために、製品開発は最優先事項です。次のレクサスモデルの開発に力を注いでいきます」のひとことで閉めた。

 初代LMやアルファードの登場で中国における高級ミニバン市場は劇的な変化を遂げつつある。2020年にLMが発売されて以降、中国の最高級ブランド「紅旗HQ9」を含め中国メーカーから高級ミニバンが次々と登場している。とはいえ、その中でもLMの人気、高評価そして価格(実際価格は日本円で3000万円以上)は異次元だ。

■2代目LMは日本でも発売!

初代LMは日本未発売だったが、2代目となる新型は日本でも発売される

 ちなみに初代LMのデビューも2019年の上海モーターショーの会場だった。この時は、レクサス初のミニバン登場とあって、日本のメディアからも大きな注目を集めていた。

 筆者もその時、上海の発表会場にいて発表会の一部始終を見届けたわけだが、初代を見たときの第一印象は「アルファード感が強い」ということであった。

 また、室内は当時、モデリスタから発売されていた「アルファード・ロイヤルラウンジ」(LMと入れ替わるように2019年12月末に販売終了)の内装をそのまま豪華にしたような印象であった。

 当時から「2代目LMは日本で販売されるが初代の日本販売はなし」と情報筋から聞いていたとおり、初代は中国および東南アジアの一部で販売されるにとどまっており、日本での正規販売は結局叶わなかった。

 なお、初代LMは2019年4月に上海モーターショーで発表されて、2020年1月に中国での販売価格が発表されて2~3月ごろからデリバリーが開始された。

 当時発表された新車価格は7座が116万6000元(約1833万円※)、4座が146万6000元(約2316万円)アルヴェル同様中国での生産がない完全な輸入車となるので、関税(15%)も加算される。※2020年1月のレートで1元=15.8円で計算

 発売直後から中国ではすさまじい人気となり、ベースとなるアルファードと共に中国での販売価格も高騰した。筆者が知る限りLMの最高価格は3500~4000万円を超えていた。

 日本でも初代LMは人気で、並行輸入業者によって何台か持ち込まれたが、もろもろの事情によって、結論から言うと特定の業者がわずか数台、登録できたに過ぎなかった。

 ちなみに輸入したけど登録できなかったLMは結局、どうしようもないので、中国の業者によって引き取られ再び中国で販売されることになったとのこと。めちゃくちゃ人気があるクルマなので、中国に送り返しても大きな問題とはならなかったのだろう。

■新型クラウンと同様のパワートレインを採用

全長は5.1mオーバー、全幅も約1.9mとかなりの巨体だ

 では新型LMについて詳しくご紹介していこう。まずはボディサイズの違いから。

【新型LM 主要諸元】(プロトタイプ値)
・全長:5,125(+85)mm※
・全幅:1,890(+40)mm※
・全高:1,955(+10)mm※
・ホイールベース:3,000(+0)mm※

●パワートレーン
・2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム(eAxle)※
・2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム(E-Four/FF)

●タイヤサイズ
・225/55R19 ※ミシュランPrimacy
・225/65R17

※上海モーターショー出展車両のスペック

 ボディサイズはホイールベースを除いてはすべて拡大しており、とくに全長は+85mmで5.1m超の堂々サイズに。全幅は新型アルファードベースでもあり、日本での使用も考えて? なんとか1900mm以下に収めた印象だ。

 外観は初代よりもさらにインパクトの強いスピンドル形状のグリルをボディと同色のデザインを採用することで一体感のあるデザインとなってボディサイドもより引き締まった姿になった。

 ヘッドライトは小さくなり、マトリックスLEDのハイビームとロービームヘッドライト、デイタイムランニングライトがヘッドライトの上にある。Bピラーは先代のタイプメタルデザインを廃止し、Dピラーは飛行機の尾翼のような滑らかなデザインに、テールライトは2灯式に変更されている。

 2代目には新型クラウンと同様の2種類のハイブリッドシステムが用意されている。ハイパワー版の2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム「eAxle」はDIRECT 4電子ダイナミック四輪駆動システムと組み合わされる。

 これは新型クラウンの「デュアルブーストハイブリッドシステム」と同様で2.4Lターボハイブリッドの最高出力は272PS、フロントモーターの最高出力82.9PS、リアモーターの最高出力80.2PSで、クルマとしてのシステム最高出力は349PSとなっている。新型LMもこのスペックに近いものになるであることが予想される。

■新たに6座仕様が加わったシート

↑レクサス公式ムービーにも登場のモデル男性はいま人気急上昇中のカルバン・ジョー石山さん。パリコレや表参道ヒルズのモデルとしても活躍中。実は筆者加藤の友人の息子さんである。身長190cmの彼でもこの余裕はすごい

 なお、初代LMは4座と7座の2種類の構成であった。7座と4座の価格差は30万元(約600万円)で、アルファードが1台買えてしまうほどの違いであった。対して2代目は4座、6座、7座と新たに2・2・2の6座バージョンが追加されている。

 新たに設定される6座は独立したキャプテンシートを備え、7座仕様は初代同様2・2・3の座席レイアウトとなる模様。スペースの有効活用と良好な視界に重点を置いており、6・7座仕様は富裕層のためのファミリーカーとして使われることになるのだろう。

 4座版は初代同様に運転席と後席が仕切られており、後席に座るエグゼクティブのために独立したプライベートな空間を作り出している。ワイドスクリーンモニターは初代が26インチであったが2代目はなんと! 48インチもの大型スクリーンを採用。上部のガラススクリーン窓は昇降可能。

 車載用冷蔵庫と収納スペースがスクリーンの下に配置されるレイアウトは初代と同様だ。オーディオは2001年からLEXUSと協業を続けているアメリカのハイエンドオーディオブランド「マークレビンソン」のLEXUS車向けシステムを採用しており、23 スピーカーの Mark Levinson hi-fi スピーカー (7人乗りモデルでは 21 スピーカー)を搭載する。

 新型LMでとくに注目すべきは、スクリーンウィンドウ上部の中央にセットされた「マトリックス赤外線温度センサー」である。

 これは、乗員の体温や環境の適合性に影響を与えるコンポーネントの温度などが検出可能とされている。窓、内装、ルーフなどの温度、そして乗員の脚部や胸部の温度をスキャンし、空調とシートヒーターの機能を連動させより快適な移動を実現する。

 また室内は間接照明を採用しているが、これは車内の造形や素材の美しさを際立たせることに貢献するだけではなく、乗る人の好みに応じて14色のテーマカラーと好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーの計64色をイルミネーションとして用意している。こちらも中国高級車っぽい演出だ。

 なお、2代目LMは欧州でも販売予定という。これはなかなか挑戦的な試みではないだろうか?LMはアジアでは絶大な人気を誇るが、欧州ではどのような受け入れられ方をするのか?日本と同じ2023年秋の発売を予定している。

 トヨタは2021年12月、2030年までにEVの世界販売を350万台まで引き上げる戦略を示した。うち100万台がレクサスでEV販売をリードする計画だ。2030年までに全モデルにEVを設定するとも述べていた。

 今回の新型LMは初代同様、ガソリンとハイブリッドの2種となるが、4年後2027年の上海モーターショーでは3代目LMにBEVが登場するのだろうか。

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みんなのコメント

57件
  • 東南アジアのマフィア、南米ゲリラ、北朝鮮の将軍、
    ブラジルの反政府組織とかが買いそう
    日本も反社に大人気
    田舎ドキューンは高杉て買わんやろ
  • 欧米のVIPは絶対に乗らんやろなあ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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