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【よりマイルドな兄弟】ヒュンダイi30ファストバック N パフォーマンスへ試乗 小変更

掲載 更新 9
【よりマイルドな兄弟】ヒュンダイi30ファストバック N パフォーマンスへ試乗 小変更

ハッチバックより角が取れ熟成された質感

執筆:James Attwood(ジェームス・アトウッド)

【画像】ハッチバックとファストバックのi30 N 競合のホットハッチと写真で比較 全136枚

翻訳:Kenji Nakajima(中嶋健治)


先日ご紹介した、ヒュンダイi30 Nの試乗レポートをお読みいただいた方もいらっしゃると思う。今回は、同じくi30の高性能版となるNだが、ファストバック・ボディの方。ハッチバックより、少しリラックスした印象を受けた。

ソフトウエアとサスペンションへ微妙な違いが与えられ、大きなキャラクターの違いを生んでいるようだ。より角の取れた、熟成された良い味わいを得ているように思える。

ヒュンダイは2021年の半ばに、ゴルフクラスのハッチバックとファストバックのi30 Nへアップグレードを施した。2.0Lの4気筒ターボガソリン・エンジンにも改良が加えられ、最高出力280ps、最大トルク39.8kg-mを発揮するようになっている。

欧州市場へは通常のi30 Nが導入されているが、英国へ入ってくるのはさらに高性能なN パフォーマンスのみ。カリカリの仕様だけが選べる。

トランスミッションも一新されている。ヒュンダイ・グループの8速デュアルクラッチATで、ファストバックに組まれるものはハッチバックと設定が異なるという。変速は鋭く、280psを効果的に引き出すことを可能としている。

動的特性を最高に引き上げるN専用モード

実際に運転してみると、選択するドライブモードに応じて幅広い特性が楽しめる。中でもNの特長といえるのが、Nグリン・シフトモード。ターボブーストを最高潮に保ちつつ、パワーを最も効率的に発揮できるギアを、自動的に選んでくれるモードだ。

また、トラックセンス・シフトと呼ばれるモードも付いている。こちらはサーキット走行など特に積極的な運転スタイルへ、エンジンやサスペンションなどを最適化させた、最も動的特性を引き上げた設定だという。

アツアツのソフトウエアだけでなく、ステアリングホイールにも充分な大きさのシフトパドルが備わる。だがデュアルクラッチATは、6速MTに並ぶドライバーとの一体感までは得られないことも事実。

それでも、テールの長いi30ファストバック N パフォーマンスの個性には合っているように感じた。シャシーへ施されたアップグレードなどの成果として、英国の路面環境でも充分に快適な乗り心地と落ち着きを獲得している。

時間を費やして、ドライバー好みにサスペンションやステアリングの特性を調整すれば、なおさら心地良いドライビング体験になるだろう。

ハッチバックとは別モデルのよう

興味深いのが、ファストバックとハッチバックとで、i30 N パフォーマンスが別のモデルかのように感じられること。クルマの目指す方向性や走りの特徴は近いところにあるが、実際に運転してみると大きな違いを体感できる。

ドライバーの気分次第で、かなりハードコアな走りからリラックスした巡航走行まで、幅広く叶えてくれるのがファストバック・ボディのNだ。この特性には、試乗車に載っていたデュアルクラッチATが良く似合っていると思う。

ヒュンダイi30ファストバック N パフォーマンス2.0T-GDI DCT(英国仕様)のスペック

英国価格:3万6445ポンド(546万円)
全長:4455mm(標準i30)
全幅:1795mm(標準i30)
全高:1425mm(標準i30)
最高速度:249km/h
0-100km/h加速:5.4秒
燃費:−
CO2排出量:−
車両重量:1474kg
パワートレイン:直列4気筒1998ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:280ps/6000rpm
最大トルク:39.8kg-m/2100-4700rpm
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック

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