アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1メキシコGPをリタイアで終えた。
角田は今回のメキシコGP、初日から好調な走りを披露し、予選でもQ3まで進出した。ただパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けることになっていたため、そのQ3ではチームメイトのピエール・ガスリーにスリップストリームを使わせ、アタックをサポートする役割に徹した。その効果もあり、ガスリーは5番グリッドを確保することに成功。角田も9番手と、グリッド降格を受けた4台のマシンの中で最上位となり、決勝レースを17番グリッドからスタートすることになった。
しかし角田の決勝レースは、スタート直後の1コーナーで終わってしまう。
角田はまずまずのスタートを決め、アウト側から1コーナーをクリア。しかし右側には、アルピーヌのエステバン・オコンがいた。そのオコンのさらに右側にはミック・シューマッハーがおり、オコンは角田とシューマッハーに挟まれるような格好になってしまう。そしてオコンは2台に接触。ただダメージを負ったのは、両側の角田とシューマッハーで、2台はこれでレースを終えることになった。
「とても残念です。今回はマシンが良かったですし、簡単にはいかなかったかもしれませんが、入賞するチャンスもあったと思います」
角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「残念ですが、隣にいたクルマが両側から挟まれるような形になってしまい、それでぶつけられてしまいました。レースではこういうことが起こります」
「全体的に今回のレースウィークは、マシンのパフォーマンスが好調で、本当に良かったんです。だからレースをフィニッシュできなかったのは、とても残念です」
チーム代表のフランツ・トストは、今回の角田の結果については残念だとしながらも、週末を通じて発揮したペースは良かったと今後へ向けた期待を語った。
「今日のユウキは少しツキがなかった。パワーユニットの交換により、17番グリッドからスタートしなければならず、1コーナーでオコンとクラッシュし、そのダメージが大きすぎてレースを続けることができなかった」
トスト代表はそう語る。
「彼は週末を通じて、素晴らしいペースを見せてくれた。私は今シーズンの残りのレースで、彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのかを楽しみにしている」
「これ以上、ペナルティを受ける必要がないことを願っている。つまり彼はトップ10に入り、残りのレースでも安定してポイントを獲得する必要があるんだ」
「我々はサンパウロ(ブラジルGP)に向けた準備をする。そこでも、同じようなパフォーマンスを見せられることを願っている。スプリント予選レースが行なわれるが、速いマシンを持っていることは間違いなく役立つはずだ」
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