2021年5月27日、ロールスロイスは英国グッドウッドでワンオフモデル「ボートテイル(Boat Tail)」を公開した。ロールスロイスといえば顧客の要望に応える「ビスポーク」部門が有名だが、このモデルはその枠を超えた新しい「コーチビルド」部門のビジネスで、将来のロールスロイスのポートフォリオとしても大きな注目を集める。
あらゆる制約を排除して開発されたワンオフモデル
今回発表されたロールスロイス「ボートテイル」は、常連の顧客の提案によってスタートしたもので、顧客主導の創造的でダイナミックな要求がロールスロイスの思いと一致したことで実現したプロジェクト。自動車とはなにかという概念への挑戦として注目された2017年の「ロールスロイス スウェプテイル」のコンセプトをさらに進め、あらゆる制約を超えて、既存のどのモデルにも依存しない、ユニークで浮世離れしたモデルとなっている。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
顧客の要望は、Jクラスのヨットの純粋な美しさ、それを実現するための最高レベルの技術にインスパイアされた最高品質のモデルの創造で、それはコーチビルダーとしてのクラフトマンシップ、ロールスロイスの最新テクノロジーなくしては実現できないものだった。
その開発プロセスはヨットの建造に似ていて、最新技術なくしては実現できないものの、機械だけではなしえない透明感や手作りによる開発に膨大な時間が必要とされた。
デザインは1932年のロールスロイス ボートテイルを反映しているが、その模倣ではなく、伝統的な価値と現代的な技術が融合されたものになっている。
とくに特徴的なのはやはりリアエンド。1932年のロールスロイス ボートテイルの木製のリアデッキを現代的に解釈したデッキには、通常はインテリアに使われるグレーとブラックのウッドが外装用にアレンジされている。そして顧客の提案により、ボタンを押すとデッキが蝶の羽のように開き、ホスティングスイートが表われる仕組みも盛り込まれた。
ロールスロイスの各モデルには、悪天候に備えてドアに傘が収納されているが、このモデルには、晴天を見越してパラソルがリアセンターラインの下に収納されているのもポイント。また、カクテルテーブルがホスティングスイートの両側にエレガントに回転して表れ、スツールにアクセスできるようになっている。ホスティングスイートには、シャンパンを正確に6度に急冷する冷蔵庫と、料理を美味しく保つ冷蔵庫も備わる。
顧客はとくにホスティングスイートの内部温度に気遣い、2つのファンが取り付けられ熱を放散しているという。
ボディカラーは顧客お気に入りの豊かで複雑な「ブルー」。ボートテイルにふさわしい色調は、時に艶やかに、日光の下ではエネルギッシュなオーラをもたらす。インテリアはボディの色調の変化を反映しており、前席は濃い青、後部座席は明るい色調に仕上げられている。また、革には柔らかなメタリックの光沢が施されている。
キャノピールーフは建築的な複雑な造形で、万が一悪天候に遭遇した場合は、一時的なトノーも準備される。
ロールスロイスのトルセンミューラー最高責任者は、「ボートテイルは、多くの人の協力、野心、努力、そして膨大な時間の集大成です。それは成功を祝い、永続的な遺産を作りたいという願望から生まれました。ロールスロイス ボートテイルは、その実現において、ブランドの歴史と現代将来において重要な瞬間を築き上げていくでしょう」とコメントしている。
[ アルバム : ロールスロイス ボートテイル はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
RR初のSUVである「カリナン」をベースに、ハッチバックのリアエンドを
戦前のRRにあった、短いトランクを持ついわゆる「レザーエッジテール」
(Razor Edge Tail=刃物のようにシャープに流れる後端)にカスタマイズしてみたら
面白いかと…
おカネがあればのハナシですが…w