2024年のF1も序盤の7戦を終え、モナコGPを迎える。ここ2年は敵なしだったレッドブルだが、ここ2戦でフェラーリとマクラーレンは大幅にマシンをアップデートしており、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコとチーム代表のクリスチャン・ホーナーはそれぞれライバルを警戒している。
特にマクラーレンは過去2戦で高い競争力を発揮。マイアミGPではランド・ノリスがF1初優勝を飾り、エミリア・ロマーニャGPではノリスがレッドブルのマックス・フェルスタッペンに肉薄した。
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しかしオーストラリアGPで既に今季1勝を挙げたフェラーリもコンマ1~2秒差に迫っており、モナコGPではフェラーリが予選からレッドブルの脅威になるとマルコは予想した。
言わずもがなコース幅が狭く抜きにくいモナコでは、過去20年ポールシッターが13回優勝している。
レッドブルにとって、モナコはこれまでで最も厳しい戦いになるかと訊かれたマルコは次のように答えた。
「そうだね。我々はこのチャレンジに挑まなければならない」
「しかしモンテカルロでは、マクラーレンよりもフェラーリの方が脅威になると思う。予選が全てのカギを握るからね」
「このチャレンジを受ける必要があるのは確かだ」
フェラーリのシャルル・ルクレールは地元戦となるモナコGPで優勝こそできていないものの、2021年と2022年に2度ポールポジションを獲得した。
ただホーナー代表は、フェラーリよりもマクラーレンを警戒している。エミリア・ロマーニャGPでは、フェルスタッペンがポールポジションを獲得したが、これは他車のトウ(スリップストリーム)の恩恵を受けてのモノ。ストレートで得たアドバンテージがなければ、マクラーレンのオスカー・ピアストリとノリスにフロントロウ独占を許していた可能性があるのだ。
「マクラーレンと言うしかないと思う。彼らは今、とても速いマシンを手にしている」とホーナー代表は言う。
「ピアストリはある瞬間、速く見えたし、ランドはレース終盤にとても速かった」
「しかし、フェラーリも彼らと同様に争っていた。我々が相手にするのは4台になった。君たち(メディア)にとっては素晴らしいことだろうね!」
「ここでのレースは基本的に、土曜日に勝つようなモノだから、1周のパフォーマンスが強力なフロントエンドを持つことが非常に重要になる」
マクラーレンは、様々なコーナーに対応し競争力を発揮できるオールラウンダーに仕上げることを目指している。そのためホーナー代表は、マクラーレンがあらゆるサーキットで優勝争いに加わってくると予想した。
「ここ数戦、彼らは主要なライバルであり、マシンのパフォーマンスも確実に向上している」とホーナー代表は言う。
「そのフィロソフィーは我々のものと非常に似ている。全てのサーキットで競争力を発揮してくると予想している」
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