スーパーGT公式テストが岡山でスタート。初日午前のセッションは16号車ARTAが首位発進

　3月11日、岡山国際サーキットでスーパーGTの公式テストがスタート。初日午前のセッション1は16号車ARTA MUGEN NSX-GTがトップタイムを記録した。

　4月に岡山で開幕する2023年のスーパーGT。各メーカーは年初からプライベートテストを実施して準備を進めてきたが、開幕戦の地・岡山でGT500、GT300クラスのマシンが一堂に会してのテストが3月11日からスタートした。今季から導入されるカーボンニュートラルフューエルも、これまでは各メーカーに一定量配布されてベンチテストやメーカーテストで散発的に使用されるにとどまっていたが、今回のテストから全車に供給される。

　10時～12時のセッション1でまずトップに立ったのはディフェンディングチャンピオンの1号車MARELLI IMPUL Zで、1分18秒580をマークした。以下7台がコンマ4秒差に収まる僅差となっていたが、セッション開始から30分を過ぎたあたりで各車が続々とタイムを上げていき、16号車ARTA MUGEN NSX-GTが1分17秒827でトップに立ってセッション折り返しとなった。

　残り35分というタイミングで5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号がストップして赤旗が出されたが、セッション中断はその1回のみ。予定通り12時にチェッカーが振られてセッション終了となった。

　結局セッション前半に記録された16号車ARTAのタイムがGT500のトップタイムに。2番手以下には100号車STANLEY NSX-GT、36号車au TOM'S GR Supra、8号車ARTA MUGEN NSX-GT、1号車MARELLIと続いた。

　GT300クラスのトップは88号車JLOC Lamborghini GT3。タイムは1分25秒400だった。2番手には6号車DOBOT Audi R8 LMSが続いた。