2024年F1イタリアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは5位、ジョージ・ラッセルは7位という結果だった。
3番グリッドのラッセルはスタート直後、前のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に追突しそうになり、エスケープロードを通ることになり、7番手に後退。フロントウイングにダメージを負ったが、11周目までコース上にとどまり、最初のピットストップ時にタイヤ交換とともにウイングも交換し、16番手に。そこから順調にポジションを上げていき、セカンドスティント終盤には8番手。最終スティントは12番手からスタートし、オーバーテイクを繰り返し、7位を獲得した。
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6番グリッドスタートのハミルトンは、ラッセルの後退で1周目に5番手に上がり、セカンドスティント終盤には4番手に。最終スティントでは5番手を走行、前のカルロス・サインツ(フェラーリ)とも後ろのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とも大きなギャップがあり、ハミルトンはそのままの位置でフィニッシュした。
トト・ウォルフ代表は「この2戦は夏のシャットダウン前のレベルには達していない。バクーの前に、どうしてそうなったのかを分析し、より強くなって戻ってくる」とコメント。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンも、「サマーブレイク後、ライバルに比べてペースが落ちているようだ。その理由を調べ、バクーでより高い競争力を発揮するには何をする必要があるのかを追求する」と述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(53周/53周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
もっと上のポジションを争えるほどのペースはなかった。マクラーレンの2台とフェラーリの1台が特に速かったからね。サインツにはついて行けたけど、彼にはできたロングスティントと1ストップが僕にはできなかった。彼より前でスタートしていれば、抑え続けることができたかもしれない。だが、結局のところ、クルマのバランスがもう少し良くないと、これより上の成績を残すのは難しかった。
好成績を期待できそうだった週末を、この順位で終えることになって残念だ。プラクティスから予選までずっと好調を維持しながら、決勝でそれに見合った速さを示せなかった。今やフィールドはとてもタイトで、これからのレースで何が起きるのか、大いに興味をそそられるところだ。ハードワークを続けて、2週間後のバクーではもっといいレースができればと思っているよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(53周/53周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
悔しいレースだった。結局のところ、ポディウムを争えるようなペースはなかったが、それ以前に僕のレースはスタート後の最初のコーナーで台無しになった。週末を通じてチームが様々な努力をしてくれたのに、あのようなことになるのは本当に残念だ。
スタートは良かった。だが、ピアストリの背後のダーティエアに巻き込まれ、追突を避けようとしてロックアップし、フロントウイングにもダメージを負ったんだ。その結果、最初のスティントは損なわれ、ピットストップでウイングを交換しなければならず、タイムを失った。
ここでもザントフォールトでも、僕らのペースは夏休み前のように速くはなかった。チームとして、いったん冷静になってから問題解決に取り組み、その理由を突き止めるつもりだ。他のチームは着実に進歩してきたように見える。彼らと肩を並べるには勤勉な努力が必要とされるだろう。
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