クラシックなピックアップトラック
英国の化学大手イネオスの自動車部門であるイネオス・オートモーティブは、7月13日に新型のピックアップトラック「グレナディア・クォーターマスター」を公開すると発表した。
【画像】無骨デザインの小型商用トラック登場【イネオス・グレナディア・クォーターマスターと標準車を写真で比較】 全51枚
SUVのグレナディアをベースとする派生モデルで、英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開され、有名なヒルクライムに挑む予定だ。
グレナディア・クォーターマスターは以前、極寒の冬の凍結路をテスト走行するプロトタイプが目撃されている。
このプロトタイプは、カモフラージュなどを一切施さずに冬季テストに挑んでいた。また、車体後部にピックアップトラックの荷台を装着せずにテストしているところもカメラに収められている。このことから、さまざまな用途に合わせたデバイスや収納コンパートメントが用意される可能性がある。設計に大きな影響を与えた初代ランドローバー・ディフェンダー130のピックアップトラック仕様の流れをくんでいるようだ。
実はランドローバーも、現行型ディフェンダーのピックアップトラック仕様は「技術的に可能」であるとしているが、導入計画については明らかではない。
グレナディア・クォーターマスターは、BMW製の直列6気筒ガソリンおよびディーゼルエンジンを標準のSUVと共有することはほぼ間違いないだろう。
インテリアは、商用車としての酷使に対応するため、より実用性を重視したものとなるはずだ。SUVのグレナディアは、フロアの排水孔や防汚素材などを採用している。
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