「山陰道」3月に一挙2区間開通へ ヨコに長 い“島根縦貫”まであと少し？

「山陰道」大田市の2区間が開通

　国土交通省 松江国道事務所は2023年12月21日（木）、「山陰道」の2区間が来年3月9日（土）に開通すると発表しました。

　開通するのは島根県大田市で整備中の「大田・静間道路」5.0kmと、「静間・仁摩道路」7.9km、合計12.9kmです。前後の区間は開通済みで、今回の区間が大田中央・三瓶山ICと、仁摩・石見銀山ICの間をつなぎます。途中には、大田静間IC（これまでの仮称は静間IC）も設けられます。

　なお、暫定2車線の自動車専用道として開通し、設計速度は80km/h。通行は無料です。

　今回の開通により、松江市の島根県庁から、県西部の浜田市役所までの所要時間は10分短縮の約2時間20分になるといいます。また、国道9号の線形不良区間を解消する迂回路ができることで、幹線道路がダブルネットワーク化されて信頼性が向上。救急搬送の迅速化、観光・産業面のメリットもうたわれています。

　山陰道の島根県内は、113kmのうち現段階で60kmが開通済み。2024年度にはさらに、出雲市内の「出雲・湖陵道路」4.4km、「湖陵・多伎道路」4.5kmも開通予定です。ここが開通すれば、鳥取県内から島根県大田市までの区間がつながるほか、石見地方の未開通部も全てで事業が進んでいます。

※誤字を修正しました（12/22 10:26）

Comments

[xyz]

縦断ではなく横断だと思う。

[wth********]

地方の道路環境の悪さって大変だと思う。ご同情申し上げます。実質的には国道9号のバイパスに過ぎず、往復2車線でしかない道路の完成が大きなニュースになるのだから。小生横浜住ですが、50年以上前の中学生の時、第三京浜は今と同じスペック、片側3車線、往復6車線で既に開通していました。