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フェラーリF1、母国戦イタリアGPの特別カラーリングを発表。100周年のル・マン制したWECハイパーカーをオマージュ

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フェラーリF1、母国戦イタリアGPの特別カラーリングを発表。100周年のル・マン制したWECハイパーカーをオマージュ

 スクーデリア・フェラーリは母国戦となるイタリアGPに先立ち、特別カラーリングを発表。SF-23のノーズコーンとエンジンカバーにイエローのV字ストライプが入れられることとなった。

 これは100周年の記念大会となった今年のル・マン24時間レースを制したフェラーリのル・マン・ハイパーカー499Pをオマージュしたモノ。シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.のカーナンバーも、通常のブラック地にホワイトの配色からイエローに変更される。

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 マシンに併せて、ドライバーは伝統的な“ロングF”ロゴを使用したレーシングスーツを着用することとなる。ルクレールとサインツJr.はイタリアGPに向けてヘルメットも特別仕様にすることとなっており、ルクレールがイエロー、サインツJr.がブラックを基調とするモノを使用する。

 フェラーリのイエローには長い歴史がある。フェラーリといえば、有名なロッソコルサのレッドが連想されるが、これはイタリアのナショナル・レーシング・カラーに由来するモノ。イタリアメーカーのランチアやアルファロメオもこの色を使用してきた。

 そしてイエローはフェラーリにとっての“セカンドカラー”。フェラーリの本拠地があるマラネロはエミリア・ロマーニャ州モデナ県中にあり、そのモデナの県章にはイエローが使われている。フェラーリのコーポレートカラーもそれに従っているのだ。

 フェラーリは昨年もイタリアGPで特別カラーリングのマシンを走らせており、その時もイエローが多く使用された。

 今年はイタリアGPの舞台となるモンツァも特別仕様になるとのことで、「パドックからピットガレージへと続く通路の壁には、F1だけでなく、オーナーが自身のマシンを走らせた他カテゴリーにおけるスクーデリアの歴史がイラストとして描かれる」と発表している。

 F1イタリアGPの優勝トロフィーを運ぶのは、今年のル・マンを制した51号車499Pのアントニオ・ジョビナッツィとアレッサンドロ・ピエール・グイディのふたり(ジェームス・カラドは不参加)。会場には499Pの他、ミハエル・シューマッハーが2003年のイタリアGPで優勝したF2003-GAや、新型GT3マシン296GT3が展示される。

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