■第2世代「スカイラインGT-R」は、どれもコレクターズアイテムに
第2世代の日産「スカイラインGT-R」には、R32型/R33型/R34型があり、そのいずれもが日本車を代表するスポーツカーである。
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その3代にわたる第2世代GT-Rのなかで、新車発売時にもっとも大きなインパクトを与えたのは、R32型だった。通称「ハコスカGT-R」(PGC10型/」KPGC10型)が生産中止となり、次に登場した通称「ケンメリGT-R」(KPGC110型)は排出ガス規制の問題から発売後すぐに生産中止となって以来、ファンのみならず多くのクルマ好きから「次のGT-Rはいつ出るのか」と、待望論が寄せられていた。
しかし、“ジャパン”(C210型)でも“ニューマン”(R30型)でも“セブンス”(R31型)でも、「GT-R」というモデルは登場しなかったのである。
●かつては中古車市場で穴場だった「R33 GT-R」
それだけにR32型でGT-Rが登場したときの衝撃は、GT-Rというネーミングにふさわしい最高峰のテクノロジーも含めて、非常に大きいものだった。
当時のレースのレギュレーションに合わせて設定された排気量とツインターボを搭載したRB26DETT型直列6気筒エンジンや、トラクション性能とコーナリングを両立するアテーサE-TSトルクスプリット4WDシステムなど、その技術は当時の最高峰といっていいものである。
R32型GT-Rのデビュー当初は、その速さや車重に対して、ブレーキのキャパシティが足りないという弱点もあったが、それものちに対策され、レースにおいては無敵の強さを誇っていた。海外におけるGT-Rの愛称「ゴジラ」は、その強さから与えられたものといえる。
ところが、R32型が生産中止となり、次に登場したR33型GT-Rの評判は、新車当時芳しいものではなかった。それは、ベース車であるR33型スカイラインが大型化してしまったことが、大きな要因となっている。
とくに、車室空間を広げるための、2615mmから2720mmへホイールベースを延長したことや、車両重量の増大が問題視されていた。しかし、機能面では、このR33型GT-Rは大きな進化を遂げていたのも事実である。
R32型の弱点だったブレーキは、ブレンボ製キャリパーを標準装備とすることで改善し、アテーサE-TSシステムも次世代型へと進化している。エンジンマネージメントをするECUも進化をしており、重いといわれたボディも、剛性面ではR32型をはるかに凌ぐものとなっていた。
それらのことから現在では、ノスタルジーという部分ではR32型に劣るものの、機能面での評価は高いものとなっている。
■米国のオークションで落札された「R33 GT-R」の驚愕プライスとは
近頃、日本でも再評価されているR33型GT-Rだが、アメリカ・モントレーで開催されたRMサザビーズオークションに登場することになった。
●「R33 GT-R」が再評価されている
この個体は、日本で新車販売されたものである。ミッドナイトパープルのボディは新車当時の塗装のままで、エンジンやトランスミッションなども、新車当時のままを維持している。さらにホイールすら純正装着されていたものだ。
ステアリング位置は、当然ながら右。日本で使われていたクルマが、2020年になってアメリカへと輸出されたもので、車検ステッカーや定期点検のシールなども、日本で使われていたときのままとなっている。
このような日本仕様車のことを、アメリカではJDM(Japan Domestic Market)と呼んでいる。日本のカスタム好きがいうところの、US仕様やEU仕様と同じ、本国仕様という意味だ。アメリカのコレクターにとっては、右ハンドルであるというだけではなく、ステッカー類や180km/hのメーターなどは、憧れの本国仕様という位置づけのものとなっている。
走行距離は、4万6100kmと、1995年という年式からすれば少ない方だ。外装や内装、エンジンルームなどの状態もいいため、落札予想価格は9万ドル(邦貨換算約990万円)から12万ドル(邦貨換算約1315万円)というものであった。
ところが、現地時間2021年8月14日に開催されたオークションでの落札価格は、23万5200ドル(約2570万円)という、予想落札価格をはるかに上回るものとなった。
これはR33 GT-Rが欲しいという人が多かったことに加えて、将来の値上がりを考えた投機目的の入札もあったのではないかと思われる。
環境問題の面から、内燃機関を搭載した自動車がなくなっていく方向のいま、所有しておく意味のあるクルマのひとつとして、スカイラインGT-Rは認識されている。その証が、この高額での落札なのではないだろうか。
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みんなのコメント
R33は村山工場の「設備が古くてホイールベースの違うクルマを同じラインで流せない」という事情から、ローレルと同じホイールベースを押し付けられた。
エンジンは変わらず、大きく重くなったボディだから当然R32より遅い。
それでも「ニュルで8分を切れ」という無茶な命令が上から出て、苦肉の策として外せる物は外して、ロールケージを入れてなどの改造をして8分を切った。(つまりあれはノーマルではない改造車)
そのインチキ体質は後に「土屋圭市激怒広報チューン事件」として明るみに出る。
土屋の買ったR33がどれだけ遅かったかは動画サイトで見られる。
他にも「筑波最終でのアンダーを消せ」という命令で挙動が不自然になったり(32は別にアンダーではなくドライバーが曲がるのに失敗してるだけ)色々ね
BCNR33に人気が無いのは必然。
別に今になってBCNR33の評価が上がってきたわけじゃなく、
人気のBNR32とBNR34のタマがなくなってきたからBCNR33に流れ着いただけ。