サーキット専用車を選ぶなら商用グレードが狙い目!
サーキットで遊ぶための車両をイチから作ろうと考えたとき、現在のマイカーを使ったり、決まった車種を狙っているのなら別として、ベース車両選びのなかで『商用グレード』を選んでみるのはどうだろうか。一般的には白いボディと黒いバンパーの安っぽいクルマという印象しかないだろうが、捉え方によってはデメリットがメリットになり得るし、実際にサーキットベース車として商用グレードは人気があるのだ。そんな商用車を選ぶもっともな理由を挙げていこう。
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簡素な装備ゆえ軽量で価格がリーズナブル
最大のポイントは同じ車種に乗用グレードと商用グレードがある場合、装備は商用のほうが簡素で軽量なうえ新車にしろ中古車にしろ安い。価格はともかく軽さは走りに対する影響が計り知れないほど大きく、加速だけじゃなくブレーキングやタイヤの消耗などもプラスに働く。参考に軽自動車レースで人気のL275型ミラで、どれくらいの違いがあるか調べてみよう。
まず商用グレードの『TX』は3ドアの5速MTで車両重量はわずか710kg。対する乗用グレードは5ドアの5速MTが750kgあり、40kgもの重量差がすでに生まれる。ドアの枚数が異なるので当然とも言えるのだが、乗用に3ドアは存在せず、その時点で商用に大きなアドバンテージがあると言わざるを得ない。
HA36型アルトなら乗用と商用で車両重量は変わらず
ただしHA36型アルトは乗用の『F』が5速MTで610kg、対する商用の『VP』も610kgとイコールコンディション。とはいえ価格の部分では大きな違いがある。同時期の新車で比べるとFは84万7800円でVPが69万6600円と、15万1200円の差をチューニングに回せるのはかなり有利だ。
もうひとつ忘れてはならないのが税金を始め維持費の安さ。車検の有効期間が異なるため単純に比較するのは難しいが、5ナンバーの乗用車よりも4ナンバーの商用車のほうが、長期的に見れば安上がりになるケースが多いと思われる。
商用グレードMT車も今後は価格が高騰するかもしれない
もうひとつのメリットはMT車を見つけやすいこと。軽自動車にしろ普通車にしろ比較的新しいクルマはATが大半で、MTは見つけにくいうえ希少ゆえに価格も高騰しがちだ。ただし商用グレードはMTの比率がまだまだ高く、とくにローパワーな軽自動車ではその傾向が強い。ただし今後は商用グレードもAT(CVT含む)が中心になると思われ、MTで走りたい人は早めに動いたほうがいいだろう。
商用グレードは過走行やメンテ不足によるコンディション不良に要注意
最後は商用グレードの中古車を買うときの注意点をいくつかお伝えしておこう。デメリットは営業車として使い込まれたクルマが多いため走行距離は増えがちで、ボディの色褪せや傷などもある程度は目をつぶる必要がある。もちろんエンジンのコンディションにも注意が必要だ。個人のクルマじゃないだけに扱いがラフになるのは致し方ないが、ずさんな会社で使われていた場合、オイル交換すらマトモにしていない可能性がある。サーキットを走る前にエンジンのオーバーホールが必要……なんて状態では、安く買った意味がなくなってしまう。個人売買にしろ中古車店で購入するにせよ、機関部のチェックはいつも以上に念入りに行おう。
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