お台場がモータースポーツのテーマパークに
モータースポーツというと大体はレースにせよラリーにせよ、都市部から遠く離れた場所で開催されているもので、わざわざその現場に足を運ぼうかという一部のファンを除いては、一般の方々にはちょっと縁遠いイメージがある。しかし、そんなモータースポーツの魅力を凝縮して都心部で体感できるのがこの『モータースポーツジャパン 2018 フェスティバル イン お台場』だ。
本イベントでは4輪・2輪そしてカートなどのあらゆるモータースポーツに関連する、さまざまなメーカーや団体がそれぞれに趣向を凝らした展示や体感ブースを展開、コアなモータースポーツファンはもちろん、家族連れでも楽しめるような内容になっている。
具体的には軽自動車ベースのレース、K4GPから国内最高峰のスーパーGT、そして国内外のラリー車やスーパーカーまで、様々なカテゴリーの車両が会場内の特設コーナーを走る様子を間近に観覧することができる。響き渡るエグゾースト・サウンドやタイヤが発するスキール音、目も眩むほどに巻き上がるタイヤスモークを発しながらプロレーサーがマシンを自在に操る様は、覧る者の五感にダイレクトに訴えてくるため、「モータースポーツってなに?」という方も魅了されること間違いなしのエンターテインメントなのである。
今年のMSJ 「レジェンド・オブ・スバル」をフィーチャー
毎年、特定の自動車メーカーのモータースポーツ史をフィーチャーして展示しているMSJ。今年のテーマは「レジェンド・オブ・スバル」。古くはスバル360での第2回日本グランプリでのクラス優勝、同社初の普通車スバル1000/ff-1シリーズの国内ラリーでの活躍などにはじまり、レオーネ4WDでのサファリ・ラリー挑戦、初代レガシィの10万km世界速度記録達成、コリン・マクレーがインプレッサで世界ラリー選手権(WRC)を席巻した’90年代の熱狂、そして近年のニュルブルクリンク24時間レースでの連覇など、スバルの歴史は常にモータースポーツと共にあったといえる。
展示ブースにはスバル360をはじめ、サファリ仕様のレオーネやレガシィ、インプレッサのWRCマシンなど、同社の歴史に残るコンペティションカーが並べられた。
水平対向エンジン、前輪駆動、乗用4WD、モノコックボディ、四輪独立サスペンション、ターボチャージャー、オートマティック・トランスミッションなど、その時代の新技術に挑んでそれらをいち早く量産車に実装してきた技術者集団スバル。新技術の実証と熟成の場としてモータースポーツは最適であるといえる。そして実戦の場からのフィードバックを感じられる市販車づくりこそがスバルの真骨頂。
そのような生い立ちのスバル車を熱烈に支持するユーザーは根強く、より “スバル濃度” の高いクルマを欲する層に向けて、同社のモータースポーツ部門であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)は歴代の各モデルで、より高性能で走りの質感を高めたコンプリートカーをリリースし続けてきた。
今回の会場ではWRカーレプリカともいえるインプレッサ22B STIバージョンにはじまり、歴代インプレッサやレガシィなどに設定されたSシリーズやtSシリーズなどのSTIコンプリートカーが勢揃いするという眼福にあずかった。
自慢の愛車でイベント参加 レプリカ&ヒストリックカー展示
長年にわたってクルマ好きから支持されているモータースポーツジャパン。それはこのイベントが訪れて楽しいだけではなく、自らのクルマ愛の発露の場でもあるからではないだろうか。ダイバーシティ前の公園エリアで開催されているレプリカ&ヒストリックカー展示を見てそう感じた。我が国のラリーレジェンドである岩瀬晏弘氏率いるスペシャルショップ、オートスポーツイワセがプロデュースしていることもあり、ランチア・デルタやトヨタ・セリカGT-FOUR、スバル・インプレッサなどの本物と見紛うほどのラリー・レプリカ車両が居並ぶ、’90年代WRCのパルクフェルメ状態となっていた。
また、ヒストリックカーも昭和13年式のダットサンから歴代のスカイライン、日野コンテッサ、三菱コルト1000、初代ランサーといった日本車から、カルマンギア、フォード・マスタング・マッハワン、アウディ・クーペクワトロなどの輸入車までバラエティに富んでいた。また、車両会場の中心には今回のテーマにちなんでスバル車の展示が行われた。
また、今回の展示には東京大学とホンダテクニカルカレッジ関東の学生による海外ヒストリックラリー参戦プロジェクト、“Team夢双” も参加。ラリー・モンテカルロ・ヒストリーク2018に参戦、完走したスバルff-1、TE27型トヨタ・カローラレビン、SB1型ホンダ・シビックRSのラリーカーも並べられた。
今年は日曜の開催が中止、土曜も15時までの短縮開催に
今回のMSJは日曜の天候悪化が予報されたため、イベント直前になり日曜日の開催が中止となり、土曜のみの開催となることが発表された。また、土曜日もお台場という場所柄を考慮し、雨や強風に見舞われる前に撤収ということで、一部の同乗体験走行がオミットされるなどして15時までの短縮開催となった。しかしながら44,917人もの来場者があり(主催者調べ)、大いに賑わったといえるだろう。
■MOTOR SPORT JAPAN 2018 公式サイト
52枚の写真でみる詳細レポートは、記事下の「すべての画像をみる」で公開中。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【ホンダ】体験型イベント「Enjoy Honda 2026/エンジョイホンダ2026」全国4か所での開催が決定!
トヨタのイマーシブ・ミュージアムが横浜に!クリムトとシーレの美を追体験【「THE MOVEUM YOKOHAMA(ザ・ムービアム ヨコハマ)12月20日オープン】
マーク8、マーク11、コーティナMk1 !!…77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い
センシングとAIの組み合わせで、快適な移動空間を提案【東京オートサロン2026出展情報】
小林稔が捉えた「クルマの本質」。ロードカーとレースを繋ぐ報道写真・作品展「CHASING GRACE」開催
老舗のヤナセがついに軽EVを売る! 「ヤナセEVスクエア」がBYDとディーラー契約し2026年夏横浜に店舗をオープン
中国の巡視船に“放水砲攻撃”される漁船 3人けが フィリピンが動画公開し猛抗議「この映像を家族と一緒に見てほしい」
「もう軽に見えない!」ホンダ新「N-BOX」発表に“反響殺到”!「ここまでやるか…」「重厚感すごいな」の声も! 軽ハイトワゴン“絶対王者”に新登場の「めちゃクロ」仕様! 特別な「ブラックスタイル」とは!
日産が新型「セレナ」発表! 3年ぶりの「デザイン大刷新」&歴代初の「“Google搭載”システム」採用! “新たな派生モデル”を追加し26年2月から発売へ! 278万円から
新車53万円! ヤマハ新型「オフロードバイク」発表! 125ccの“原付二種”でも「フルサイズ」な本格派! 名門“WR”の系譜を継ぐ、ヤマハ渾身の「青い相棒」! 新型「WR125R」とは!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?