およそ12年が経過し中古車価格がお手頃になってきた、3代目プリウスでおすすめしたいのが、スポーツコンバージョンモデルのSツーリングセレクションG’s(以下G’s)だ。ノーマルとの違いを、カタログを読むだけではわからない深部まで解説していきたい。
文/佐々木 亘 写真/トヨタ自動車
選択肢は新型プリウスだけじゃない!! 今こそ中古30系プリウス!! 狙うはスポーツモデルのG’sだ!!
■生産時だからこそできるチューニングでクルマの本質が変わる
G’sは、現在のGRブランドの前身。意のままに操る喜びを市販モデルで体験してほしいという、トヨタの思いの詰まったシリーズだ。
トヨタ車体により架装されているため、ドアの内側にはトヨタ車体のステッカーが貼られている。
内外装には専用パーツをふんだんに使い、足回りには最低地上高が15mmダウンする専用チューニングサスペンションが装着される。ノーマルの3代目プリウスとは見た目が大きく違うのもイイところ。
加えて、トヨタ車体だからこそできる、見た目ではわからないチューニングがG’sの売りだ。
ボディ剛性アップのため、フロントサスペンションメンバーの前端ブレース、スタビライザーブラケットの大型一体構造化、フロアセンターブレース、リアバンパーリインフォースの剛性アップアイテムを装着した上に、ロッカーフランジスポット溶接の打点追加を行う。
これにより、ノーマルモデルとは全くシャキッとした乗り味に進化する。G’sには燃費重視で走りは二の次というプリウスの姿は無い。現代でも十分に通用するハイブリッドスポーツだ。
■カタログを読むだけではわからないノーマルとG’sの違いもある
ここまで紹介してきた変更ポイントは、カタログを読めばわかること。スポット溶接の打点増し以外は、パーツを取り寄せて装着すれば、自前でG’sをつくることもできる。
ただ、あまり知られていないノーマルとG’sの違いがもう一つあるのだ。これはカタログにも載っておらず、G’sとノーマルを乗り比べないとわからない。
その変更点は、ステアリングギア比である。ノーマルとG’sでは、ステアリングのロックトゥロックの回転数が違うのだ。その差は左右でおよそ半回転ずつG’sのほうが少ない。小さなステアリングの動きにも、クルマがアクションを起こしてくれるということになる。
剛性アップも相まって、クイックでリニアな旋回操作を体感できるのはG’sならではだ。
余談になるが、3代目も先代も現行型も、G’sよりステアリングが多く回せてしまう。筆者が、慣れ親しんだ愛車と同じ感覚で曲がり角に差し掛かると、「どこまでハンドルが回るんだ?」と違和感が出てくるのだ。
現行型プリウスもかなりスポーツしているが、クイックなステアリングフィールはプリウスG’sが上回る。
■強化パーツが生み出す寿命の長さは中古車としての魅力度を高める
プリウスG’sは耐久性という面でも優れている。
筆者の所有するG’sは、既に17万キロを超える個体。これだけ走っても、ショックからの油漏れ一つなく、アライメントにもほとんど狂いが出ないのは驚異的だ。
大きな部品交換をせずに、ここまで快調に乗れているのは実に立派。同年式のクルマに比べて劣化の速度が抑えられているのは、中古車を選ぶ際の大きなメリットにもなる。
中古車価格は100~150万円程度。中には100万円を切るものもあった。新車当時はノーマルのSツーリングセレクションと比較するとG’sは32万円高かったが、中古車だと新車当時の価格よりも差が縮まっているようにも感じる。
見た目よりお金も手間もかかっているプリウスG’s。3代目プリウスを狙っている方はもちろん、ハイブリッドスポーツを探している方にも、超おすすめできる1台だ。
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みんなのコメント
出た当初、麻生のエコカー減税で爆発的に
売れたモデル。
走って(前期のみ、中期以降はスペックダウン)
燃費が良くて、尚且つタマが多いから
中古価格が安い。
だから、輩が率先と乗って印象が劇悪い。
殆どの人は分かってるからチョイスすることは
ないな。