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BMW i4が日本デビュー。4シリーズ グランクーペをベースにした4ドアクーペの電気自動車

掲載 更新 8
BMW i4が日本デビュー。4シリーズ グランクーペをベースにした4ドアクーペの電気自動車

2022年2月16日、BMWジャパンは4シリーズ グランクーペのラインナップに電気自動車の「i4(アイフォー)」を追加設定して販売を開始した。デリバリーは2022年3月以降を予定している。

走行可能距離は590kmを実現。先進運転支援システムも標準装備
2021年、コロナ禍や半導体不足といった問題に直面しながらも、BMWグルーブは日本市場で堅調な成績を残した。販売台数は、BMWが3万5905台、MINIが1万8211台、そしてモトラッド(モーターサイクル)が5866台で、合計5万4116台。中でもモトラッドは過去最高の販売台数を記録している。

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2022年、BMWはEV/M/ラグジュアリーの3本柱を軸に、ニューモデル構成を展開する予定だ。EVでは、ここで紹介するi4やiXのバリエーション拡大、そして充電インフラの充実を進めていく。

Mは、その前身であるBMWモータースポーツ社の設立から2022年で50周年にあたるため、限定モデルやM4 GT3によるレース参戦、M2 CSによるワンメイクレースの開催などが予定されている。

ラグジュアリーでは、間もなく日本デビュー予定の新型8シリーズをはじめ、EVモデルも含めたニューモデルの登場も予定されている。また、2月中に発表予定の新型2シリーズクーペや2シリーズアクティブツアラーなど、コンパクトクラスにも力を入れていくという。

さて、そんなBMWジャパンが2022年に最初に発表するモデルが、電気自動車の「i4」だ。2021年11月に発表されたiX3がX3シリーズの一員であったように、このi4も4シリーズの一員で、グランクーペをベースとしている。

エクステリアでは伝統のキドニーグリルを備えるが、エンジン冷却を必要としないので開口部はなく、空力性能向上とブレーキ冷却のためのフロントフェンダー前後のエアインテーク&アウトレットも特徴的。ドアハンドルはフラップタイプとして空力特性を向上させている。リアバンパー下部にはディフューザーも備わる。

インテリアも基本的に4シリーズ グランクーペと共通だが、iXに採用されているメーターパネルとコントロールパネルの一体型ディスプレイが備わっている。床下にバッテリーを搭載する関係でフロアは4シリーズ グランクーペより25mm高いが、リアシートはおとな2人なら十分な居住性を確保している。

ボディ形状はグランクーペと同じくリアゲートを備える5ドアハッチバックで、ラゲッジスペース容量も変わらず、リアシート使用時で470L、シートバックを倒せば最大1290Lにまで拡大する。

日本仕様のi4には、「eDrive40(およびeDrive40 Mスポーツ」と「M50」の2モデルが設定された。前者は、340psと430Nmを発生するモーターで後輪を駆動するRWDで、リチウムイオン電池の総エネルギー量は83.9kWh。一充電走行距離は590km。

後者のM50は、BMWのEV初のMモデルで、前後に2つのモーターを備えた4WDで、システム総合で最高出力は544ps、最大トルクは795Nmを発生。この数値はM8やX5 Mのハイパフォーマンスモデルを凌ぐものだ。バッテリーはeDrive40と同じで、一充電走行距離は510km。(数値は、いずれも欧州仕様値)

充電は、200Vの普通充電とCHAdeMO方式の急速充電に対応している。普通充電は6.4kWのBMW ウォールボックス(200V/32A)なら、約15時間で0%の状態から100%まで充電可能。急速充電は90kW充電器なら約40分で0%から80%まで充電できる。また、10分の急速充電で、eDrive40なら最大約90km、M50なら最大約75km程度の航続距離を伸ばすことができる。

安全機能・先進運転支援システムでは、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる最先端の「ドライビング アシスト プロフェッショナル」を標準装備。リバースアシスト機能や、ハンズオフ機能付き渋滞支援機能なども搭載している。

総合テレマティクスサービスの「BMW コネクテッドドライブ」や、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能な「BMW インテリジェントパーソナルアシスタント」なども標準装備し、アマゾンアレクサの利用も可能だ。

ラインナップと車両価格は、以下のとおり。ハンドル位置は、すべて右となっている。

なお、BMWジャパンでは、i4と同時に電動スクーターの「CE 04」も発表(車両価格は161万円)した。2輪と4輪の両方を手がける貴重なメーカーのひとつである、BMWらしい発表といえるだろう。

BMW i4 ラインナップ
i4 eDrive40(RWD):750万円
i4 eDrive40 Mスポーツ(RWD):790万円
I4 M50(4WD):1080万円

■BMW i4 eドライブ40 主要諸元
●全長×全幅×全高:4785×1850×1455mm
●ホイールベース:2855mm
●車両重量:2080kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:250kW(340ps)/8000rpm
●最大トルク:430Nm(43.9kgm)/0−5000rpm
●バッテリー総電力量:83.9kWh
●一充電走行距離:590km
●駆動方式:RWD
●タイヤサイズ:225/55R17
●車両価格(税込):750万円

■BMW i4 M50 主要諸元
●全長×全幅×全高:4785×1850×1455mm
●ホイールベース:2855mm
●車両重量:2240kg
●モーター:交流同期電動機×2
●システム最高出力:544kW(400ps)/8000rpm
●最大トルク:795Nm(81.0kgm)/0−5000rpm
●バッテリー総電力量:83.9kWh
●一充電走行距離:510km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:245/40R19
●車両価格(税込):1080万円

[ アルバム : BMW i4 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

8件
  • 激烈にカッコ悪いフェイスに低性能EVで、乗り出し850万円くらいとは!

    ビーエムの電動車はEVの i3 は勿論3シリのハイブリッドですらトラブル続きで信用度ゼロだから、誰も手を出さんよ。
  • ブタケツのローレルよりブタなんだが、なんとかならなかったのか?
    M30の頃はカッコ良かったのに
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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