アルファロメオは4月10日、新型コンパクトカー『ジュニア』(Alfa Romeo Junior)を発表した。『ジュリエッタ』や『ミト』のファンにとってはスポーツコンパクトの“復活”であり、新世代のアルフィスティ(=アルファロメオファン)を歓迎するモデルでもある。
ジュニアのデザインは、アルファロメオ・チェントロスティーレが開発した。ブランドの特徴的なスタイル要素を再解釈し、アルファロメオ自身の表現によると「セグメントにおける美の基準を再定義している」。第一印象でドライバーと車との感情的なつながり築くイタリアンデザインだ。
なぜ? アルファロメオ『ミラノ』の車名を禁じられる…なら『ジュニア』だ!
エクステリアデザインにおいては、長さ4.17m、幅1.78m、高さ1.5mのコンパクトな寸法に、アルファロメオならではのモダンなイタリアンデザインを凝縮した。アルファロメオ伝統の特徴、例えば短いオーバーハング、筋肉質なホイールアーチ、『ジュリアTZ』を彷彿とさせる「切り落とされたテール」=コーダトロンカなどが、アルファロメオのアイデンティティを形成している。
インテリアデザインには、やはりイタリアンデザインならではの細部への配慮、上質な素材の使用といった特徴がある。「ドライバー指向」で、すべての操作系をドライバーの手の届く範囲に配置し、本物の魅力的な運転体験を提供する。運転スタイルに適応する。特に“望遠鏡”デザインのインストゥルメントパネルは、過去のアルファロメオと視覚的なつながりを作り出し、アルファロメオとしてのスポーティな運転体験を引き出すようドライバーを誘う。
ダッシュボードの中央には、10.25インチ・タッチスクリーンシステムがあり、ウィジェットを使用して各種機能と直感的に対話できる。さらに、アルファロメオのスポーツ性の象徴であるクアドリフォリオ(四葉のクローバー)形のエアコンベントがインテリアを飾り、サベルトのスポーツシートが目を引く。
なおこの車は当初、『ミラノ』の名前で予告され、発表までされたが、当局が使用を許可しなかったため、直後にジュニアに改称している。
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