国際自動車連盟(FIA)は10月2日、アンドレッティ・フォーミュラ・レーシングのF1参戦への申請を審査した結果、これを承認したと発表した。アンドレッティは、審査プロセスの最後の段階に進み、フォーミュラ1マネジメント(FOM)の審査を受けることになる。
今年2月、FIAは、2025年から2027年の間にF1にデビューする新チームの選考手続きを開始、フェーズ1として、『関心表明/Expressions of Interest』の募集を行った。多数の問い合わせを経て、4チームが詳細な評価が行われるフェーズ2に進んだ。
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FIAは、F1に参戦するための競技的・技術的能力、資金を調達し維持する能力、チームの経験および人的リソース、2023年にネットゼロを達成するというF1の目標に合わせた持続可能性の管理、FIAの平等、多様性および包括性に関するアプローチに合致する持続可能性の基準を満たす能力、ポジティブな社会的影響を提供する能力などの点に関して、厳格な審査プロセスを適用、その結果、4チーム中、唯一、アンドレッティ・フォーミュラ・レーシングのみが、FIAが設定した基準をすべての面において満たしたということだ。
FIAは、審査プロセスのフェーズ3として、アンドレッティの申請に関する調査結果をFOMに渡し、今後はFOMが商業的な面における議論を行うことになる。
今年1月、マイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・グローバルは、ゼネラルモーターズと提携し、アンドレッティ・キャデラックとしてF1に参戦することを目指すと発表した。
しかし、F1と既存チーム側は、11番目のチームが加わることについて、否定的な姿勢を示し続けており、アンドレッティの申請がFOMからの承認を受けることは簡単ではなさそうだ。既存チームの大部分が、新規チームが加わることで、F1からの分配金が減ることを深刻視している。
F1は、アンドレッティの申請を承認したというFIAの発表を受け、次のような声明を発表した。
「FIAのプロセスのフェーズ1とフェーズ2に関する彼らの結論に留意する。残った申請のメリットについて、我々独自の評価を行っていく」
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