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次期ロールス・ロイスの内装の目玉は9万個の星が瞬く神秘的な化粧パネル

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次期ロールス・ロイスの内装の目玉は9万個の星が瞬く神秘的な化粧パネル

英ロールス・ロイスは8月25日、まもなく発表予定の新型「ゴースト」に、オプションとして「イルミネーテッド・フェイシア」を初採用すると発表した。

9月1日のデジタルワールドプレミアに先駆け、熟練エンジニアが2年の歳月をかけて完成させた装備が公開された。オーダーメイドオプションによりオーナーだけの1台を製作する「ザ・ビスポーク・コレクティブ」。そのリストに新たに加わったのは、輝く星をモチーフとした光るダッシュボードパネル、「イルミネーテッド・フェイシア」だ。

控えめなデザインを求める潜在オーナーの声に応え、新型ゴーストでは華美な装備やデザインは徹底して排除されており、インパネについてももちろん例外ではない。そのため、イルミネーテッド・フェイシアはレーザーエッチングにより90,000個もの微細な穴をパネルに穿ち、152個のLEDにより囁くように繊細な星の瞬きを表現している。また、星々に囲まれるように配された「Ghost」の文字も、わずか2mmの細さで均等に発光。さらに、エンジンオフでこうした装備はすべてブラックアウトし存在感を消すという。

インパネに星空を再現するためにロールス・ロイスが採用したのは3層構造のフェイシア素材。基板はピアノブラックのパネルで、その上にダークカラーのラッカーを重ね塗りし、職人の手で0.5mmの均等な厚みにポリッシュされている。ピアノブラックはLEDを発光させるため、わざわざレーザーでブラックのカラーを削ぎ落としているというから、息を呑む美しさを生み出すための手間ひまには感嘆するほかない。

ロールス・ロイスではイルミネーテッド・フェイシアを、マスコットのスピリット・オブ・エクスタシーや、神殿型のフロントグリル、さらにはスターライトヘッドライナーといった装備と並ぶブランドアイコンに育てる方針とのこと。美麗なオプション装備の発表で、新型ゴーストに対する期待は高まる一方だ。

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