Autosportのポッドキャスト『JA on F1』によると、F1ラスベガスGPのCEOであるレニー・ウィルムは、2023年の初開催時よりもはるかに手頃な価格でレースを観戦できる機会を提供する必要があると認めた。
「私たちは今年、商品構成を大幅に変更しました。様々なテーマで、より多くの一般入場券を用意しました」と彼女は言う。
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「スフィア(コースの近くにある巨大円形ホール”MGSスフィア”)の一般入場券は、(出演する)タレントに焦点を当てています。とてつもない才能を持つタレントのラインアップが揃った、3日間のパーティーです。チケットを持っていれば、これらのコンサートを楽しむことができます」
「新しいフラミンゴ・ゾーンでは、一般入場券を最安値で販売します。これは昨年よりもかなり安い価格です。さらに、グランプリ・プラザに近い第3の一般観戦ゾーンを近日中に発表する予定で、より手頃な価格帯でレースを体験できるようにします」
「新しいファンを取り込むためには、商品のラインアップを広げる必要があります。過去5年間で、アメリカのF1ファンのふたりにひとりは、新規のファンなのです」
ウィルムは昨年、最初の開催発表からわずか1年半でF1で最も野心的なレースを実現させたCEOとして、熱い視線を浴びていた。
ラスベガスの地元当局は最近、レースがラスベガスに与えた経済効果は15億ドル(約2,357億円)で、3ヵ月後に開催されたNFLの優勝決定戦スーパーボウルの2倍以上だったと報告している。
道路の閉鎖に憤慨する地元の人々やホスピタリティ・ユニットの売れ残りの他、フリー走行中に排水溝カバーが浮き上がり、カルロス・サインツJr.のマシンに直撃するという、問題もいくつか発生したラスベガスGPだが、決勝レースは素晴らしいバトルが繰り広げられた。
1年目の開催を終えて、ウィルムは2年目の開催に向けて改善するためのアイデアが詰まったノートを手に入れた。
「難しくなかったとは言いません。かなりチャレンジングでした」
そうウィルムはラスベガスGPの初開催を振り返った。
「私たちにはプレイブックもありませんでしたし、最初の発表から開催まで1年半しかありませんでした。わずか11ヵ月で30万平方フィート(約2万8000平方メートル)のビルを建設し、ラスベガスの象徴であるストリップ通りをレース場に変えました。振り返ってみると、本当に信じられないことでした」
「(F1のオーナーである)リバティ・メディアのF1に対する絶対的な情熱が、私を含めたチームと6億5000万ドル(約1020億円)という大きな投資をして土地を購入し、あの素晴らしいビルを建設することにつながりました。それが活動のベースとなることに興奮しています」
F1では珍しいことに、ウィルムはラスベガスGPで女性中心のリーダーシップ・チームを率いており、スポーツ全体に女性のための機会を設けることに尽力している。
「私は2人のシニア・パートナーの下で働くことができ、とても幸運でした。彼らは常に、私に居場所を与え、意見を聞いてくれました。 私はすべての決定やミーティングに参加し、それがプロの世界で成長した私にとって大きな意味を持っていました」
「私は若い女性を昇進させ、彼女たちが成長しているのを見るのが大好きです。ラスベガスGPで私たちが築いた経営陣を振り返ると、それは女性が運営する組織でした。そういう風にしようとしたわけではなく、そのポジションに最適な人材を選び、そうなったのです」
「エンジニアであれ、メカニックであれ、経営幹部であれ、チーム代表であれ、F1ドライバーであれ、女性がなりたい役割に成長できる機会を作りたいです。F1アカデミーとそのプログラムがもたらす可能性のすべてに、私たちはこれ以上ないほど興奮しています」
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みんなのコメント
しかも今はF1のトータルの走行時間も以前に比べて少なくなっている
ちょっとアメリカは現地民だとしても割に合わない
今年の日本GPがいつも以上に外国人が多かったのも納得