■セリカ復活を示唆!? GR86ラリーレガシーコンセプトに反響集まる!
2024年11月5日(現地時間)に、トヨタの米国法人は、同年5日から8日までアメリカ・ラスベガスで開催されていたモーターショー「SEMA Show 2024」にて、「GR86ラリーレガシーコンセプト」を世界初公開しました。
かつての往年のラリーカーを彷彿とさせる仕様に、ネット上では多くの反響が寄せられています。
【画像】「えぇぇぇぇ!」これが現代版「セリカ」です! 画像で見る!(71枚)
GR86ラリーレガシーコンセプトは、トヨタが世界各国で展開するスポーツカー「GR86」をベースに、かつて世界ラリー選手権(WRC)で活躍した同社のラリーカー「セリカ GT-FOUR(ST185 および ST205)」をオマージュし、現代風に蘇らせたカスタムカーです。
制作を手がけたのは、米国のチューニングショップ「エヴァーシブ・モータースポーツ」で、過去にパイクスピーク・ヒルクライム用車両を手がけた実績があり、技術力と独創性で知られています。
また、今回実車が世界初公開されたのに伴って、GR86ラリーレガシーコンセプトの製作工程を記録した映像が自動車写真家ラリー・チェン氏のYouTubeチャンネルで公開されています。
エクステリアに関して、フロントには4灯が並ぶ大型ライトポッドが装着され、クルマ全体にラリーカーらしい印象を与えています。
ボディカラーには赤、白、緑のカラーリングをほどこし、セリカ GT-FOURラリーカーへのオマージュを強く感じさせます。
足元にはラリー用に特化したタイヤも装着されていますが、これらの特別なラリー用部品の調達には苦労したとのことです。
ドアは基本的にGR86のものをそのまま流用していますが、窓の部分に小さなスライド式のドアを設けるなど、実用性も高める工夫が施されています。
またナンバープレートを取り付けることは想定されておらず、その位置には排気口が配置されており、ラリー走行時の衝突にも耐えられるように設計されているのが特徴です。
インテリアには、レース用シートと6点式ハーネスを備え、完全なるラリー仕様へと様変わりしています。
パワートレインは、「GRカローラ」から流用された1.6リッターターボチャージャー付き直列3気筒エンジンと4WDシステムを搭載。
なお、GRカローラの4WDシステムはエンジンを横置きするレイアウトが特徴ですが、GR86は縦置きの水平対向エンジンでFRを採用しているため、互換性のない構造を大胆にカスタマイズして移植する必要がありました。
溶接や寸法調整といった細かな作業が繰り返され、移植することに搭載することに成功したといいます。
そんなGR86ラリーレガシーコンセプトに、ネット上では「ST205の進化版としてめちゃくちゃアリ」「トヨタのラリーカーいえばこの色だよね」「これはカッコイイぞ」など、往年のラリーカーを彷彿とさせるデザインが好評を得ているようです。
また「わざわざエンジンに載せ替えるとかカスタムの本気度がスゴイ」「GRカローラのものをよく移したなあ」など、パワートレインを移植したことを称賛するユーザーや、「GRヤリスよりこっちでラリー出てほしい」「レースで見たいぞ」など、ラリーで走っている姿を見たいという意見も。
そのほか「このオマージュは新型セリカへの布石かな」「令和版セリカを見てみたい、トヨタさん期待しています」など、セリカの復活を望む声も多くの反響が寄せられていました。
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