エンジン分解したことで初めて気が付くことも……
いよいよ本格的な作業開始!! カワサキの初代空冷Z系エンジンの分解と点検、そして、組み立て作業を実践します。
【画像】内部の状態は良好!? 初代空冷Z系エンジンの腰上分解作業を画像で見る(14枚)
バイクショップやバイク仲間が組み立て作業している様子は、過去に何度も見学したことがあるエンジンです。どちらかと言えば、他人が行う作業を見学したエンジンでは、この初代空冷Z系エンジンが一番多かったかも知れません。
ぼく個人的には、同じ空冷4気筒エンジンなら、ホンダCB750Kシリーズの分解メンテナンスやオーバーホール経験が圧倒的に多く、その次がホンダ4ミニの横型エンジンかも知れません。4ミニ耐久レースへ積極的にエントリーしていた頃は、ホンダエイプの縦型エンジンをメンテナンスする日々が続きました(7時間耐久の【もて耐!】では優勝経験もあります)。
あくまで個人的な印象ですが、初代空冷Z系と呼ばれる、国内Z2Eエンジンは、そのパワー感に不満があります。CB750K0やK1と比べても、パンチ感は今ひとつで、2ストエンジンの750SS/H2のじゃじゃ馬加減とは、まるで異なるジェントルなエンジンフィーリングです。
この連載車に搭載されるZ2Eエンジンは、気になるメカノイズは一切無く、エンジン始動から暖気中、走行に至るまで、バラつきなどまったくありませんでした。パワー感に対する不満を除けば、何ら問題は無く、素晴らしいエンジンだと思います。ベーシックコンディションと言うか、その素性は、極めて良い個体であることが、これまでのお付き合いの中で、はっきり理解できました。
ところが!? 開けてビックリ……なこともあるのが、この初代空冷Z系エンジンなのかも知れません。頑丈なエンジンと言われるからこそ「過信してしまう」ユーザーが多いとも聞いたことがあります。ちょっとしたメカノイズが出でていても、パワー感に違いはないから「そのまま走ってしまえ」っと走り続けたところ「銀粉ギラギラのエンジンオイルが出てきた……」といったお話しを、過去に何度か聞いたことがあります。
初代空冷Z系エンジンに限ったことではありませんが、定期的なメンテナンスやオイル交換は、4ストロークエンジンにとっては当たり前のルーティーン・メンテナンスであって、頑丈なエンジンだから「オイル交換タイミングを怠っても問題ない!!」と言ったことなどありません。特に、海外からの里帰りした900/Z1で、程度が良さそうだからそのまま乗り始めたら「気が付いた時には……」と言ったお話しも聞いたことがあります。
中古車を購入する際には、見た目の程度も大切ですが、以前のオーナーさんがどのような乗り方、走らせ方をさせていたかを知ることも、大切なことだと思います。程度の良し悪しに関わらず、可能な限り、まずは現状コンディションを知ることが大切です。
このZ2Eに関しては、分解前にある程度の実走行を繰り返し行いましたが、それでも、やっぱり「開けて良かった!!」といった現実を目の当たりにしました。詳細は、また追ってリポートいたします。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【愚かなあおり運転の結末】このドライバーが時速178kmで後方から煽っていた先行車の正体は?バカで愚かな行為の非常に痛い代償とは?
リッター「約29km」走れるミニバンは“家庭の味方”!? 「ガソリン価格高騰」の“今”検討したい新車200万円以下のモデルも! 低燃費モデル“トップ5”とは?
【中国】トヨタの“クラウン ミニバン”こと「クラウン ヴェルファイア」がスゴイ! “超豪華”「王冠仕様」の「高級車」! デカすぎグリルがカッコイイ「迫力ミニバン」とは
約313万円で買えるトヨタ「ハリアー」!? 最上級仕様の「ほぼ半額」な「S」グレードに反響多数! 人気“高級SUV”の「廉価グレード」に“熱視線”集まる!
横須賀~房総半島直結!? 第二アクアライン「東京湾口道路」計画が進行中!? ついに「期成同盟会」も誕生 海老名~富津が「約60km」でつながる“すごい計画”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
CBのクランクは一体型。
当時は大排気量のエンジンはクランクメタルの
焼き付きが問題になって組み立てr式に戻ったが
ホンダだけは一体型で問題なく750を造れた。
のちのGSもGXやXSも一体型になっていた。
カワサキはZ1000系が長らく組み立て式が続いたが
ストリートでもレースでも活躍してた。
要は造り方と使い方による。