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観客のレベルも高いって! 欧州のイベント駐車場が凄かった件 後編 初代NSXから東欧マイナー車まで

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観客のレベルも高いって! 欧州のイベント駐車場が凄かった件 後編 初代NSXから東欧マイナー車まで

ホンダNSX

(この記事は「観客のレベルも高いって! 欧州のイベント駐車場が凄かった件 前編 ポルシェからプジョーまで」の後編です)

【画像】マニアックすぎる欧州モダン・クラシックカー【ルノー・クリオV6、ブリストル412、ロータス・エスプリを写真で見る】 全53枚

35年近く経った今でも、NSXはエキゾチックなスーパーカーに囲まれても目を引く存在だ。

見た目だけでなく、走りも魅力的である。シャシーのチューニングはあのアイルトン・セナによって仕上げられ、3.0L V6 VTECエンジンは280馬力を発生し、最高速度270km/hに達する。

アストン マーティン・ヴァルキリー

レッドブルF1の伝説的エンジニア、エイドリアン・ニューウェイ氏はどうやってグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにやってきたのか? それはもちろん、彼自身のヴァルキリーで。単に所有しているというだけでなく、設計にも携わっている。

ニューウェイ氏の他に、開発には多くのビッグネームが関わった。コスワースは6.5L 自然吸気V12を1万1100rpmまで回転させ、1000馬力を発生するように調整し、ミシュランは特別なタイヤを開発し、リカルドはトランスミッションを作り、リマックはハイブリッドシステム用の部品を供給した。

エンジニアリングの偉業であるが、完成が大幅に遅れ、レッドブルが身を引いたのは残念だ。

ヴォグゾール・フロンテラ

フェスティバル・オブ・スピード(スピードの祭典)というよりは、フェスティバル・オブ・ザ・アンエクスペクショナル(平凡の祭典)だが、驚くほどきれいな不人気車もたいへん魅力的だ。この第3世代フロンテラ・スポーツもまさにその1台である。

マニュアルのガソリン車で、インテリアも素晴らしく「ザ・90年代」だが、どうやら筆者は、他車を差し置いてこのクルマの取材に時間を費やすことは許されないようだ。

アストン マーティン・ヴァンキッシュ・ザガート

99台のクーペ、99台のコンバーチブル、99台のシューティングブレーク、28台のスピードスターが作られたヴァンキッシュ・ザガートは希少な存在だ。グッドウッドには2台が来場したが、筆者が一番欲しいのはこの写真のようなシューティングブレークだ。

レザー張りの豪華な内装に包まれながら、最高出力600ps近い自然吸気V12で地平線(あるいはガソリンスタンド)に向かって疾走する……。欧州大陸を横断するのにこれ以上の選択肢はない。

アルピナB5 GT

スタイリッシュに、快適に、そしてスピーディに大陸を横断する方法としては、他にもこんなものがある。BMW傘下に入る前のアルピナ最後の5シリーズで、250台限定。最高出力633psで、最高速度は328km/hが公式スペックだが、アルピナのエンジニアは355km/hも可能かもしれないと言っている……。

しかし、V10エンジンを搭載した隣のE60型と、どちらを選ぶだろうか?

ルノー・スポール・スパイダー

ケータハムとクリオ(ルーテシア)の間に生まれた子どものように見えるが、実は本格的なスポーツカーだ。車重はわずか960kgで、150馬力の2.0L 4気筒エンジンで0-100km/h加速を7秒以下で達成する。

しかし、ケータハムはともかく、ロータス・エリーゼと比べて25%重く、価格も25%高い。売れ行きは芳しくなく、英国には100台しか導入されなかった。

ランボルギーニ・ムルシエラゴ

信じられないかもしれないが、これは25年近く前のデザインだ。現在のランボよりも控えめで、自信に満ちた曲線が朝日に照らされる姿は今でも魅力的だ。

ダッジ・ヴァイパーGTS

この非常に長いボンネットには、ロードカーの量産エンジンとしては最大級のものを搭載するという、非常に重要な目的がある。

8.0Lの大排気量V10(後に8.4Lまで拡大)は、このSR IIのように最高出力450ps、最大トルク67.7kg-mという驚異的なパフォーマンスを発揮する。

こちらはGTSクーペで、ヴァイパーとして初めてエアバッグを装備した。

ランボルギーニ・ウラカン

駐車場にあった別のランボルギーニ。普通なら、ランボのベストセラー・スーパーカーを一目見ようとは思わないが、この車両は「ペルフォルマンテ」仕様で、さらに重要なことにカラーがマッチしたルーフボックスが付いている。

大陸を横断する、もう1つのクールな方法だ。

ポルシェ928 S4

フェスティバル・オブ・スピードの熱心な観衆が、はるばるイタリアから来ることは予想外ではないが、928で来ることは予想外だ。

しかし、結局のところ、928はまさにそのために設計されたクルマであり、40年経った今でも実行可能なのは喜ばしいことだ。

ルノー・クリオV6

ルノー・スポール・スパイダーと比べて評価はどうか? 一概には言えないが、中古車価格から判断すると、クリオV6の方が人気が高いことは間違いない。

こちらは初期のフェーズ1で、2.9L V6で最高出力230psを発生し、そのパワーを後輪に送る(エンジンは後部座席があった場所に配置されている)。ショートホイールベースのため、ハンドリングがやや不安定なことで知られていたが、250psのフェーズ2では改善された。

ブリストル412

英国のメーカー、ブリストルが製造したザガート風のタルガで、クライスラーの5.9L V8を搭載する。

特異性で知られるブリストルの顧客層は非常に狭かったが、非常に熱意があり、彼らは自分だけのGTを望んでいた。ボーファイター仕様はターボチャージャーを搭載し、最高速度240km/hを記録した。

フェラーリ400i

ブリストルと同じような時代に誕生したのが、ピニンファリーナがデザインしたくウェッジシェイプの4シーター・フェラーリだ。ブリストルよりもオーソドックスな選択肢であり、見た目が良かったという点ではほとんどの人が同意するだろう。最近RMサザビーズで1万1500ポンド(約230万円)で落札された1台は、修理が必要だったものの、決して無駄ではなかった。フェラーリ最大の掘り出し物だろうか?

BMW M5

歩行者安全規制とエアロダイナミクスの制約により、BMWはもはやこのような姿を作れないと言われている。しかし、新型M5よりは良いものが作れるはずだ。

このE28型のような、かわいらしくも自信に満ちた繊細さは新型にはない。それはおそらく、初代M5が誇った1000kgの重量アドバンテージのせいもあるだろう。1トン軽いのだ。

ロータス・エスプリ

現在、英国ではグリーンのクルマがちょっとした復活を遂げているが、このエスプリを見ればその理由がわかる。

ゴールドのホイールと軽快なインテリア(エクステリアのブロックっぽさとマッチしている)との組み合わせは100万ドルの価値があるように見えるが、実際にはもっとリーズナブルで、3~4万ポンド(約600~800万円)で取引されている。

ジャガーXF

英国車のダークグリーンには何か美しいものがある。XFスポーツブレイクはエスプリとは正反対だが、特別な外観を持っている。それはこの色のおかげでもあり、イアン・カラム氏の優れたデザインのおかげでもある。

XFは生産終了したばかりなので、今のうちに美しい掘り出し物を手に入れておきたい。

ポルシェ918スパイダー

今年のグッドウッドには素晴らしいナンバープレートがいくつかあったが、この918はその中でも最高だった。編集部はハイパーハイブリッドの三種の神器(マクラーレンP1とラ フェラーリも参加していた)を見つけることができたが、918は目立たないからこそ際立っている。

意識して探さない限り、これが100万ポンド(約2億円)以上の価値がある887馬力のモンスターであることを見分けるのは難しい。

スコダ・フェリシア・ファン

918の後を追うには、鮮やかなイエローのスコダしかない。フェリシア・ファンはイエローしか選べなかったため、その条件にぴったり当てはまる。

ほとんどの個体が老朽化して引退してしまったが、この1台は奇跡的に生きており、荷台に折りたためる後部座席も確認できた。

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みんなのコメント

3件
  • 葛葉恭次
    カタオチガーヽ(`Д´)ノ!! カタオチガーヽ(`Д´)ノ!!

      天誅!!!
       //
       \\
       //
      \ \ ズドン!!
      /   /
    ヽ(°Д゚;)丿!?


    薄ら禿メタボワキガでキモカネおじなEV信者は泣くしかないw
  • ********
    これ、日本車はゲテモノ枠だろw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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