メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、ブラジルGPの予選Q2でギャンブルを成功させたフェラーリが優勝の最有力候補であると認めた。
予選Q2の序盤、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンは、スーパーソフトタイヤで1周走行した後にソフトタイヤへ履き替えた。
ベッテル、抜き打ち車重計量で指示を無視。叱責&罰金320万円を科せられる
この時、ガレージへ戻ろうとしたベッテルはピットレーンの入り口で抜き打ちの車重計測に呼ばれた。しかし彼はそこでスタッフの指示に従わず、さらには自力で計量台からマシンを下ろしてはかりを壊してしまったこともあり、叱責処分と2万5000ユーロ(約320万円)の罰金を科された。
その後彼らは揃ってソフトタイヤでタイムを残してQ3へ進出。これにより、フェラーリ勢は決勝レースをソフトタイヤでスタートすることになった。一方メルセデスとレッドブルは、スーパーソフトタイヤでのスタートとなる。
「雨が迫っているところでタイヤを変えて、フェラーリは大きな賭けに出た」とウルフは話した。
「そして、それが成功した。彼らはより長持ちする方のタイヤ(ソフトタイヤ)でスタートする」
「スタートでは不利な点があるだろうが、最初の10~15周では大きなアドバンテージがある。我々の計算では、このことが彼らが優勝の大本命であることを示している」
「我々はリスクを取らなかった。というのも、それでは釣り合いが取れないと考えていたからだ。だがフェラーリがコンストラクターズタイトルを争うための唯一の方法は、(他のチームとは)違うことをして、リスクを取ることだというのを理解している。それが彼らのやったことであり、成功に終わったのだ」
今年のメルセデスのマシンには、レース中にリヤタイヤがオーバーヒートするという傾向がある。特にアメリカとメキシコではこの症状が現れており、彼らはこの2レースで優勝することができなかった。
ピレリによれば、ブラジルGPの決勝レースのコンディションが予想通りだった場合は、32~36周目までをソフトタイヤで走り、その後ミディアムタイヤで走りきるという戦略が最速だという。スーパーソフトタイヤでスタートするマシンは、これよりも7周早くピットストップを行う必要があるようだ。
また日曜日は、金曜日や土曜日よりも気温が上がると予想されており、タイヤマネージメントにおいて不確定要素が増えることになる。
ウルフは、「今週末に向けて、様々なものを修正してきた」と語った。
「(今週末の)ここまでの結果には満足している。しかしそれでも、タイヤのオーバーヒートは最大の課題になりそうだ。タイヤを保たせ、ブリスターが生じないようにする必要がある」
「スーパーソフト対ソフトでは不利な点があるので、我々は少し不利な立場に立たされている」
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