F1オーストラリアGPの予選でレッドブルのセルジオ・ペレスは、ハースのニコ・ヒュルケンベルグの走行を妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを受けた。
インシデントが発生したのは予選Q1。ペレスは最初の計測に向けてウォームアップを行なっていたが、ヒュルケンベルグが後方から迫っているとレースエンジニアがペレスに知らせた頃には時すでに遅し。アタック中のヒュルケンベルグと、低速左コーナーであるターン13のレーシングライン上で遭遇してしまった。
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ペレスはその後Q3まで進出し、チームメイトのマックス・フェルスタッペン、フェラーリのカルロス・サインツJr.に次ぐ3番手タイムを記録したものの、セッション後にスチュワードに呼び出しを受けた。
そしてスチュワードはペレスに3グリッド降格ペナルティを下し、ペレスは日曜日の決勝レースを6番手から出走することになった。
裁定は以下の通りだ。
「ヒュルケンベルグはターン13に差し掛かった時、速いラップを刻んでいた。アウトラップを走っていたペレスがコーナーのエイペックスにいたため、ヒュルケンベルグは彼を交わすためにレーシングラインを離れる必要があった」
「ヒュルケンベルグは当該コーナーで早めにスロットルを離し、早めにブレーキをかけることを余儀なくされた」
「ペレス車の無線交信を確認したところ、スチュワードはチームがちょうど減速したペレスの前にいたマシンに集中していたことが分かった。またヒュルケンベルグが到着する1秒前まで、チームはペレスにヒュルケンベルグが背後にいることを警告しなかった。ヒュルケンベルグへの妨害を避ける上では遅すぎた」
「スチュワードは、Q1セッション中にチームとドライバーが直面した流動的な状況を評価する一方、ヒアリングで説明した通り、ペレスがヒュルケンベルグを『不必要に妨害した』と判断し、これまでのケースと同様の3グリッド降格を科す」
ヒュルケンベルグはペレスの妨害によって「コンマ数秒失った」と感じており、それがQ2進出を逃す原因になったと語った。
「多分、あのラップが僕にとって初めての1分17秒9だったと思うし、コンマ数秒失った」
16番手でQ1敗退となったヒュルケンベルグはそう語った。
「彼はメキシコのシエスタ(昼寝)をしていたんだと思う。ミラーを見ていなかったよ」
「ターン12を周って、接近するスピードが今はとても速いし、充分に注意を払っていないと、いとも簡単に状況はとても早く展開する。でももちろん、起こってはならないことだ」
ペレスが3グリッド降格となったことで、マクラーレンのランド・ノリスが3番グリッドを獲得。フェラーリのシャルル・ルクレールやマクラーレンのオスカー・ピアストリもひとつずつポジションが繰り上がった。
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