現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜマツダといえば「赤」なのか!? アイコニックSPに採用の新ブランドカラー「ビオラレッド」に込めた思いとは?

ここから本文です

なぜマツダといえば「赤」なのか!? アイコニックSPに採用の新ブランドカラー「ビオラレッド」に込めた思いとは?

掲載 18
なぜマツダといえば「赤」なのか!? アイコニックSPに採用の新ブランドカラー「ビオラレッド」に込めた思いとは?

 マツダがジャパンモビリティショーで公開した、アイコニックSP。流麗なスタイリングに目を奪われるが、「おや、これまでの赤いボディカラーとなんか違うかも?」と感じた人が多かったのではないだろうか。ビオラレッドと呼ばれる新色が採用されたが、これまでのソウルレッドメタリックとは何が違うのだろうか?

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、マツダ(タイトル写真はビオラレッドのアイコニックSP)

なぜマツダといえば「赤」なのか!? アイコニックSPに採用の新ブランドカラー「ビオラレッド」に込めた思いとは?

■ソウルレッドに変わるマツダの新ブランドカラー

ジャパンモビリティショーで公開されたマツダアイコニックSP。ボディカラーは新色のビオラレッド

 赤といえばマツダ、50代以上のおじさん世代にとっては、真っ赤なファミリアこと、サンライズレッドのボディカラーを思い出す人が多いのではないだろうか。

1980年に発売されたマツダ ファミリア 5代目BD型。大人気だったのはこのサンライズレッド

 近年では、マツダは魂動デザインとともに、ブランドカラーとしてソウルレッドを生み出してきたが、今回新たな赤いボディカラー、「VIOLA RED(ビオラレッド)」をアイコニックSPのボディカラーとして採用し、ジャパンモビリティショーで公開した。

マツダのブランドカラー、ソウルレッドプレミアムメタリックは2012年11月に発売したアテンザから採用

 これまで赤いボディカラーとしては、ソウルレッドプレミアムメタリック、さらに彩度を2割、深みを5割増したソウルレッドクリスタルメタリック、最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤、アーティザンレッドプレミアムメタリックが市販車に採用されている。

ソウルレッドクリスタルメタリックはソウルレッドプレミアムメタリックに比べて彩度を約2割、深みを約5割増したことで、より瑞々しく艶やかな透明感を実現。2017年に発売されたCX-5から採用(左)

 マツダでは、これまで「匠塗」と称して、熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を量産ラインで実現。これまで、ソウルレッドプレミアムメタリック、ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、ロジウムホワイトプレミアムメタリック、アーティザンレッドプレミアムメタリックに採用している。

最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような、透明感と熟成した深みを両立させたアーティザンレッドプレミアムメタリック

 ここで本題に入る前に、今回マツダが発表したアイコニックSPを軽くおさらいしておこう。このアイコニックSPは、人々が純粋にひと目見て乗りたい、心がときめくようなデザインを目指し、スポーツカーの骨格作りから、サイズ、パッケージなど総合的にデザインされた。

 SNSなどでは、これが次期ロードスターや次期RX-9になるのではないかといわれているが、これまでのマツダのスポーツカーにおけるアイコニックを集めたもので、公式には市販することも明らかにされていない。

 発表された内容は、ロータリーエンジンが発電用に使われるシリーズハイブリッドで、2ローターのロータリーEVは370psを発生する。車両重量は1450kg、前後重量配分は50:50。ボディサイズは全長4180×全幅1850×全高1150mm、ホイールベースは2590mm。

[articlelink]

■みずみずしい浸透していくようなソリッドのビオラレッド

日の光の下で見ると、これまでのメタリックの赤ではなく、純粋なソリッドの赤、赤本来の鮮やかさがわかる

 マツダデザイン本部アドバンスデザインスタジオ部長兼チーフデザイナー、岩尾典史氏に、なぜ今回、新たに赤いボディカラーを生み出したのか、聞いてみた。

 「ビオラは花のビオラと楽器のビオラから来ています。これまで弊社は赤いボディカラーを採用してきましたが、さらに世界一の赤を目指して、純粋な赤いボディカラー、ソリッドでみずみずしい浸透していくようなビオラレッドを創りだしました。

 環境に優しいサスティナブルな顔料を使って、白の上に赤を27回重ね塗りしました。27回に重ね塗りしたのは、均一に厚塗りができないからです。ソウルレッドは光の当たり方でさまざまな色合いを見せましたが、ビオラレッドは赤が際立ち、立体的に見えるようにこだわりました」。

 このビオラレッドはまだまだ試作段階のようだが、話を聞いた後で、改めてアイコニックSPを見ると、ソウルレッドとは違う、深みのあるソリッドな赤だなと感じた。

 さて、このアイコニックSP。骨格作りから始めているので、絵空事ではなく、反響次第では発売する可能性は限りなく近い、というマツダ関係者の証言も得ている。クローズドクーペになるとみられるので、ロードスターではなく、新型RX(RX-9)になるのは間違いないところだろう。

室内ではやや薄い赤に見える

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
レスポンス
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
ベストカーWeb
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
WEB CARTOP
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
AUTOCAR JAPAN
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
レスポンス
100kg軽い車重580kgのベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?
100kg軽い車重580kgのベーシック軽[新型アルト]が2026年に登場!? 軽量化と48Vスーパーエネチャージで勝負!!! 燃費は30km/L到達か!?
ベストカーWeb
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
くるまのニュース
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ベストカーWeb
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
WEB CARTOP
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
motorsport.com 日本版
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
motorsport.com 日本版
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
乗りものニュース
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
バイクのニュース
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
VAGUE
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
くるまのニュース
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
レスポンス
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
motorsport.com 日本版
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
ベストカーWeb

みんなのコメント

18件
  • T. H.
    かつてファミリアが赤というイメージだった

    それからかな
  • hir********
    ロードスターからしばらく使われていた「クラシックレッド」もいい色だった。
    2代目MPVが存外その色が似あっていた。
    確かにマツダは赤のイメージがあると思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

97.0173.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

91.0178.0万円

中古車を検索
ファミリアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

97.0173.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

91.0178.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村