現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【MotoGP】アンドレア・ドヴィツィオーゾが2021年ヤマハ入りの可能性。ホルヘ・ロレンソ後任でテストライダーに?

ここから本文です

【MotoGP】アンドレア・ドヴィツィオーゾが2021年ヤマハ入りの可能性。ホルヘ・ロレンソ後任でテストライダーに?

掲載 2
【MotoGP】アンドレア・ドヴィツィオーゾが2021年ヤマハ入りの可能性。ホルヘ・ロレンソ後任でテストライダーに?

 今年8月、アンドレア・ドヴィツィオーゾは8年間所属してきたドゥカティと来季以降の契約を延長しないことを発表。長年に渡る関係に終止符が打たれることとなった。


 しかし8月の時点で既に2021年のMotoGPクラスのシートは大半が決定済み。ドヴィツィオーゾがレギュラーライダーとしてのシートを確保することは難しいと考えられていた。

■ドヴィツィオーゾ、ツナギに『無職』と皮肉なメッセージ。友人との賭けが原因

 唯一残されているシートが、アンドレア・イアンノーネのドーピング問題に揺れるアプリリアだったが、motorsport.comの調べではドヴィツィオーゾはアプリリアへの加入を選択肢としては考えていなかったようだ。

 最近になって、彼は2021年にテストライダーに就任するという線でいくつかのメーカーと話し合いを行なっているということが確認された。

 ここ数週間、ドヴィツィオーゾのマネージャーであるシモーネ・バティステラはヤマハ、ホンダそしてKTMとコンタクトをとっている。

 そしてmotorsport.comの調べでは、ドヴィツィオーゾはホルヘ・ロレンソの代わりとして、ヤマハへテストライダー入りする可能性が最も高いようだ。なおドヴィツィオーゾは2012年にテック3・ヤマハに在籍。YZR-M1を駆って表彰台を6度獲得している。

 ドヴィツィオーゾ側の要望は金銭的な面だけではなく、彼が他のレースカテゴリー、特にモトクロスといった分野でのレースを行なう自由を欲していると見られている。モトクロスを愛好する彼は、今年6月に参加したモトクロスレースにおいて転倒、鎖骨骨折の怪我を負うなどしているが、このリスク要素をメーカー側が受け入れるかは定かではない。

 そしてバティステラの語った所によると、最終的な決定な今週にも行なわれるという。

「アンドレアが望んでいることは、別の分野のレースに参加できるようにすることだ」と、バティステラはmotorsport.comに語った。

「我々は今週中に、最終的な決定を下すつもりだ」

 ドヴィツィオーゾの決断の鍵となるだろう要素は、メーカー側が2022年にレギュラーライダーとして復帰するという彼にとって最善の選択肢を与えてくれるかどうか、のはずだ。

 その点で考えると、ホンダにとってはマルク・マルケスの肩の負傷を巡る不確実性もあり、ドヴィツィオーゾは最高の代役となるだろう。

 しかしホンダ側はドヴィツィオーゾがモトクロスレースでの怪我のリスクを持ったまま、RC213Vの開発を同時に行なうというアイデアに乗り気ではないようだ。

 またKTMだが、彼らはライダーを自陣営の育成組から登用したいと考えていることため、ドヴィツィオーゾが2022年のシートを保証されるとは考えづらい。

 そして残されたヤマハだが、2021年にバレンティーノ・ロッシはペトロナス・ヤマハSRTと1年間の契約を結んでいるのみであることを考えると、ドヴィツィオーゾにとってはベストな選択肢と考えられる。

 ヤマハも直近までトップ層で走っていたドヴィツィオーゾから、バイクの開発において大きな恩恵を受けることができる。しばしばグリッド上でトップスピードが最も遅いバイクとなるヤマハだが、少なくとも彼らのエンジンは2022年に向け重要な一歩を踏み出すことになるだろう。

 また今年からヤマハのテストライダーとなったホルヘ・ロレンソの契約が継続されない可能性があることも、ドヴィツィオーゾにはプラス要素だ。

 ロレンソは今年、2019年型によるテストを4日間行なったのみで、さらにポルティマオテストではアプリリアに4秒差をつけられていたことから、プロジェクトへの取り組みに対するレベルや、その貢献度に疑問の声が上がっている。実際、現時点では2021年にロレンソを継続起用するかどうかは表明されていない。

こんな記事も読まれています

パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
WEB CARTOP
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
AutoBild Japan
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
カー・アンド・ドライバー
新車で買える「“4人乗り”軽トラ」が存在! 斬新すぎる「個性派トラック」が凄い! 悪路に強く「仕事×アウトドア×日常用」まで毎日使えるダイハツ「商用モデル」に注目あり!
新車で買える「“4人乗り”軽トラ」が存在! 斬新すぎる「個性派トラック」が凄い! 悪路に強く「仕事×アウトドア×日常用」まで毎日使えるダイハツ「商用モデル」に注目あり!
くるまのニュース
トヨタ最強「6m超え×9人乗り」バンに大反響! 「MT欲しい」「ハイエースよりオシャレ」「アルファードより好き」の声も! ラインナップ豊富な欧州「プロエース」に熱視線!
トヨタ最強「6m超え×9人乗り」バンに大反響! 「MT欲しい」「ハイエースよりオシャレ」「アルファードより好き」の声も! ラインナップ豊富な欧州「プロエース」に熱視線!
くるまのニュース
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
くるまのニュース
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
ベストカーWeb

みんなのコメント

2件
  • ヤマハがテストライダーとして起用するのはいいが
    偉大なライダーなのでこのまま埋もれさす事だけは
    勘弁願いたい! 
  • ロレンソは役に立たないから良いと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村