独自のラグジュアリーさとスポーティさが入念なプレミアム性で表現されるBMWアルピナ。その世界観を最大級に備えるフラッグシップモデルに乗る。(Motor Magazine 2023年8月号より)
徹頭徹尾しなやかな身のこなし
BMWアルピナのモデルに乗るたびに、心の底から感嘆させられる。どうして、こんなにも心地良いのだろうか、と。BMWの標準モデルで「いいね」と思い、そのMモデルに乗って「もっと、いいね」と驚く。さらにそのアルピナモデルに乗ると「本当にいいね」と感嘆してしまうのだ。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
もちろん、それぞれに独自の価値観があってその対価も異なるが、数字で表される諸性能をただ比べるだけでは、価値観の違いは浮かび上がってこない。その数字がどう表現された結果のものなのかという、過程となる部分の違いに、それぞれの個性や魅力が詰まっているのだ。
BMWアルピナ最大の魅力は、その身のこなし方が徹頭徹尾しなやかだと感じられることにあると思う。621ps/800Nmという強大なパワーとトルクを発生する4.4L V8ツインターボエンジンも、その力強さの伝え方がしなやかだ。
力感をドカンとは伝えずに、気付けば瞬時に持って行かれているとでも表現したい、荒々しさを微塵も感じさせないスマートさに満ちた力強さだ。とはいえ右足を踏み込めば一瞬で周囲の車両を置き去りにするであろう速さで、カタログ値は0→100km/h加速3.4秒、巡航最高速度324km/hだ。
流麗な8シリーズグランクーペのボディデザインをさらに引き立てるBMWアルピナの専用エアロパーツ、伝統の20スポークデザインを採用した大径21インチホイール、アイバッハ製スプリングを備えたスポーツサスペンション、通常時の音量からスポーツモード時の豪放なサウンドまで奏でるスポーツエキゾーストシステム、そして品位ある主張を感じさせるインテリアの仕上げ。それらのどこもが、BMWアルピナの最上級モデルに相応しい世界観で統一されているのだ。
唯一、従来と違うかもと感じたのは21インチサイズの専用開発ピレリPゼロタイヤ採用によるのか、わずかに市街地など低速域での乗り味に硬さを覚えたこと。スポーティさの新表現、とも言える。(文:Motor Magazine編集部 香高和仁/写真:永元秀和)
BMWアルピナB8グランクーペ主要諸元
●全長×全幅×全高:5090×1930×1430mm
●ホイールベース:3025mm
●車両重量:2140kg
●エンジン:V8DOHCツインターボ
●総排気量:4394cc
●最高出力:457kW(621ps)/5500-6500rpm
●最大トルク:800Nm/2000-5000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム ・68L
●タイヤサイズ:前245/35R21、後285/35R21
●車両価格(税込):2690万円
[ アルバム : BMWアルピナB8グランクーペ はオリジナルサイトでご覧ください ]
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