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宮田莉朋2番手フィニッシュも、コース外走行で10秒加算……悔しい悔しい7位+ファステストラップ記録。優勝はマルタンス|FIA F2バルセロナ・レース1

掲載 更新 5
宮田莉朋2番手フィニッシュも、コース外走行で10秒加算……悔しい悔しい7位+ファステストラップ記録。優勝はマルタンス|FIA F2バルセロナ・レース1

 FIA F2の第6ラウンド、バルセロナ戦のスプリントレース(レース1)が行なわれ、ヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)が優勝。宮田莉朋(ローディン)は2番手でフィニッシュしたが、トラックリミット違反により10秒のタイム加算ペナルティを科され7位となった。

 F2のスプリントレースは、スターティンググリッドのトップ10が予選順位とは逆のリバースグリッド方式となる。そのため、クシュ・マイニ(インヴィクタ)がポールポジションにつけ、2番手にはヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)が続いた。宮田は4番グリッドと、表彰台を狙うには絶好のポジションからのスタートとなった。レース距離は26周、タイヤ交換義務なしというレースである。

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 ホールショットを決めたのはマルタンス。それ以上に素晴らしいスタートを切ったのは宮田で、1コーナーでマイニとファン-マヌエル・コレア(DAMS)を大外からまとめて交わし、一気に2番手に上がってみせた。

 宮田はマルタンスの後方1秒前後のところで、じっくりと様子を見る展開。一方でその後方では、激しいバトルが展開された。

 特に激しかったのは、アンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ)とアイザック・ハジャー(カンポス)による7番手争い。ハジャーが再三仕掛けるも、キミ・アントネッリがこれを必死に防戦した。

 一方今週末にはF1のフリー走行1回目でハースのマシンを走らせたオリバー・ベアマン(プレマ)が大苦戦。下位に沈み、トラックリミット違反を繰り返してしまうことになった。ペースも上がらず、ライバルに次々に抜かれてしまい、11周目には最後尾まで下がってしまった。

 12周目、ハジャーがついにキミ・アントネッリを攻略。7番手に浮上した。これに乗じてジャック・クロフォード(DAMS)もキミ・アントネッリを料理した。

 レース後半に入ると、先頭を行くマルタンスは、徐々に宮田との差を開き始める。宮田はF2初勝利に向けて差を詰めたいところだったが、それまでにトラックリミット違反を重ねてしまい、無理ができない状態に……その上マイニに1秒差以内まで迫られ、厳しい局面を迎えた。

 宮田にとっては厳しいことに、トラックリミット違反を繰り返したことで5秒のタイム加算ペナルティを科されてしまうこととなった。しかもこれだけでは終わらなかった。その後も宮田はトラックリミット違反を犯してしまい、さらに5秒のタイム加算ペナルティを科された。

 ただ、トラックリミット違反を取られたのは、宮田だけではない。他のドライバーも、特に最終セクターのターン13でトラックリミット違反を繰り返し、タイム加算ペナルティが数多く出された。

 結局マルタンスが26周を逃げ切り、トップチェッカー。宮田は2番手でチェッカーを受けたが、前述の通り合計10秒のタイム加算。それでも8位に入り、しかもファステストラップも記録し、合計2ポイントを手にすることになった。

 結局2位マイニ、コレアが3番手に入った。ただ、5番手でフィニッシュしたクロフォードなど、複数のマシンがトラックリミット違反でレース後の審議対象となっており、まだまだレース結果に変更が及ぶ可能性がある。

※追記:3位で表彰台に立ったコレアには、レース後にトラックリミット違反5回で10秒のタイム加算ペナルティが科された。この結果、8位に後退。宮田は7位に繰り上がっている。

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みんなのコメント

5件
  • min********
    速さは十分見せた!
    結果こそ付かなかったけど、やれるという自信になれば良いと思う。
    早く1勝見たいぞ!
  • ven********
    悔しい?
    結局。トラックリミット5回犯して、合計2回5秒のタイム加算ペナルティを受けなければポジションを守れなかったのは事実。
    しかも、所詮はスプリントのリバースグリッド。
    テストや他のカテゴリで経験があるサーキットならソコソコ走れるけど、初めてのコースだと全然ダメでは、SFの評価が落ちるだけ。
    トヨタもF2に専念させるか?WEC中心にするかしないとダメなのでは?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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