アメリカ生まれの国産上級セダン
ホンダ・セイバーが誕生したのは1995年のことです。
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ミドルサイズの正統派セダンであったインスパイアには、車格を引き上げ、ややショーファードリブン的な性格を込めた兄弟車が存在していました。ビガーを名乗っていましたが、販売は好調とはいえず、インスパイアと比較して控えめな存在でした。
そこで、誕生したのがセイバーでした。ビガーの後継モデルという位置付けでしたが、インスパイア/ビガー兄弟と比較して、サイズはやや拡大しています。
というのも、セイバーの生産はアメリカでした。狙うマーケットはアメリカです。より大型なサイズが好まれるアメリカ向けに、サイズを拡大して誕生したのです。
ここで紹介するセイバーは1999年モデルであり、セイバーとしては初となるマイナーチェンジモデルとなります。生産は初代同様アメリカであり、アキュラブランドの「アキュラTL」を名乗っていましたが、それが逆輸入の形で日本に投入されていたのです。
ですから、車検証の車名は「ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング」となっています。なんだかワクワクしますよね。ホンダは伝統的にアメリカで特に成功しており、ですから僕のようなシニア世代には、ホンダオブアメリカの名には独特の憧れが交錯してしまうのです。
アメリカがメインマーケットですから、ボディサイズはゆったりしています。全長は4840mm、全幅は1785mm、全高は1420mm。前後に長く幅広く、それでいて背丈の低い、典型的なセダンの形ですね。威風堂々とした体躯は、いまでも存在感を意識しますね。
搭載するエンジンはV型6気筒のみです。2.5リッターと3.2リッターが準備されていましたが、ここで紹介するモデルは「32V」。V型6気筒3.2リッターVTECエンジンを搭載しています。最高出力は225ps、最大トルクは30.0kg-mでした。
アメリカではマルチシリンダーが高級車の証ですから、初代にはラインナップしていた直列4気筒を廃止し、6気筒のみに限定、しかも3.2リッターという大排気量にスイッチしたのです。
ホンダですから駆動方式はFFですが、フロントに搭載するエンジンは前輪より後退させられており、フロントミッドシップでもあります。操縦性を整えるためには、フロントの重量増を抑える必要があり、クルマの中の最大の重量物であるエンジンをミッドマウントしていたのです。
ともあれ、走りのクルマではなく、乗員がゆったりとクルーズすることを目的としています。ですから内装は豪華ですよね。
シートはソファーのように肉厚のある本革です。FFですから後席にも余裕があり、リビングで寛いでいるかのような安楽な空間なのです。ステアリングやコンソールボックスに木目が散りばめられています。
結局のところ、ホンダの高級セダンはあまり日本で成功したとはいえず、このセイバーも比較的地味な存在で絶版となってしまうのですが、アメリがで成功していたホンダの味わいを残しています。数少ないホンダオブアメリカの日本モデルとして、これから希少価値が高まっていくのではないでしょうか。
◾️ホンダ「SABER 32V」<エンジン>形式:J32A種類:水冷V型6気筒SOHC24バルブ使用燃料:無鉛プレミアムガソリン総排気量(cc):3210圧縮比:9.8最高出力(ps/rpm):225 (165kW)/5500最大トルク(kg-m/ rpm):30.0 (294N・m)/4500燃料供給装置:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)燃料タンク容量(リットル):65<寸法・定員>全長(mm):4840全幅(mm):1785全高(mm):1420ホイールベース(mm):2745車両重量(kg):1530乗車定員(名):5
※ ※ ※
ホンダは、現在も販売されているネイキッド・ロードスポーツバイク「CB1300 SUPER FOUR」を1998年3月に発売を開始した。
1992年に発売された「CB1000 SUPER FOUR」の後継車種として誕生した「CB1300 SUPER FOUR」は、ホンダのネイキッドフラッグシップモデルとして、現在も君臨している。デザインは、力強い面構成とシャープなエッジを組み合わせた燃料タンクや、躍動感ある跳ね上がり気味のリアカウルなどメカニカルなエンジンと力強い足廻りを中心にスリムかつシャープなものとし、ビッグバイクの持つ精悍で迫力ある個性的なフォルムを実現した。
また、1992年に発売された「プロジェクトBIG-1」のコンセプトを具現化した初代モデル「CB1000 SUPER FOUR」の発売30周年記念モデルとして2022年には、「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」を受注期間限定で販売している。
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メディア・ヴァーグ社は本当に不要、ゴミですね。