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新車もいい! 中古でもいい!! いま絶対手に入れたい[ちょっ速ホットハッチ]5選

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新車もいい! 中古でもいい!! いま絶対手に入れたい[ちょっ速ホットハッチ]5選

 今や死語になりつつあるホットハッチ。でも、軽い車体とパワフルなエンジンの組み合わせは“ちょっ速”で、大排気量モデルにも引けを取らない走りは何とも魅力。だったら! もう一度、ホットハッチでカーライフを謳歌してみない?

文/FK、写真/トヨタ、スズキ、ダイハツ、日産

新車もいい! 中古でもいい!! いま絶対手に入れたい[ちょっ速ホットハッチ]5選

【画像ギャラリー】やっぱり乗って楽しいのは[ちょっ速ホットハッチ](18枚)

■新型の登場とともに価格も高くなりそうなスズキの「スイフトスポーツ」は今が買い!

国内仕様のスイフトスポーツとして、初の3ナンバーサイズのボディを採用した現行のスイフトスポーツ。その流麗でたくましいフォルムとワイドなリアスタイリングがひと際目を惹く

 今や絶滅寸前といっても過言ではないほどまでに減少した国産のホットハッチ。そんななかでも存在感を放っているのが、2017年9月に発売されたスイフトスポーツではないだろうか? 

 1トンに満たない軽い車体に140psの最高出力を発生する1.4リッター直噴ターボエンジンを搭載し、軽快かつ力強い走りを披露してくれるスイフトスポーツ。

 1.4リッター直噴ターボエンジンは、排気ガスの流入量を調節するウエストゲートバルブの開閉に過給がかかりやすく反応に優れたノーマルクローズ制御を採用することで幅広い回転域で鋭い加速を実現。

 スポーティなエキゾーストサウンドに仕上げられた排気系をはじめ、吸気系、冷却系、懸架系などもスイフトスポーツ向けに専用設計が施されている。

 また、ギヤ比のクロスレシオ化とショートストローク化でダイレクトなシフトフィールを実現した6MT、従来のATの概念を覆すスポーティな6ATとの組み合わせも秀逸だ。

 加えて、コーナリング時のロールを抑制しつつ不快な突き上げ感を解消したモンロー製ストラット&ショックアブソーバーもスポーティな走りを支えている。

 エクステリアもノーズを前方にせり出すことで躍動感を表現したフロントビューや、軽快さと空力性能のベストバランスを追求したルーフエンドスポイラーなどが存在感をアピール。

 しかも、先代モデルから空気抵抗が約10%低減しており、見た目の良さと走行性能の高さを見事に両立しているのだ。

 これだけでもホットハッチとして文句がつけようがないスイフトスポーツではあるが、それに輪をかけて賞賛すべきは“安いこと”。

 216万4800円から228万9100円という車両本体価格は、もはやバーゲンプライスといっても大げさではないだろう。

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■ワークスチューンドカーが300万円台で買える“超お得”な日産「ノート オーラNISMO」

 2021年8月に発表されたノート オーラNISMO。

 ノート オーラといえば上質にこだわったプレミアムコンパクトカーというイメージが強いが、ことノート オーラNISMOに関してはそのキャラクターが一変。

 NISMOのこだわりを満載した“駿足の電動シティレーサー”、要するにホットハッチと名乗るに相応しいジャジャ馬ぶりが大きな魅力となる。

 まず、注目すべきはビジュアル。

 NISMOのアイコンであるレッドアクセントのレイヤードダブルウイングを採用して、低重心かつワイド&ローフォルムを実現したエクステリアデザインは見るからにスポーティ。

 無駄を削ぎ落した新世代のNISMOデザインは、エネルギッシュでありながらも電動車ならではの先進感が巧みに表現されている。

 また、高揚感をもたらすハンドリングもノート オーラNISMOを語るうえで見逃せないポイント。

 ハイグリップタイヤの性能を最大限に活かすサスペンションの専用化と車体剛性配分の最適化によって、クイックでスムーズなハンドリングと高い操縦安定性を高いレベルで両立している。

 しかし、それ以上にホットなのがノート オーラNISMOの真骨頂ともいうべき、俊敏なレスポンスと伸びのある加速だろう。

 第2世代e-POWERの特徴を活かした加速性能はもとより、ドライブモードに専用のNISMOモードを設定するなど、ベースモデルとは一線を画す走りは気持ちいいったらありゃしない! 

 室内空間も走りへの集中と高揚感を掻き立てるスポーティさを強調した演出がなされており、ドライバーズシートに身を委ねた瞬間からテンションが上がることは間違いナシだ。

 2024年7月のマイナーチェンジでは4WDの追加やエクステリアデザインの変更が行われたノート オーラNISMO。

 メーカーが手がけたワークスチューンドカーが300万円台で買えるなんて、なんともお買い得だと思わない?

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■誰もが憧れるトヨタの「GRヤリス」はタマ数豊富な中古車を狙うべし!?

“空力、軽量、高剛性”を追求した車両パッケージと新開発の小型軽量ハイパワー1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジン“G16E-GTS”との組み合わせで、圧倒的な加速と気持ちの良いエンジン回転数の伸びを体感できるGRヤリス

 2024シーズンのWRC(世界ラリー選手権)ではドライバーズタイトルこそ逃したものの、4年連続でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得したヤリスWRC。

 現役最強のラリーカーと呼ぶに相応しい活躍を見せ続けているヤリスWRCだが、そのベースとなる市販モデルのGRヤリスも“史上最強のホットハッチ”たるスペックを誇る。

 モータースポーツ用の車両を市販化するという逆転の発想で開発され、2020年9月にデビューしたGRヤリス。

 当初のグレード構成は頂点に位置するRZ“High performance”をはじめ、ベースモデルとなるRZ、走りを気軽に楽しめるRS、競技ベースのRCという4つだった。

 しかし、GRヤリスのハイパフォーマンスを存分に味わいたいのであれば、卓越した走行安定性と圧倒的な加速、気持ち良いエンジンの伸びが体感できるRZ“High performance”の一択だろう。

 BBS製鍛造アルミホイール、ミシュラン製Pilot Sport 4Sラジアルタイヤ、前後トルセンLSD、ピアノブラック塗装を施したエアロパーツなどの専用パーツで武装したRZ“High performance”。

 走りもパワフルでヤリスWRC直系といえる272psの最高出力と37.7kgmの最大トルクを発生する小型軽量の1.6リッターインタークーラーターボエンジンのG16E-GTSを採用。

 他にも多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用したスポーツ4WDシステムのGR-FOUR、スムーズな変速をアシストする6速インテリジェントMTをはじめ、その充実装備は枚挙に暇がない。

 2024年4月には新開発8速ATのGR-DAT、視認性と操作性を追求した専用コクピット、出力とトルクを磨き上げた1.6リッターターボエンジン、モータースポーツ現場の声を反映したエクステリアなどを採用した進化型がデビューを果たしている。

 だが、しかし……もっとも安いモデルでも349万円というハイプライスが購入のネックになる人も多いハズ。ならば! タマ数も決して少なくないだけに中古車を狙うのも一考だ。

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■人と被らないホットハッチをお望みならダイハツの「ブーンX4」はいかが?

 中古車でもOKという守備範囲が広い人にとってはある意味、選びたい放題の国産ホットハッチ。なかでも“人と被らない”という条件に重きを置いている人は、ダイハツのブーンX4(クロスフォー)という選択肢はどうだろうか? 

 トヨタの車両企画力とダイハツのスモールカー開発技術・生産ノウハウを結集させた、国内市場では初めてとなる両社の共同開発車として2004年6月に登場したブーン。

 軽乗用車とコンパクト2BOXが交差する市場の開拓を狙って“マイ・パートナー・コンパクト”をテーマに登場したブーンに対し、2006年3月に登場したブーンX4はモータースポーツ参加用ベース車両としてデビューした。

 新開発の936ccツインカム4気筒ターボエンジンはインタークーラーのフィンを冷却して吸気温度を下げることでエンジン性能を最大限に発揮するインタークーラーウォータースプレーを採用して、133psの最高出力と13.5kg・mの最大トルクを発生。

 クロスギヤレシオの5速MTやフルタイム4WDにより高い走破性を実現するとともに、前後スタビライザーやスポーツサスペンションの採用で優れた操縦安定性も発揮した。

 また、MOMOの革巻ステアリング、スモークドガラス、14インチアルミホイール、カラードドアアウターハンドルなど、標準モデルとは一線を画す専用装備もスペシャル感満点。

 2006年の全日本ラリー選手権においてはクラス優勝も達成し、その高い走行性能を世に知らしめた。

 モータースポーツ参加用ベース車両とはいえキーレスエントリー、クリーンエアフィルター付エアコン、運転席シートリフター、電動格納式カラードドアミラーといった快適装備も充実。

 ブーンX4はストリートユースにおいても問題なく使える個性派ホットハッチで魅力もたっぷりなのだが、残念なのは中古車市場でのタマ数は少なさ。その希少性もあって、価格も200万円前後と高値安定状況にあるのが実情だ。

■100万円以下でワークスチューンの醍醐味が味わえる「先代ノート NISMO」

ひと目見てそれとわかるスタイリッシュなノートNISMOのエクステリア。専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシルプロテクター、リアバンパー、ルーフスポイラーなどがスポーティさを演出

 先述のノート オーラNISMOは新車で300万円オーバーと少々値が張る。でも、ワークスチューンドカーという付加価値は大きな魅力! だったら、選ぶべきは先代ノートのNISMOでしょ? 

 2013年2月に発売したジュークNISMOを皮切りにマーチNISMO、フェアレディZ NISMO、NISSAN GT-R NISMOに続くNISMOシリーズ第5弾として、2014年10月に登場したノートNISMO。

 パワートレーン、車体、タイヤ、サスペンション、空力などをトータルで最適チューニングすることで、バランスの取れた優れた運動性能を実現したノートNISMO。

 エクステリアは専用のエンブレム、フロントグリル、フロントパンパー、サイドシルプロテクター、リアバンパー、ルーフスポイラー、専用レッドの電動格納式リモコンカラードドアミラーを装備して特別感を演出。

 各部の高いポテンシャルを最大限に引き出すべく、その要となるボディの剛性強化も図られている。

 また、上位グレードに当たるNISMO Sは日産がモータースポーツで培ったパフォーマンスを自分のものにでき、スポーツドライビング志向のユーザーでも十分に満足できるスペックを誇っている。

 例えば、専用チューニングを施したHR16DEエンジンは5速MTを組み合わせることで、低速からの力強いトルクとマニュアルトランスミッションならではの自在に操る快感を実現。

 シートも専用スポーツシートを標準装備するとともに、日産とRECARO社が共同開発したNISMO専用チューニングを施したRECARO製スポーツシートもメーカーオプションとして設定されていた。

 2016年12月には、e-POWERのモータードライブ特性を最大限に活かした胸のすくような加速性能と優れた静粛性などが特徴となるノート e-POWER NISMOも登場。

 e-POWER搭載モデルにこだわらなければ、中古車市場で100万円を下回る個体も多く、比較的手軽にワークスチューンドカーの走りが味わえる。

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投稿 新車もいい! 中古でもいい!! いま絶対手に入れたい[ちょっ速ホットハッチ]5選 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

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