トヨタは2023年10月6日、クラウン・シリーズの第2弾となるハイブリッド・モデルの「クラウン・スポーツ」を発表し、受注を開始した。
正式発売は11月頃が予定され、「クラウン・スポーツ」のPHEVモデルは12月頃に発売予定となっている。またロングホイールベースでFCEVモデルの「クラウン・セダン」は11月頃に、そしてステーションワゴン・タイプの「クラウン・エステート」は2024年初頭に発売する計画だ。
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■ パワートレイン
クロスオーバーと同様の2.5Lエンジン+シリーズパラレル式ハイブリッドを搭載し、リヤにもモーターを搭載するAWDとなっている。搭載されるエンジンはアトキンソンサイクル運転、D-4S燃料噴射のA25A-FXS型で、186ps/221Nmを発生。
フロントのモーターは119.6ps/202Nmを発生する。リヤアクスルに搭載されるモーターは54.4ps/121Nmを発生する。燃費はWLTCモードで21.3km/Lだ。
なお、12月頃に発売予定のPHEVモデルは、より高出力のモーターを搭載し、新開発の大容量のリチウムイオン・バッテリーを組み合わせ、日常での使用はEV走行を可能にしているという。
■ パッケージングとデザイン
新型クラウン・スポーツは、スポーツという名称を使用しているが5ドア・ボディのクロスオーバーSUVとされ、第1弾のクラウン・クロスオーバーよりもややSUVテイストを強調している。
ボディサイズは、全長4720mm、全幅1880mm、全高1565mm、ホイールベース2770mmで、最低地上高は160mm。クロスオーバーに比べて、ホイールベースが80mm短く、全長は210mm短く、全幅は40mmワイドになっている。また、最低地上高はクロスオーバーが通常のセダンと同等レベルの145mmに対して、今回のスポーツは15mm高められている。
デザインは、スポーツという名称にマッチするように、スポーティで躍動的であることを強調。Dピラーからリヤタイヤにかけて大きく張り出したリヤフェンダーのボリューム感が1番の特長となっている。
フロントマスクはクロスオーバーのモチーフを継承しているが、レンズ幅を薄くしたデイランプを黒色ベルト部に集約し、よりシャープで精悍な表情としている。また、タイヤ、は235/45R21、または225/45R21とタイヤの大径化をしている。
インテリアは、インスツルメントパネルなどを水平基調でシンプルに構成し、運転席と助手席は非対称デザインとし、運転席側はブラックに統一するなど、ドライバー・オリエンテッドのコンセプトとしている。
またキャビンでは乗員同士の言葉がダイレクトに伝わり、会話がしやすい空間とするため、室内音を反射する「調音天井」をトヨタで初採用している。
■ シャシー
プラットフォームはTNGA-Kを継承し、サスペンションはフロントがストラット式、リヤはマルチリンクを採用。走りのコンセプトは、高い接地感、振動の抑制により、クルマと対話している感覚によるドライビングプレジャーを追求している。
クルマの意図や反応を正確に感じられる接地感と減衰力にこだわり、独自のサスペンションセッティングを採用している。もちろんリヤ操舵(DRS)も専用にチューニングされている。
今回のクラウン・スポーツのデビューに合わせ、クラウンのブランド拠点・展示拠点として、「THE CROWN」横浜都筑(ウエインズトヨタ神奈川)、「福岡天神(福岡トヨタ)」を10月6日にオープンした。
今後合計5店舗の展開を予定しており、23年度中に愛知(愛知トヨタ)、24年度には千葉(千葉トヨタ)、東京(トヨタモビリティ東京)が開業予定となっている。これらのクラウン・ブランド店では、車両だけでなく、専用開発されたグッズやアパレル類の販売も行なわれる。このように今後のクラウンのラインナップの拡大とともに、この場所を起点に、トヨタの国内に置けるフラッグシップモデルとしてクラウンのブランドを強化していくことになる。
こうしたブランド戦略に合わせ、THE CROWN店舗のみで購入可能な特別仕様車も企画されており、第1弾は12月頃発売予定となっている。ぞのブランド戦略の狙いは、トヨタ車の中で高価格ゾーンのクラウン・シリーズの安定的な収益化を目指すというが背景にあると推測できる。
価格
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みんなのコメント
わざわざスケルトンで見せるほどのものでもなかろうに
K4と同じだよ