｢モントレー･カー･ウィーク2023｣にて｢21C ブラックバードエディション｣初公開。ALCANTARAとCzingerのコラボ

アルカンターラ✕ジンガーの｢21C ブラックバードエディション｣のほか､主要なラグジュアリーカーメーカーがインテリアに特別仕様のアルカンターラを使用

2023年8月18日(金)、米カリフォルニア州ペブルビーチで開催された「Monterey Car Week 2023 (モントレー・カー・ウィーク2023)」のイベント「The Quail (ザ・クエイル)」で、イタリアのマテリアルブランド「ALCANTARA (アルカンターラ)」と「Czinger Vehicles (ジンガー・ビークル)」がコラボレーションした特別仕様車「21C Blackbird Edition (21C ブラックバードエディション)」が初公開された。

メイド・イン・イタリーの最高品質を誇るマテリアルブランドであるアルカンターラとジンガーの協力で生まれたこの唯一無二の21Cは、ジンガーの創業者たちが創業当初からインスピレーションを受けてきた航空機「SR-71 ブラックバード」へのオマージュが込められた一台だ。

2022年の「Goodwood Festival of Speed (グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード)」での初コラボレーションに続き、アルカンターラ社のデザイン・チームは21C ブラックバードエディションのダイナミックな雰囲気を高めるため、特別なインテリア・アプリケーションを独自に開発した。

【写真36枚】メイド・イン・イタリーの最高品質を誇るアルカンターラ 

このハイパーカーの内装は、パンチング加工を施したブラックのアルカンターラにオレンジの裏地を組み合わせ、力強いインテリア空間を演出。また、このコラボレーションを記念して、アルカンターラのマテリアルで作られた特注のトートバッグもデザインされた。バッグには、ジンガーとアルカンターラのロゴが刻まれている。

ジンガーとアルカンターラのパートナーシップは、サステナビリティへの強いコミットメントを共有し、スタイルとイノベーションを重視する両社にとって理想的なものだ。ジンガーは、環境への影響を最小限に抑えるための革新的な製造技術を導入し、高性能な車両を製造している。

両社はまた、象徴的なスタイルとデザインを創造するという共通の目標を持ち、ジンガーのアイキャッチングなボディとアルカンターラの優れたインテリアが、相互に補完されている。このコラボレーションにより、両ブランドは自身の強みを最大限に活かし、環境に配慮しながらも卓越したデザインを持つ製品を生み出すことに成功した。

モントレー・カー・ウィークは、世界でもっとも記憶に残るクルマの祭典のひとつであり、歴史的な正確さ、技術的なメリット、スタイルが評価されたビンテージカーから希少な自動車までが展示される、権威あるクラシックカー・ショーとコンテストだ。ジンガーの21C ブラックバードエディションに加えて、アルカンターラはさまざまなラグジュアリーカーにも採用されている。

今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで展示された「Pininfarina Battista edizione Nino Farina (ピニンファリーナ・バティスタ・エディツィオーネ・ニーノ・ファリーナ)」の特注インテリアには、ブラックのアルカンターラで仕上げられたドライバーズシートと、対照的なベージュのアルカンターラで仕上げられたパッセンジャーズシートがあり、両方に「Nino Farina」の文字が刻まれている。

そのほか、世界でわずか62台しか生産されていないマセラティの「nex MCXtrema (MC エクストレーマ)」をはじめ、Rimac(リマック)のハイパーカーでブラックとグリーンのアルカンターラで内装がカスタマイズされた新型「Nevera Time Attack (ネヴェラ・タイムアタック)」、マクラーレンの新型モデル「750S」、オレンジのアルカンターラにパンチング加工を施した特別バージョンを特徴とする25台限定の新型「Solus GT (ソーラスGT)」まで、アルカンターラは数多くの国際的なラグジュアリー・カーブランドにとってのライフスタイル・パートナーとして選ばれている。

モントレー・カー・ウィーク期間中、ザ・クエイルで初公開されたこれらの特別仕様車はその後、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」にて展示された。

◆アルカンターラ社について
1972年に設立されたアルカンターラ社はミラノに本社を置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の中心であるネラ・モントロ(テルニ)にある、メイド・イン・イタリーの品質を誇る最高級マテリアルを提供する企業。

「ALCANTARA」はアルカンターラ社(ALCANTARA S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術により生み出された他に類のない優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的マテリアルだ。その汎用性の高さから、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、家電など、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれている。

2009年、アルカンターラ社はカーボン・ニュートラル認証を取得。この目標は、生産活動から排出されるCO2を測定、削減、補償することで達成されている。この活動の進捗状況を報告するため、アルカンターラ社は、BDO認証を受けたサステナビリティ・レポートを毎年発行している。