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クラリティPHEV 今までのPHEVとの違い、ミニインプレ ホンダ

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クラリティPHEV 今までのPHEVとの違い、ミニインプレ ホンダ

もくじ

ー クラリティの新型とは
ー EV走行 航続距離/最高速は?
ー 試乗 ペダルにクリック感
ー 価格/バリエーション/試乗車スペック

『クラリティPHEV 今までのPHEVとの違い』すべての画像をみる

クラリティの新型とは

日本市場では燃料電池車(FCV)の「フューエルセル」だけだったホンダ・クラリティに、プラグインハイブリッド車の「クラリティPHEV」が加わった。

ちなみに北米市場では、クラリティは既にPHEVとピュアEVの「クラリティ・エレクトリック」も販売されている。

さて、クラリティPHEVは今までのPHEVとは、どう違うのか。今回、発表前の事前取材会で実車を見て、テストコースでのチョイ乗りだが試乗もできたので、ショートインプレッションも合わせてお届けしよう。

エクステリアとインテリア

クラリティPHEVの外寸は、全長4915×全幅1875×全高1480mm、ホイールベース2750mmと、FCV版とまったく同じ。車重は40kg軽い1850kgとなる。

エクステリアでは、専用デザインのフロントグリルやリアメッキガーニッシュ、そしてアルミの本体に樹脂キャップを装着した18インチのハイブリッドホイールが、PHEVの識別ポイント。それ以外は、エンブレムと給電ポートのリッド(左側の前後フェンダー上)くらいで、基本的なデザインフォルムやディテールは、FCV版と大きく変わらない。

インテリアはもっと共通で、違いはメーターくらいだ。左にバッテリー残量計、右に燃料計、中央がパワー/チャージメーターで、内側にデジタル速度計とPHEVのエネルギーフローなどを表示する。

パワートレインについても詳しく見ていこう。



EV走行 航続距離/最高速は?

パワートレインは、1.5ℓのアトキンソンサイクル・エンジンと2モーターハイブリッドシステムを初めて組み合わせた「スポーツハイブリッドi-MMDプラグイン」。

高出力のPCU(パワーコントロールユニット)と床下に搭載された17kwhの大容量・高出力バッテリーを持つインテリジェントパワーユニットにより、EV走行可能距離は114.6km、EV最高速は160km/hを実現している。

組み合わされるトランスミッションは電気式無段変速機。駆動方式はFFのみとなっている。

「EVドライブ」「ハイブリッドドライブ」「エンジンドライブ」の3種類のドライブモードを切り替えて、シチュエーションに応じて最も効率の良いモードで走行する。

また、ノーマル/ECON/スポーツの3種類のモード選択が可能で、さらにバッテリーの充電を優先するHVモードも備わる。

装備

そもそもクラリティはDセグメントのラグジュアリーセダンだから、本革コンビシートや8インチワイドディスプレイのインターナビなど、快適装備は標準で充実している。

さらに、専用アプリを使えばスマホでエアコンのオン/オフなどの操作も可能な通信機能をはじめ、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」も標準装備する。



試乗 ペダルにクリック感

テストコースでのインプレッションを一言で表せば「限りなくEVに近いPHEV」となるだろうか。

ほぼフル充電の状態で走り出すと、ノーマルやECONモードではアクセルを全開にしても、ほとんどエンジンがかかることはない。ハイブリッドモードでは積極的にエンジンがかかるが、音や振動が大きくなることはない。きわめて静かだ。

充電状態に応じてパワートレインのオペレーションが変わり、アクセルを踏み込んでいくとエンジンがかかる直前で、ペダルにクリック感を与えている。

つまり「これ以上踏むとエンジンがかかりますよ」と教えることでエネルギーセーブを促しているわけだ。

この走りのフィールは、日本やヨーロッパの他のPHEVとは違う、独特のものだ。

ステアリングのパドルで減速を4段階に変えられるが、テストコースの試乗では違いは分かりにくかった。



価格/バリエーション/試乗車スペック

今までにないPHEVのクラリティ。グレードはモノグレードで、価格は税込み588万600円。しかもアコードPHEVとは違い、リースではなく実際に販売される。

大人が5人乗れるフルサイズのセダンで、ゴルフバッグは4個積載が可能で、EVとして100km以上も走ることができて、十分以上に速い。もちろん、エンジンだけで走ることも可能だ。

国内外のライバルにはないアドバンテージを持って、いよいよ日本市場に導入が開始される。

クラリティPHEV EX 主要諸元

全長×全幅×全高:4915×1875×1480mm
ホイールベース:2750mm
重量:1850kg
エンジン:LEB型・直4DOHC・1496cc
エンジン最高出力:105ps/5500rpm
エンジン最大トルク:13.7kg-m/5000rpm
モーター最高出力:184ps/5000-6000rpm
エンジン最大トルク:32.1kg-m/0-2000rpm
ミッション:電気式無段変速機
駆動方式:横置きFF
JC08モード燃費:28.0km/ℓ(ハイブリッド)
燃料・タンク容量:レギュラー・26ℓ
タイヤサイズ:235/45R18
価格:588万600円(税込)

なお、AUTOCAR JAPAN上でご覧の方は、「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアの方は、記事下のリンク「『クラリティPHEV 今までのPHEVとの違い』すべての画像をみる」から、ほかの画像をお楽しみいただける。

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