全幅2メートル! GT3車両イメージのRC用ボディキット誕生間近!
フォーミュラD第5戦でアンディがレクサスRCを実戦投入か!?
「超迫力のレクサスRC用ボディキットをカザマオートが開発中!」フォーミュラDジャパン絶対王者とタッグを組んだビッグプロジェクト始動か!?
「カザマオートサービス」と聞くと“ドリフト系ショップ”を連想するユーザーも多いと思う。しかし、実は代表の風間さんは周回レースで戦うスーパーGTマシンが好きという嗜好も持ち合わせている。
その代表作とも言えるのが、2010年のオートサロンで発表した「LUXOR IS GTコンセプト」と名付けられたフルボディキットだ。レクサスISをベースに、DTM(ドイツツーリングカー選手権)からインスパイアされ、製作したという渾身のモデル。そのワイルドな風貌は、当時レクサスISでD1グランプリに出場していたの斎藤ダイゴ選手も好んで装着していたくらいだ。
そんなエアロデザイナーとしてのセンスも評価される風間さんが、次なるベース車として目を付けたのがレクサスRC。流麗ながらも、マッスルテイストなエクステリアを纏う2ドアクーペで、大人が楽しめるスポーティなデザインは実にスタイリッシュだ。
そんなレクサスRCにはレース専用車として“RC F GT3”モデルが存在する。そのディテールにひと目惚れし、今回の開発を決意したそうだ。
とはいえ、カザマオートが製作するエアロは本家のGT3ほどは派手にせず、ストリートでも使える範囲でロー&ワイドを演出する方向性だ。そんな上質でワイルドなエアロの完成が楽しみでならない。
予定されているパーツ構成は「フロントリップ」「フロントフェンダー」「サイドステップ」「リヤフェンダー」「リヤディフューザー」の5点。ひと段落したらダクト付きのクーリングボンネットも製作予定とのことだ。
ちなみに、ボディキット製作のためにレクサスRCの純正フロントフェンダーを外してみたところ、剛性アップのためにサポートアングルが装着されていることが発覚。また、サイドフレームの端が思いのほか前方まで張り出していた。ホイールハウス内の圧力を逃がすためにと考えていた理想のフロントフェンダー形状と、どのようにして辻褄を合わせるかも腕の見せ所と言えそうだ。
現段階ではフロント&リヤフェンダーは片側80mmワイドを目安にしているとの事。となると、全幅は2メートルとなる見通しだ。
この動きと連動するかのように、風間さんと親交の深いフォーミュラDジャパンの絶対王者アンドリュー・グレイ選手(通称:アンディ)が、JZX100チェイサーからレクサスRCへのマシンチェンジを決意。現在はRCのボディをストリップ状態にして、ボディ補強や各部レギュレーションに合わせたマシンメイキングを行なっている最中だ。
なお、パワートレインは1000馬力級のフルチューン2JZエンジンにGフォース製シーケンシャルミッションと、エクステリアの迫力に負けない最強スペックが与えられる予定だ。
10月に開催されるフォーミュラDジャパンRd.5で、カザマオートのボディキットを纏ってデビューさせる予定というが、果たして間に合うのだろうか…。この車両開発過程はOPTION誌で追っていくようだから、続報に期待されたし。
●問い合わせ:カザマオートサービス TEL:048-745-2026
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