インディアンが満を持して投入した最新モデルがこのチャレンジャー。2019年秋に発表になったばかりのブランニューモデルで、1768ccの水冷Vツインエンジンを搭載。迫力のバガースタイルも大きな魅力だ。
インディアン「チャレンジャー ダークホース」試乗インプレ&解説(宮崎敬一郎)
滑らかで快適なクルージング性能が光る!
チャレンジャーは、水冷1768ccエンジンを搭載するバガースタイルの新作。インディアンにはさらに巨大な空冷1890ccを搭載するクルーザーやバガー、ツーリングなどのシリーズもあるが、そちらがワイルドさや豪華さ、重厚さをクラシカルなテイストで演出しているの対し、チャレンジャーは現代的で、かつ精悍。それにパワフルで軽いエンジン、頑丈なシャシーが生み出す優れた機動性が特徴。
フレームはスカウトシリーズにも似たアルミキャストフレームで、エンジンをラジエターごとがっちりと抱え込んでいる。このおかげで、巨大なバイクにも拘らず、そのハンドリングはダイレクトなタッチになっている。
直進安定性に適度な節度を残しつつ、身のこなしは意外なほど軽い。しかも、決してガチガチした硬さを感じるシャシーではない。このチャレンジャーは乗り心地まですばらしいのだ。
同じように頑丈なシャシーを持つスカウトシリーズよりもストロークに余裕のある前後ショックを採用しているので、大きな凸凹通過でも衝撃は伝えにくい。大きめのギャップを乗り越えたときに伸び側のストロークがもう少し欲しく感じるときもあるが、それはアドベンチャークラスの守備範囲だろう。
日本の道で遭遇するうねりや路面のつぎはぎ、アスファルトの剥げなどでは快適さをスポイルされることはない。シートは少し硬めだが、長時間のライディングもラク。大きなギャップで身構える必要もなかった。
このチャレンジャーはスポーツ、スタンダード、レインという3種類のライディングモード切り換えも付いている。通常はレイン以外の2モードを選ぶだろう。
このうち「スポーツ」は2500~4000回転にかけてのレスポンスが強力で、この回転域でダッシュすれば、ビッグネイキッドが一瞬追従できないほどの瞬発力を生む。とにかくトルクのピックアップがダイレクトで、侮れない瞬発力だ。
「スタンダード」はそれがふたまわりほどマイルドになり、ラフなスロットル操作でも優しく応える。さらにマイルドなのが「レイン」といったところだ。
今回の試乗中ほぼ「スポーツ」モードだけで走ってしまったが、全く不便には感じなかった。それより、これだけの巨体を自在に扱えるパワーを、クルーザーらしい快適さと一緒に楽しめるのだ。これはスポーツクルーザーとして大きな魅力だ。
文:宮崎敬一郎/写真:南 孝幸
インディアン「チャレンジャー ダークホース」主なスペックと価格
全長×全幅×全高:2500.7×990.2×1428.5mm
ホイールベース:1667.8mm
シート高:672mm
最低地上高:137.3mm
車両重量:377kg
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブV型2気筒
総排気量:1768cc
ボア×ストローク:108×96.5mm
圧縮比:11.0
最高出力:122HP
最大トルク:18.15kg-m/3800rpm
燃料供給方式:FI
燃料タンク容量:22.7L
レイク角/トレール量:25度/150mm
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式 前・後:φ320mmダブルディスク・φ298mmディスク
タイヤサイズ 前・後:130/60B19・180/60R16
メーカー希望小売価格(税込):364万8000円(ブラック)/368万8000円++**
インディアン「チャレンジャー ダークホース」ライディングポジション・足つき性
身長:176cm/体重:68kg
シートの角が少し腿を圧迫するが、スリムで足着きは良好。スクリーンは短いが、位置が高いので喉もとくらいから下を防風する。高さを上げても巻き込みはほとんどなく、高速道路でヘルメットまで守る。優秀だ。
インディアン「チャレンジャー ダークホース」各部装備・ディテール解説
文:宮崎敬一郎、月刊オートバイ編集部/写真:南 孝幸
[ アルバム : インディアン チャレンジャー ダークホース はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?