アルピーヌF1のチーム代表を務めるブルーノ・ファミンは、先週末のF1第9戦カナダGPでチーム内で新たな緊張が生じたものの、エステバン・オコンはF1シーズンの残りの期間において、チームメイトのピエール・ガスリーと同等の扱いを受けることを保証した。
モントリオールでのカナダGPの終盤に、オコンはガスリーにポジションを譲るよう指示されたが、それによりチームとオコンの間の緊張感がふたたび高まった。この指示は、8番手を走っていたダニエル・リカルド(RB)に攻撃を仕掛けることを目的としていた。しかし、ガスリーがリカルドを追い抜くことができなかった場合、ポジションを返すようチームメイトに指示が下されるだろうとオコンは予想していたが、そうはならず、彼は不満をつのらせた。
モナコに続きカナダでもアルピーヌ上層部を激怒させたオコン。チームはシーズン中の解雇の可能性も検討か
「僕は常に与えられた指示を尊重してきた。いつもそうしてきたし、これまでのキャリアで異なることをしたことはない」と、オコンはレース後にコメントした。
「今日、僕は自分の仕事は果たしたが、チームはそうではなかったので、とても残念だ」
この軋轢は、モナコGPのオープニングラップでオコンがガスリーと接触したことから起こった。ファミンは激怒し、その後オコンがシーズン末にチームを離脱することが発表された。
オコンはまた、カナダではマシンが重かったため、ガスリーよりもパフォーマンス面で不利だったことをほのめかした。しかし、ファミンはオコンを阻む意図はないと否定し、今シーズンの残りの期間、離脱が決まっているオコンを全面的にサポートすることを約束した。
ファミンはチームとドライバーの現在の関係について、「問題は解決した」とコメントした。
「エステバンは、ベストリザルトを出すためにチームの全員が助けてくれると期待していい。なぜなら、エステバンがベストリザルトを出すことは、チームが可能な限り最高の結果を出す助けになるからだ。そして我々は、エステバンがチームに全力を尽くしてくれることを期待している」
「私はそのように言ったが、言うべきではなかった。なぜならエステバンはチームの一員だからだ。チームとは、ドライバー、メカニック、エンジニアなど、チームにいる全員のことだ。全員が自分の力を発揮し、チームのために最良の結果を出さなければならない。そしてドライバーもチームの一員だ」
コンストラクターズランキングを上げようと取り組むなかで、アルピーヌにとってはすべてのチャンピオンシップポイントが重要だ。ファミンは、チームが成功したいのであれば、両ドライバーが全力で取り組む必要があると明言した。
「我々はエステバンを軽視するつもりはまったくない。彼はピエールとまったく同じ状態に置かれるだろう。彼らは同じレベル、同じ地位にある」
「パフォーマンスの面で彼らが非常に近いことは分かっているし、誰かのために何か違うことをするのはよくない。繰り返すが、これはチームの利益だ。アルピーヌの利益が第一だ」
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みんなのコメント
ハッキリさせないチームもだめだこりゃ