■特別仕様車「Proto Spec(プロトスペック)」が米国のオークションに登場!
7代目「Z(フェアレディZ)」の台数限定となる特別仕様車「Proto Spec(プロトスペック)」が米国のオークションで出品されました。
残り15時間時点ですでに新車価格を上回っていますが、どのような特徴がある個体なのでしょうか。
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日本では「フェアレディZ」、北米などの海外では「Z」として親しまれている日産の名車。
7代目モデルは、2020年5月28日におこなわれた「2019年度の決算報告」で開発が進められていることが明らかになり、同年9月16日にはプロトタイプがオンライン上で公開されました。
そして、2021年8月18日に米国・ニューヨークにて世界初公開され、世界中で話題となったのです。
日本や北米を始め様々な国や地域で展開されている7代目Zのエクステリアは歴代Zへのオマージュを感じさせるデザインを特徴としています。
ボディシルエットやLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせる他、リアはS30型やZ32型などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジ。
さらにフロントスポイラーには、「GT-R」の開発で培ったノウハウが活かされています。
ボディサイズ(北米仕様)は全長172.4インチ(約4379mm)×全幅72.6インチ(約1844mm)×全高51.8インチ(約1316mm)、ホイールベース100.4インチ(約2550mm)です。
インテリアでは、センターコンソールが3つのエリアに分かれており、インストルメントパネル上の3連メーター(ブースト計、ターボスピード計、電圧計)は、ドライバーが見やすい位置に配置。
シートは、GT-Rの開発で培ったノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上しています。
シートバックにスエードを多用することで、身体の横ブレを抑えて快適なドライブを実現するとともに、コーナリング時の身体の動きも抑制します。
パワートレインは、405馬力を誇る3リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、トランスミッションは6速MTと9速ATを用意しています。
グレードや仕様は、国や地域により異なりますが、なかでも日本や北米では各240台の限定生産となる特別仕様車「プロトスペック」が用意されています。
そんなプロトスペックは、イカズチイエローとスーパーブラックの2トーンのボディカラーのエクステリアに加えて、専用カラー(チタニウムゴールド)のレイズ製19インチアルミ鍛造ホイールや、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキなどを装備しています。
通常モデルと異なるポイントは、エクステリアにとどまらず、インテリアも特別仕様へと変更されています。
インテリアには、本革・スエード調ファブリックコンビシート(イエローセンターストライプ、イエローステッチ、イエローアクセントライン)などを採用するとともに、インストパネル、ドアトリムクロス、MTシフトノブブーツ、ニーパッドなどに専用カラーステッチを施しています。
そんなプロトスペックの北米仕様が、米国のオークションにて出品されました。
当モデルは左ハンドル車両として販売されており、走行距離はわずか531kmと新車同様のコンディションを保っています。
これに加えて、定期点検記録簿も付帯しており、中古車としては文句なしの状態です。
また、外装には傷ひとつなく、イカズチイエローのペイントが輝くように磨き上げられています。
エンジンルームも綺麗な状態で維持されており、発売時と同様の純正パーツが装着されていることがうかがえます。
さらに、付属品もすべてついており、同じモデルのミニカーも付属しています。
※ ※ ※
こちらのオークションの終了時刻は日本時間の2022年3月9日午前5時。
終了まで約15時間を残した現在(3月8日15時時点)の価格は5万7000ドル(約780万円)と、すでに新車価格(5万2990ドル)を上回っています。
希少価値が高いプロトスペックが最終的にいくらの値がつくのか、注目です。
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とっとと増産して受注再開してくれ。