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変わりダネもちらほら?ヤマハでこれまでに発売された特別仕様車まとめ

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変わりダネもちらほら?ヤマハでこれまでに発売された特別仕様車まとめ

 1955年に、楽器メーカーであるヤマハから分離してできたヤマハ発動機は、自動車用のエンジンやボート、船外機、スノーモービル、除雪機、電動アシスト自転車など幅広い製品を展開しています。中でも代表的なのが、バイクです。ヤマハは、日本のバイク業界を牽引してきた4メーカーのひとつとして挙げられるメーカーで、現在まで数々のバイクを手掛けてきました。

 その数あるバイクのなかでも、色やオプションが通常モデルとは異なる「特別仕様車」と呼ばれるモデルが存在します。

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 特別仕様車は、本来ならオプションとして装備するパーツやアクセサリーを標準装備としていたり、本来オプションでも選択できないような色やパーツ、アクセサリーを装備しているモデルをさします。さらに、販売期間や台数が限られて販売されるため、販売されている期間に決められた台数しか買うことができない希少なモデルといえます。

 特別仕様車が販売されるタイミングはメーカーによってさまざまですが、一般的にはマイナーチェンジとフルモデルチェンジの繋ぎであったり、イベントの周年記念で登場することが多いです。2022年7月に発売された、「YZF-R25 ABS WGP 60th Anniversary」もその内のひとつです。

 マイナーチェンジを受けた新しい「YZF-R25 ABS」をベースに、ホワイトに赤いストロボライン、ゴールドのホイールが装着された、ヤマハの世界GP参戦60周年カラーのレーシーなシルキーホワイトを採用しており、240台限定で販売されました。

 ヤマハが初めてWGP(世界選手権ロードレース)に参加してから60周年を記念して登場したこのアニバサーリーモデルですが、YZF-RシリーズのYZF-R1、YZF-R7、YZF-R6、そしてYZF-R3の4種類がラインナップしています。

 また、YZF-Rシリーズと同様に、ヤマハの代名詞ともいえるモデルが「SR400」です。平成32年排出ガス規制(≒ユーロ5)に対応できないことが主な理由で生産が終了したSR400は、幅広い層から支持され続けたヤマハを象徴する長寿モデルです。

 そんなSR400の生産終了に伴って、「SR400 Final Edition」と「SR400 Final Edition Limited」が用意されました。SR400 Final Editionは、新たにツートーングレーとソリッドブルーの2色のカラーリングをラインナップ。それぞれグラフィックやサイドカバーのロゴが異なり、グレーはタンクに、ブルーはサイドカバーに「Final Edition」の文字が刻まれています。

 一方の「SR400 Final Edition Limited」の燃料タンクはサンバースト塗装を施されており、ブラックを基調にタンク側面にブラウン系のグラデーションが入っているのが特徴的です。

 タンクひとつひとつを職人の手作業で塗装されるこのサンバースト塗装は、SR400の特別仕様車の代名詞といえ、SR400の有終の美を飾るに相応しい仕上げとなっています。

 さらに、シリアルナンバー入り電鋳エンブレム、真鍮製音叉エンブレム、本革調シート、新色アルマイトのホイールリム、「Final Edition」と記された黒い文字盤のメーターなどを装備しており、2022年3月に限定1000台で発売されました。

 ちなみにSR400は、2018年にはSR400が販売されてから40周年を記念する「SR400 40th Anniversary Edition」が、数量限定500台で発表、販売されています。このモデルも職人の手作業によるサンバースト塗装がされた「ベリーダークオレンジメタリック1」の燃料タンクが特徴です。

 また、ヤマハには少し変わった特別仕様車も存在します。

 例えば、2016年秋のミラノショーに展示され、2017年に限定モデルとして発売された、ヤマハ「XSR900 ABARTH」は、「ネオレトロ」スポーツモデルのXSR900をベースに、レトロスタイルのカフェレーサー仕様になった特別仕様車です。

 グレーにレッドの組み合わせのカラーリングが特徴的なこのモデルは、プレミアム・カフェレーサーという位置づけで、イタリアのチューニングメーカー「ABARTH(アバルト)」が、MotoGPのヤマハワークスをスポンサードしていたことがきっかけのコラボレーションで生まれました。

 XSR900 ABARTHは、国内向けではなく、世界限定で695台が販売されましたが、この数字はアバルト「アバルト 695」にちなんだものです。そのアバルト695にも、「XSR YAMAHA」という限定モデルが、同じく695台設定されました。  また、特別仕様車があるのはMTバイクだけではありません。

 通勤用のスクーターとして、走行性能や経済性の高さ、道具としての利便性をあわせもつスクーターとして開発された「シグナスX」からも、特別仕様車が販売されていました。

 それが、2020年にMotoGPで活躍するレーシングマシン「YZR-M1」のイメージを再現した、「CYGNUS-X Monster Energy Yamaha MotoGP Edition」です。

 800台限定で販売されたこのモデルは、ヤマハレーシングブルーを加えた外装色や、MotoGPで活躍するレーシングマシン「YZR-M1」をイメージさせるモンスターエナジーヤマハのグラフィック、ゴールドカラーの音叉エンブレムを採用。また、ゴールドカラーの前後ブレーキキャリパー、イエロースプリングの専用リアサスペンションなどを装備しています。

 スタンダードモデルとの違いはカラー&グラフィックのみで、仕様は変わりません。しかし、この特別色をまとったシグナスXは2019年にも1300台限定で発売されており、好評につき再びリリースされることとなったようです。

 特別仕様車は「CYGNUS-X Monster Energy Yamaha MotoGP Edition」のように、再販される場合もあります。しかし、基本的には期間や台数が限定されて販売され、再販されるかどうかはわからないので、注意が必要です。 ※ ※ ※

 今回紹介したモデルのほかにも、ヤマハからはたくさんの特別仕様車が登場しています。なお、特別仕様車は販売される期間や台数に限りがある希少なモデルです。もしも新たに販売されたものや、中古車販売店等で見つけた特別仕様車に出会ったら、その出会いは一期一会といえるでしょう。再販されるかどうかはわからないので、興味が湧いたら購入を検討してみると良いかもしれません。

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  • 爺なせいかヤマハカラーと言えばインターカラーの黄色と黒、80年代後半の白地に赤のストロボカラーがイメージ。V型2気筒のYZR250はとても格好良かった。
  • ヤマハの限定車で印象深いのはFZR250とチャンプにあったTECH21カラーです。鈴鹿8耐のイメージなんだけど市販車に持ってくるとちょっと微妙だった。それに比べてTZR250とチャンプのマルボロカラーはカッコ良かった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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