中古車購入チェックポイント [2024.07.19 UP]
【2024年版】トヨタ シエンタVSトヨタ ルーミーを徹底比較
トヨタから販売されるシエンタとルーミーは似通っていることから「自分にはどちらが適しているのだろう」と迷う方もいるでしょう。シエンタはミニバンに分類され、ルーミーはコンパクトカーに分類されるため、少しずつ違いはあるものの、車内空間の広さや使い勝手の良さが共通しています。
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この記事では、人気の2車種について、価格やサイズ、燃費性能など様々な観点から比較していきます。おすすめのグレードも紹介するため、自分に適した車選びにお役立てください。
トヨタ シエンタのプロフィール
シエンタはトヨタから販売されるコンパクトサイズのミニバンです。大型のミニバンが多い中、シエンタは5ナンバーサイズのため、ランニングコストを低く抑えられる特徴があります。
優しい印象を与える丸みのあるボディデザインや全体を引き締めるアクセントカラーなど、ミニバンの中でも可愛らしさが目立つシエンタは、ファミリー層だけでなく、女性からの人気も高いです。
ハイブリッド車とガソリン車の取り扱いがあり、かつボディカラーも豊富なため自分にあった1台を選びやすい車種といえるでしょう。
先代モデルとの比較
ここではシエンタの歴史を振り返ります。
シエンタは2003年に初代が販売され、当時から後部座席に両側スライドドアが設定されていました。なお、初代のキャッチフレーズは「かわいいときを走るミニバン」で、やはり女性をターゲットに意識して開発がされていました。
2代目は2015年から販売されるモデルで、12年ぶりのモデルチェンジになります。2代目は「ユニバーサルでクールなトヨタ最少ミニバン」といったコンセプトを掲げ、開発が行われました。実際に、ボディデザインはコンパクトながら躍動感のある使用に変更されています。また、2代目からハイブリッドモデルが設定されています。
2022年からは現行モデルである3代目のシエンタが販売開始されます。「シカクマルシルエット」と呼ばれるデザインで統一感があり、かつ傷が目立たないよう機能性も加わった仕上がりになっています。なお、安全性能においても向上が見られ、「Toyota Safety Sense」は最新のものにアップデートされています。
ミニバンは家族で利用するシーンが多いため、安全性能を重視する方が多く見られます。シエンタにおいてはフルモデルチェンジを行うたびに安全性能が高まっているため、安心して乗れる車といえるでしょう。
トヨタ ルーミーのプロフィール
ルーミーはトヨタから販売されるコンパクトカーですが、ミニバンの要素も盛り込んだいいとこどりの車です。子育て世代に嬉しいパワースライドドアや広々と確保された室内空間が特徴的で、ファミリー層からの人気が高い車種です。
ルーミーはダイハツ「トール」のOEM車のため、トールと似た特徴がありますが、ボディカラーの選択肢がやや多くなっています。ドライバーの性別や年齢を問わないそのボディデザイン、豊富なカラーバリエーションが人気の秘密です。
先代モデルとの比較
ルーミーは2016年の販売開始以来、フルモデルチェンジを一度も行っていません。ただし、定期的なマイナーチェンジが行われています。
2018年には、はじめてのマイナーチェンジが行われ、安全装備が「スマートアシストII」から「スマートアシストIII」にアップデートされています。なお、2代目のスマートアシストはXグレード以外で標準搭載になっています。
2度目のマイナーチェンジは2020年に行われ、スマートアシストが全車に標準搭載されます。そのため、2020年度以降の年式のものはより安全性能が高まっているといえるでしょう。
なお、ルーミーはダイハツ工業の不正問題から出荷停止命令が出て、一時的に生産が停止されていました。しかし、2024年の4月19日から再び生産が再開されることになり、今後は新車での購入が可能になるでしょう。
グレードと価格の比較
ここではシエンタとルーミーの価格を比較します。各車種のグレード展開と価格は下記の通りです。
シエンタのグレードメーカー希望小売価格HYBRID X 2WD(7人乗り)2,420,000円(税込)HYBRID X E-Four(7人乗り)2,618,000円(税込)HYBRID X 2WD(5人乗り)2,380,000円(税込)HYBRID X E-Four(5人乗り)2,578,000円(税込)X 2WD(7人乗り)1,990,000円(税込)X 2WD(5人乗り)1,950,000円(税込)HYBRID G 2WD(7人乗り)2,690,000円(税込)HYBRID G E-Four(7人乗り)2,888,000円(税込)HYBRID G 2WD(5人乗り)2,650,000円(税込)HYBRID G E-Four(5人乗り)2,848,000円(税込)G 2WD(7人乗り)2,340,000円(税込)G 2WD(5人乗り)2,300,000円(税込)HYBRID Z 2WD(7人乗り)2,910,000円(税込)HYBRID Z E-Four(7人乗り)3,108,000円(税込)HYBRID Z 2WD(5人乗り)2,870,000円(税込)HYBRID Z E-Four(5人乗り)3,068,000円(税込)Z 2WD(7人乗り)2,560,000円(税込)Z 2WD(5人乗り)2,520,000円(税込)ルーミーのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格X(1.0L・2WD)1,566,500円(税込)G(1.0L・2WD)1,753,500円(税込)G-T(1.0L・2WD)1,874,500円(税込)カスタムG(1.0L・2WD)1,924,000円(税込)カスタムG-T(1.0L・2WD)2,056,000円(税込)X(1.0L・4WD)1,742,500円(税込)G(1.0L・4WD)1,929,500円(税込)カスタムG(1.0L・4WD)2,100,000円(税込)シエンタは5人乗りと7人乗りから選択可能です。ルーミーは5人乗りのみの扱いです。なお、5人乗りで比較するとシエンタとルーミーに大きな価格差は見られません。
外観とボディサイズの比較
ここではシエンタとルーミーのボディサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。
シエンタ全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695~1,715mmルーミー全長3,700~3,705mm×全幅1,670mm×全高1,735mmボディサイズで比較するとミニバンに分類されるシエンタの方がやや大きめの特徴があります。しかし、幅や高さにおいてはあまり違いが見られないでしょう。
なお、両車種とも駐車のシーンでは機械式駐車場に注意が必要です。機械式駐車場では1.55mなど低めに制限が設けられているところもあるため、初めて訪れる場所では注意しましょう。日常生活で訪れる商業施設においてはあまり問題ないでしょう。
室内の広さを比較
ここではシエンタとルーミーの居住空間を比較します。両車種のサイズは下記の通りです。
シエンタ室内長2,030~2,545mm×室内幅1,530mm×室内高1,300mmルーミー室内長2,180mm×室内幅1,480mm×室内高1,355mmボディサイズではシエンタの方が大きかったものの、室内空間においてはルーミーに軍配が上がります。ルーミーの最大の魅力は室内空間の広さなので、このサイズの違いは頷けるでしょう。
なお、居住空間を重視する場合は実際にディーラーや中古車販売店で試乗がおすすめです。実際に乗った上でミスマッチがないよう選択を行いましょう。
燃費性能の比較
ここではシエンタとルーミーの燃費性能を比較します。
シエンタのグレード
(ハイブリッド車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードZ(2WD)7人乗り28.2km/L27.1km/L29.8km/L27.6km/LZ(E-Four)7人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LZ(2WD)5人乗り28.4km/L27.5km/L30.2km/L27.8km/LZ(E-Four)5人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LG(2WD)7人乗り28.2km/L27.1km/L29.8km/L27.6km/LG(E-Four)7人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LG(2WD)5人乗り28.4km/L27.5km/L30.2km/L27.8km/LG(E-Four)5人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LX(2WD)7人乗り28.5km/L27.5km/L30.3km/L27.9km/LX(E-Four)7人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LX(2WD)5人乗り28.8km/L27.9km/L30.7km/L28.1km/LX(E-Four)5人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/Lシエンタのグレード
(ガソリン車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードZ(2WD)7人乗り18.3km/L14.1km/L19.1km/L20.3km/LZ(2WD)5人乗り18.4km/L14.2km/L19.2km/L20.5km/LG(2WD)7人乗り18.3km/L14.1km/L19.1km/L20.3km/LG(2WD)5人乗り18.4km/L14.2km/L19.2km/L20.5km/LX(2WD)7人乗り18.3km/L14.1km/L19.1km/L20.3km/LX(2WD)5人乗り18.4km/L14.2km/L19.2km/L20.5km/Lルーミーのグレード
(ガソリン車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードG/X(2WD・4WD)5人乗り18.4km/L15.5km/L19.7km/L19.2km/LGT(4WD)5人乗り16.8km/L12.7km/L18.4km/L18.3km/LカスタムG(2WD・4WD)5人乗り18.4km/L15.5km/L19.7km/L19.2km/LカスタムG-T(4WD)5人乗り16.8km/L12.7km/L18.4km/L18.3km/L燃費性能で比較するとハイブリッド車の展開があるシエンタに軍配が上がります。しかし、ガソリン車で比較すると大きな違いは見られません。ハイブリッド車は初期費用こそガソリン車と比較してかかるものの、ガソリン代が気になる場合はおすすめの選択肢です。
動力性能の比較
こちらではシエンタとルーミーの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。
シエンタのグレードエンジン種類総排気量最大出力ハイブリッド車(全グレード)直列3気筒1.490L67kW(91PS)/5,500r.p.mガソリン車(全グレード)直列3気筒1.490L88kW(120PS)/6,600r.p.mルーミーのグレード
(ガソリン車)エンジン種類総排気量最大出力G/X/カスタムG直列3気筒DOHC0.996L51kW(69PS)/6,000rpmG-T/カスタムG-T直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ0.996L72kW(98PS)/6,000rpmルーミーはガソリン車のみのラインナップですが、ターボ車の展開があります。走行性を高めたい方におすすめです。シエンタとルーミーでは排気量が異なるため、自動車税でも差がついてくるでしょう。
タイヤサイズの比較
ここではシエータとルーミーのタイヤサイズを比較します。
シエンタ185/65R15(Z)、185/65R15(G/X)ルーミー175/55R15(カスタムG-T)、165/65R14(カスタムG-T以外のグレード)シエンタは全てのグレードで15インチ、ルーミーは15インチと14インチから選択可能です。いずれもタイヤサイズとしては比較的小さめのため、購入費用の心配はないでしょう。
なお、タイヤはインチ数が大きくなると価格も数千円から数万円と上がる傾向にあります。タイヤサイズが大きい車は維持費がかさむでしょう。一方で、タイヤサイズが大きくなると車体全体からダイナミックな印象を与えるメリットもあります。
安全装備の比較
ここではシエンタとルーミーの安全性能を比較します。
シエンタはトヨタの安全運転支援システムである「Toyota Safety Sense」や「トヨタチームメイト」が搭載されています。具体的には下記の機能が特徴的です。
・ぶつからないをサポートするプリクラッシュセーフティ
・はみ出さないをサポートするレーンディパーチャーアラート
・標識の見逃し防止をサポートするロードサインアシスト
・スイッチを押すだけで駐車操作を支援できるアドバンスドパーク など
一方、ルーミーは下記の安全装備が搭載されています。
・パノラミックビューモニター
・標識認識機能
・先行車発信をお知らせ機能
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報 など
シエンタもルーミーもトヨタから販売される車であるものの、ルーミーはダイハツのOEM車であることから安全性能の内容は少し異なります。
ラゲッジスペースの比較
ここではシエンタとルーミーのラゲッジスペースを比較します。
シエンタ奥行990~1,525mm×幅1,265mm×高さ1,055mm
荷室容量:約-Lルーミー奥行500~740mm×幅1,300mm×高さ985m
荷室容量:最大958Lラゲッジスペースで比較すると、シエンタの方が広く確保されていると分かります。なお、ラゲッジスペースにおいても現地での確認がおすすめです。実際にシートアレンジを試し自分が積みたい荷物が積載できるかを試してみましょう。
おすすめグレードの選び方
ここからはシエンタとルーミー両車種の「価格」「走り」「装備」3つの観点からおすすめグレードを紹介します。
車を選ぶときは車種の選択はもちろん、予算や必要な機能に合わせたグレード選択も必要です。
価格重視
シエンタを価格重視で購入したい場合、5人乗りかつガソリン車の「X」グレード(2WD)がおすすめです。200万円をゆうに超えてくるミニバンが多い中で、1,995,200円(税込)とリーズナブルに購入が叶います。
ルーミーの中でも価格を抑えたグレードを希望する場合、「X」グレード(2WD)がおすすめです。1,566,500円(税込)とより価格を抑えて購入が叶うでしょう。
ただし、シエンタには標準装備であるシステムがルーミーでは一部オプションになっていることがあります。そのため、場合によっては追加料金が発生するでしょう。
走り重視
走り重視で選ぶ場合、シエンタはガソリンモデルがおすすめです。ハイブリッド車・ガソリン車いずれもエンジン種類は同様ですが、最高出力がやはりガソリン車の方が高くなっています。
ルーミーはターボエンジン搭載の「G-T」グレードがおすすめです。基本装備はGグレードと同様ですが、加速性や走りの力強さが加わっています。雪国にお住まいの方やコンパクトカーであっても高い加速性を求める方に適しています。
装備重視
装備重視で選ぶ場合、シエンタは「Z」グレードがおすすめです。フロントデザインが金属調塗装になり、引き締まった印象を与えられます。他にもワンタッチスイッチ付ハンズフリーやデュアルパワースライドドア、本革巻き3本スポークなど、Zグレードならではの差別化がなされています。
ルーミーを装備重視で選ぶ場合、「カスタムG‐T」グレードがおすすめです。大きめのタイヤやLEDのランプ、本革巻きステアリングホイールなど高級感のある車を楽しめます。
※本記事は、2024年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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みんなのコメント
露骨な文字数稼ぎやめようよ。
こんな数値をたくさん並べて誰が全部読むの?