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「街乗りから最高速まで! 北の大地を駆ける2台のニスモ400Rレプリカ」似て非なるチューンドBCNR33ブラザーズ!

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「街乗りから最高速まで! 北の大地を駆ける2台のニスモ400Rレプリカ」似て非なるチューンドBCNR33ブラザーズ!

ニスモ400R以上に過激なチューンが施された400Rレプリカ!

ピークパワーを狙いつつストリートでの扱いやすさも求めた作り込み

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「街乗りから最高速までこなせるように」。そんなコンセプトで北海道の老舗チューニングショップ“ホットスタッフ(※)”が製作したのが、この2台のBCNR33だ。今回は、より過激にチューンされているシルバーのGT-Rをメインに紹介していく。

いずれもエンジン内部までしっかりとチューニングが施されている。ただし排気量とタービンの違いによって同じフルチューンでも性格は大きく異なる。シルバーのGT-Rは、東名パワードRB28キット+アペックスAX75F82タービン仕様。気筒ごとに純正444ccインジェクターを2本ずつ備え、容量を確保しながら優れた霧化で安定したアイドリングも実現している。一方、奥の赤いGT-Rは、排気量2.6LのままトラストT88-34Dタービンを合わせた仕様だ。

シルバーのGT-Rは、先述の通りアペックスのAX75F82-P25をチョイス。コンプレッサーハウジングをメッキ仕上げとして、見ためのインパクトも十分だ。エンジンベンチでは最大ブースト圧1.7キロ時に805ps/7600rpm、82.0kgm/6800rpmという高出力マークしている。

赤いGT-Rのエンジンルームはビッグシングルの代表格、トラストT88-34Dが鎮座。エンジンベンチでは最大ブースト圧1.6キロで720ps/8100rpm、71.6kgm/7000rpmと、シルバーのGT-Rより高回転型になっている。

吸気系ではノーマルの6連スロットルを廃し、インフィニティ用90φを流用した大口径シングルスロットル+トップシークレット大容量サージタンクに交換。パイピングは80φで統一されている。

冷却系はインタークーラーをARC製に、ラジエターをコーヨー特注のサイドタンク式アルミ3層に交換。また、トラスト13段オイルクーラーに東名の大容量オイルポンプ+オイルパン加工で、油温&油圧の安定化も図られている。

燃調&点火時期のコントロールは、モーテックM48アドバンスド&ロガーが担当。普通はグローブボックス内や助手席の足元にセットされるが、センターボックスのフタを加工して「見せる」ように装着されてるのがポイントだ。


「見せる」といえばトランクルーム内も同じ。フロアをくり抜いてボックスを作り、フタをアクリル製とすることでボッシュの追加燃料ポンプとコレクタータンクが見えるようになっているのだ。もちろん、ガソリン臭をシャットアウトするのにも有効な手段だ。


サスペンションはクァンタムRSステージ2にスウィフトスプリングの組み合わせ。快適性をいっさい犠牲にしたくないというオーナーの意向によって、バネレートは前8kg/mm、後6kg/mmとソフトなセッティングになっている。また、ニスモ製のアーム類やフロア補強バーなどもフルに装着。ブレーキは前ブレンボF50キャリパー+355mm2ピースローター、後ノーマルキャリパー+BNR34N1用ローターに交換されている。

アーム類はニスモリヤサスペンションリンクセットを組み、ハイキャスは緑整備のキャンセラーで解除。駆動系はOS技研3速クロスミッションにOS技研スーパーロックLSD、そしてオーテックツカダのアテーサコントローラーも装備される。

ホイールはBBS-LMで、前後10Jオフセット+20。これに265/35-18サイズのアゼニスST115を組み合わせる。400R風のフェンダーカバーとデコラインがボディサイドのアクセントだ。

追加メーターはDefi製で、油温、油圧、ブースト圧、排気温、燃圧がセットされる。ロールケージはセーフティ21の7点式。座面がチラッと見えるシートは運転席、助手席ともにBNR34純正に交換されている。

400Rレプリカのエクステリアが放つ力強い雰囲気に負けないスペックを持つこの2台。どちらも見かけ倒しではない、いかにもチューニングカーという仕上がりから、オーナーの熱量と強い拘りを感じることができる。 (※ホットスタッフは現在閉店しています。)

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みんなのコメント

2件
  • 一般ピープルで対応してくれるショップが遠い場合、第二世代GTRを無理して買っても調子を維持して走らせることが難しい・・・かな。
  • ホットスタッフ閉店しちゃったのか。そうなるとこのマシン達のメンテナンスはどうなるんだろう?チューニングカーはデリケートだからなあ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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