1月24日、2019年からDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦していたRモータースポーツは、2019年限りでDTMから撤退すると発表した。2018年でメルセデスAMGが撤退して以降、3メーカーの戦いを保つ存在となっていたが、ふたたびDTMにとって衝撃となる決断となった。
Rモータースポーツは、アストンマーティンとの強力な関係のもとGT3レースをメインに活動していたが、2018年限りでメルセデスが撤退を決断した後、HWAと提携しアストンマーティン・バンテージDTMを製作。2019年はプライベーターながら4台を送り込み、シーズン終盤にはパフォーマンスを上げ、アウディ、BMWと戦っていた。
DTM:RモータースポーツがHWAとのパートナーシップ終了を発表。クラス1参戦は継続
しかし1月24日、Rモータースポーツはプレスリリースを発行し、2019年限りでDTMから撤退することを発表した。これは、Rモータースポーツとしてプログラムの再評価を行った結果下された結論だという。
「モータースポーツプログラムの再評価の結果、将来に向けて新たな優先順位を設定する必要があり、DTMに参加することはもはや適切ではないことが示された」と語るのは、チーム代表のフロリアン・カメルガー。
「2020年のモータースポーツプログラムについての決定は、後日発表したい。ただ、DTMのデビューイヤーに参加するにあたり、ITR e.Vとゲルハルト・ベルガー代表、そしてディーター・ガス(アウディスポーツ代表)、イェンス・マルカルト(BMWモータースポーツ代表)には感謝したい。特にBMWは我々の有益なパートナーだった」
もしRモータースポーツ/アストンマーティンに代わるメーカーが参戦しない限り、DTMはふたたびアウディとBMWの2メーカーの争いとなる。DTMの将来、さらにDTMと規定統一したスーパーGTにとっても、衝撃の発表となった。
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