富士スピードウェイで開催される2018スーパーGT第5戦富士GT500マイルレース。#23 MOTUL AUTECH GT-Rの鈴木豊監督に、このレースに対する意気込みを訊いた。
今季前半の4戦を終えた段階で、GT500クラスのランキング上位は、ポイントリーダーの#39 DENSO KOBELCO SARD LC500から7位の#17 KEIHIN NSX-GTまでが10ポイント差と僅差の争いとなっている。それだけに、レース距離が800kmを超しボーナスポイントがつく今回の第5戦は、タイトルを争う上で非常に重要となってくる。
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ランキング3位につける#23 MOTUL AUTECH GT-Rの鈴木監督は、後半戦でタイトルを争っていくためにも、上位を狙っていくと気合が入っていた。
「前回(第4戦タイ)不甲斐ないレースをしてしまったので、ランキングの上でも近いところにかなり多くの台数が固まってきています。もう残りも4レースなので、そこから少しでも抜け出せるようにしたいですね」
「その中でいかに上に行けるかどうか。今後を占う上でも重要なレースになると思うので、なんとか上位に食い込みたいです」
#23 MOTUL AUTECH GT-Rは今週末と同じく富士スピードウェイで開催された第2戦を制しており、今年から鈴鹿1000kmに代わって、チームの総合力が問われる長距離レースが富士で行われることについてポジティブな印象を持っているようだ。
「我々としてはクルマ的にも、タイヤ、ドライバーも含めてこのサーキットを得意としています。レースのフォーマットとしても、ピット回数が多い(最低4回のドライバー交代が義務づけ)のでチームの特色を出しやすいレースになるのかなと思っています。ここで後半戦に向けて弾みをつけたいですね」
「予選も上位に食い込むつもりですし、それに対して準備もしてきました。特にタイヤですね。過去にもある程度のウエイトを積んだ状態で上位につけたこともありますし、ミシュランタイヤさんのパフォーマンスをもってすれば、十分いけると思います。天候的にも今の所は想定通りで、積極的に上位のポジションを狙っていきたいですが、できれば雨だけは避けたいですね」
鈴鹿サーキットと比較すると、富士スピードウェイにはハードブレーキングが要求される箇所が多い。レース距離は鈴鹿1000kmから減っているとはいえ、ブレーキへの負荷は富士での500マイルレースの方が高くなってくるとみられる。
パドック内では、GT500クラスのマシンの中にはブレーキが保たないマシンも出てくるのではないかとの懸念もあるが、これについて鈴木監督は「鈴鹿(1000km)に対して、よりブレーキに厳しいのは事実です。ですが、我々としては不安要素だと考えてはいないです。スタートからゴールまで変わらないパフォーマンスを発揮するのは難しいとは思いますけれども、十分走り切れると思います」と答えた。
またシーズン後半戦に差し掛かっていることもあって、気になるのは2基目のエンジン投入のタイミングだ。日産陣営としては、今回のレースを1基目のエンジンで乗り切り、残りの3レースでアップデートを導入する予定とのこと。その分、この富士でエンジンを使い切るつもりで臨むと鈴木監督は語った。
「エンジンは今回まで1基で保たせて、残りの3レースで少しでもよりパフォーマンスを出せるような戦略でいっています。今回で1基目のエンジンを使い切るように、かなりアグレッシブに攻めていきたいと考えています」
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