WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のエルフィン・エバンスは、チャンピオンシップリーダーのティエリー・ヌービル(ヒョンデ・シェル・モービスWRT)とのギャップを埋めるべく、今後の高速グラベル(未舗装路)イベントがトヨタGRヤリス・ラリー1の強さを証明してくれるとポジティブに捉えている。
5月に行われたWRC第5戦ポルトガルの初日には、コドライバーのスコット・マーティンがストップ・コントロールでペースノートの原本を置き忘れてしまい直後のふたつのステージで、万が一に備えてスマートフォンに記録していたペースノートを読まなければならなかった。
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さらに2日目にはタイヤの剥離と小さなスピンに見舞われ、ラリーの最終日には気温の問題によってエバンスは最終ステージの途中でEVモードでの走行を余儀なくされた。
SS1でパンク、SS8ではタイヤがリムから外れるなど、WRCで8度の優勝を誇るトヨタドライバーの運は、第6戦サルディニアでも上向かず。彼は度重なるアクシデントに加え、両イベントともGRヤリス・ラリー1のフィーリングに苦しむこととなった。
「(サルディニアは)我々にとって非常に難しい週末だったが、日曜日は少し良くなった。フィーリングは確実に良くなっているし、タイムやポイントもそれを示していると思う」とエバンスはWRC.comに語り、スーパーサンデーのポイントが希望の光となったことを示唆した。
「今回のようなコンディションのラリーでは、まだまだ改善しなければならないことがたくさんある」
しかし、オーレン第80回ラリー・ポーランドやテト・ラリー・ラトビア、セクト・ラリー・フィンランドといった高速グラベルラリーを今後に控えたエバンスには、トンネルの先に光が見えているようだ。
35歳のウェールズ人ドライバーは、WRCの上位争いが今後数カ月でよりタイトになりそうななか、このようなイベントでのGRヤリスの強さを盛んにアピールしていた。
「次の3つのラリーは、特性がまったく異なるものに変わる」とエバンス。
「このクルマが、これらのような高速ラリーで強さを発揮することはわかっているので、できる限りの準備をし、早い段階で自信を取り戻すことが重要になるだろう」
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