ルクレール、メキシコでのポールポジションは自分でも”まさか”と明かす「FP3が終わった後には、ペースが徹底的に欠けていると思った」

　F1メキシコシティGPの予選は、予想外の結末となった。フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得し、チームメイトのカルロス・サインツJr.が2番手……フェラーリ勢がフロントロウを独占してみせたのだ。

　フェラーリ勢はQ2でルクレールが6番手、サインツJr.に至っては9番手で辛うじてQ3進出を果たしていた。にもかかわらずQ3ではトップ2を占め、多くの人の予想を裏切った。

　　ルクレールはこれで、前戦アメリカGPに次ぐ2戦連続でのポールポジション獲得。この結果は、彼にとっても予想外だったようだ。

「そんなこと、絶対に思っていなかった！」

　このペースがあることを知っていたのかと尋ねられたルクレールは、開口一番そう語った。

「2週連続で同じことを言っているから、もう誰も僕の言うことを信じてくれなくなるかもしれないね」

「でも正直に言って、ポールポジションを獲得できるなんて思っていなかった。今日もFP3の後で、自分たちにはかなりパフォーマンスが欠けていると思ったんだ」

「でもどういうわけか、全てを組み立てることができた。新しいタイヤのおかげで、僕らはペースをかなり上げることができた」

「今はもう、明日のレースに向けて集中している。だってこれまで多くのポールポジションを獲得してきたから、明日こそそれを勝利に繋げる必要があるからね。でももちろん、それは非常に難しい目標になるだろう」

　ルクレールは、今週末を通じて自分たちのペースに満足しているという。しかしそれが、勝利を手にするに十分かどうかは分からないと語った。

「僕らは、自分たちのことに集中しているだけだ。そして週末を通じてかなり良いペースで走れている」

　そうルクレールは言う。

「それが勝利に挑むのに十分かどうかは分からない。もちろん、勝利を掴むために全力を尽くすつもりだ」

「僕は1番手に立った。最も良いスタート位置がどこなのかは分からないけど、とにかく良い感じだ。満足している。でも、最終的な仕上げは明日だ！」