現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「クラウン」に採用の「斬新テール」 歴代モデルにも存在!? わずか2年のみ採用の「真一文字ランプ」装備のレアモデルとは

ここから本文です

トヨタ新型「クラウン」に採用の「斬新テール」 歴代モデルにも存在!? わずか2年のみ採用の「真一文字ランプ」装備のレアモデルとは

掲載 29
トヨタ新型「クラウン」に採用の「斬新テール」 歴代モデルにも存在!? わずか2年のみ採用の「真一文字ランプ」装備のレアモデルとは

■斬新「真一文字テール」は歴代クラウンにも存在!?

 2022年9月に発売されたトヨタ新型「クラウン」。歴代では初となるグローバルモデルとなり、合計4タイプのボディが展開される予定で、先陣を切って登場したのがクロスオーバーでした。
 
 全体的に斬新なデザインとなったことで、登場当初SNSなどで話題となりましたが、実は歴代モデルの中でテールのデザインに共通する雰囲気を持つモデルが存在しました。

【画像】1991年にもあった!? 斬新デザインの「真一文字テール」って? 画像で見る(48枚)

 クラウンは1955年に登場。以来60年以上もの間トヨタを代表する乗用車として、また同社のラインナップの中でも高級車としてのポジションに立ち続けているクルマです。

 現行型は16代目となり、2022年7月15日に世界初公開されました。

 公開時には歴代のすべてのモデルで用意されてきたセダンや、一部モデルで設定していたステーションワゴンの「エステート」に加え、新たに「クロスオーバー」と「スポーツ」の計4タイプのバリエーションが登場しました。

 その中で、2022年9月1日に発売されたのがクロスオーバーです。

 従来のセダンの雰囲気を持たせつつ車高を上げたことにより、クーペSUVのようなプロポーションを採用。さらに最大21インチの大径ホイールを採用したことにより、力強いスタイリングを実現しました。

 そんな新型クラウンですが、過去に実施したアンケートでは特にデザインについて多くのコメントが寄せられています。

 中でも「洗練されている」「デザインが一番綺麗にまとまっていてスポーティ」「クーペっぽいスタイルが良い」「従来からのセダン的なイメージも含まれている気がする」など、先進的でスタイリッシュなスタイルでおおむね好評のようです。

 そんな評価で特に目に付くのは「テールがカッコイイ」「横長のテールランプがいいね」「クラウンも真一文字テールか」など、テールランプに関する意見でした。

 テールランプはヘッドランプと同様に、左右が一直線で繋がった形状の真一文字型を採用し、鋭さと先進性を表現しています。

 斬新なデザインとも捉えられるこのテールランプですが、実はクラウンシリーズの中でも9代目クラウンでは真一文字テールランプを採用していました。

 1991年に登場の9代目クラウンは、「伝統の継承と新世代への飛躍」をコンセプトに、クラウンらしい気品と風格をもたせながら、室内空間を拡大させ、外部の空気抵抗を減らした全体的に丸みを帯びたスタイリングとなっていました。

 登場当初のモデルでは、後に登場する当時の主力セダン「コロナ」との類似性を感じさせるテール周りのスタイリングを採用。リアクォーターを始点に左右で連続する丸みを帯びたデザインが強調され、ナンバープレートポケットをバンパー下部に移動したことで、テールランプからガーニッシュまでが一直線に並び、遠目には一体に見える新鮮なイメージとなりました。

 これまでの保守王道を目指したデザインに比べメッキ加飾なども減らし、新時代を感じさせる意欲作でしたが、発売当時は「クラウンらしくない」という意見もあったようで、わずか2年後の1993年の改良では、先代の8代目クラウンのイメージを持たせるテールデザインへと大幅に変更。

 メッキ加飾が大幅に増やされたほかテールランプやリアバンパー形状などで丸みを補正し、ナンバープレートの装着位置もトランク側(左右テールランプの間)に移動しています。

 1995年の10代目へとバトンタッチすると、ボディはふたたびエッジが効かされ、歴代クラウンとの継承性を感じさせる王道の四角いスタイリングが採用され、テールデザインも真一文字でないものとなりました。

※ ※ ※

 9代目クラウンではあまり受け入れられなかったといえる真一文字テールですが、現在では各社の新型車に続々と採用されていることから近年のトレンドと考えられ、新型クラウンもその波に乗った新しいデザインであるといえます。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
THE EV TIMES
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
レスポンス
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
WEB CARTOP
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

29件
  • この記事待ってました。そうなんですよ、過去にクラウンでデザイン済みで、不人気で売れなかったんですよね。
  • デザイン的にはクジラクラウンのテールにも似てる気がします
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村